清水 コルカ

名前:清水 コルカ(しみず こるか)
プロフィール:
生年月日:昭和52年7月3日
学歴: 米国ニューヨーク市立大学で修士、コロンビア大学でMBA取得
父親は米国人、母親が日本人で幼少から日本人学校に通い日本語をネイティブに会話し、仕事ではバイリンガルとなる。
 
職歴:
クレディスイスの法人部門からキャリアをスタートし、ゴールドマン・サックスの投資銀行部門で10年以上わたりM&Aアドバイザリー、アセット・ファイナンス&インベストメントに従事。
 
その後ドイツ銀行グループに転職し、シンガポールを拠点としてアジアの法人カバレッジ、不動産ファイナンス、外為ディーリングのダイレクターを務める。日本の大手不動産と提携し、大型商業ビルの初期ファイナンスにも従事し、日本の商取引にも精通している。ドイツ銀行グループ時代に日本人の業界での実績から数社の社外取締役などを兼任し、ゴールドマン・サックス・ジャパンのビジネスパートナーであった神谷壮志と出会い、日本の閉鎖的な金融業界の開放化に向けて新しいビジネスを構想する。
現在、神谷と新規事業を立ち上げのため、日本の証券会社と提携したプロジェクトや、世界の金融市場への日本人のためのサポートを展開している。
 
経験と信念:
キャリアは金融業界にいるが、日本人的な視点で見ると外資3社を渡りし、しかも様々な部門でいくつかの職種を経験している。金融業界のプロフェッショナルから見ると、一貫していないように思われるが、どんな部門や職種にも都合よく組織に使われてきた、いわばその時々で必要とされている人材に適合したユーティリティ的な存在であったともいえる。そこで見たものは、巨大な組織としての利益追求の姿勢はもちろんであるが、徹底した顧客志向の人間もいれば、一部のディーラーは自らの利益を優先した取引を行うために、顧客を誘導するようなことが今も平然と行われている現実である。結果として顧客が納得すれば問題はないが、そこに至るプロセスは、取引に精通していない一般の顧客の場合には、より高い収益や、より納得性の高いケースがあったのはないかという自問であった。
日々自らが重視したのは最高の収益よりも、おそらく公平性や納得性、それぞれの顧客に合ったカスタマイズされた取引に近づけることであった。現実として、顧客自らの判断での取引を押し切られて、結果として時に損失を出すこともあり、要は如何にプロフェッショナルとしての優位性を理解して信頼して任せてもらえるか、人間としての顧客との信頼がすべてであることをどこの部門でも痛感していた。すべての取引で収益がプラスであったとしても、それが価値をもつものではない。100%完全な取引はないのであるからこそ、そこに向けて顧客にあったベストを作り出していくことが、顧客満足につながると考えている。幸い、どんな大きな荒波がきても大きな損失を生むことはなかった。必死にこの顧客との信頼を意識した結果だと信じている。新しいチャレンジにも、変わらず顧客との信頼を第一に考えていくことを信念としたい。

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