危機を招いたバイデン民主党

危機を招いたバイデン民主党
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」87/通算519 2022/9/4/日】当たり前のことだが、「博学」と言われる人でも専門分野以外は大雑把にしか知らない。1789年のフランス革命の際、マリー・アントワネット王妃の「庶民はなぜ暴れているのか」の御下問に臣下曰く「パンがないと叫んでおります」。マリーはこう言ったという、「パンがなければ“お菓子”を食べればいいのに」。一事が万事、王室は世間知らずの反動だと非難された。

結局、マリーはギロチンの露と消えたが、「お菓子?・・・それはちょっとオカシイのではないか」と思う博学の日本人が調べたが、分からなかったようだ。「ブリオッシュ」という高級菓子パン=ケーキ説などがあるが、小生は「クロワッサン」ではないかと思っていた。

今、WIKIで調べてみたら、マリーの書簡集「Lettres de Marie-Antoinette」によると、1788年、革命前年のマリーはこう書いているという。

「不幸せな暮らしをしながら私たちに尽くす人々をみたならば、(人々の)幸せのためにこれまで以上に身を粉にして働くのが私たちのつとめだということは、ごくごく当然のことです。陛下はこの真実を理解していらっしゃるように思います」

まるで日本の皇室のようなお言葉だ。明治以来の立憲君主制は欧州のそれを模範にしたようだ、要は「君臨すれど統治せず」、皇室は「国民結束の象徴であれ」ということ。窮屈で辛い仕事だと野生児(爺)の小生は同情を禁じ得ないが、「天職だと思って頑張って下さい」と拝むしかない。

歴史は勝者が創る。敗者は黙るのみだが、心には鬱勃とした思いがあり、「臥薪嘗胆、次の戦いでは勝つ!」という再起の念が世代を越えて受け継がれているに違いない。

勝者は正当性を維持するために、前政権がいかに悪政であったかを常にアピールし続け、勝者に媚びて旨い汁を吸おうとするコラボレーショニスト=売国奴はそれに追随するのは当たり前、それだけではなく勝者が好むような物語をでっちあげることも珍しくない。南京大虐殺や「パンがなければ“お菓子”を食べればいい」もその一つだろう。

<フランス革命において反王政のリベラリストは、王族やその取り巻きを攻撃する物語や記事を出版したが、そこには誇張や架空の事件、全くの嘘が含まれていた。したがって王やその妃に向けられる怒りや不満が沸き立つように高まる中で、不平を鳴らす人間が「マリー・アントワネットの口から出てきた」という話を仕立て上げたとしても全く不思議ではない。

別の見方をすれば、「ケーキを食べればいいじゃない」が、革命後に民衆の間でマリーの言葉として定着したのは、彼女がヴェルサイユにおける事実上最後の「たいへんに身分の高い女性/お姫様」であったためだとも考えられる。

この言葉は、革命の以前にはルイ15世(在位:1715年9月1日 - 1774年5月10日)の娘などフランス王家の姫君たちが言ったとされたことがあった>(WIKI)

第2次大戦で唯一の勝者になった米国では、当時の「不都合な公文書」は今でも極秘として公開されていない。勝者はそういうものだ。それにしても1941年の真珠湾攻撃の零戦など戦闘機についてハワイの白人は「日本人が操縦できるわけがない、ドイツ人が操縦しているのだ」と思っていたというから、当時の白人の有色人種蔑視は凄まじかったと驚くしかない。

マッカーサーは「日本人は12歳」と軽侮していたが、米国の白人が「有色人種も人間らしい」と考えるようになったのは1960年代からで、今でも「有色人種=発展途上人」という「上から目線」的な気分は残っているのではないか。

現在、日本では「日米同盟強化すべし」という機運はあるが、米国は「日本人は広島・長崎を忘れてはいない」と警戒しているからだろう、欧州/NATOでのように核兵器シェアリングを日本には提案していない。米国は心の片隅で日本による報復を恐れているからだと小生は思うのだが・・・米国ではついこの間まで日本製品ボイコットをしていたから一種の黄禍論がまだ残っているのだろう。お互い様か?

米国民主党は本質的に容共左派で、アフガニスタン撤収のように自分の都合で同盟国を平気で見捨てるから信用しているとロクなことにはならない。彼らは「永遠の友も、永遠の敵もない、儲かればいい」という拝金ご都合主義である。独裁帝国・中共をモンスターに育てた主犯は米国民主党であり、日本や欧州の銭ゲバも追随し、今の危機を招いた。

「自分の国は自分で守る」のが基本である。自助自立、当たり前だ。同盟は結構なことだが、それはあくまでも補助だという認識が必要だ。核兵器は「貧乏人の武器」とも言われ、低コストながら抑止効果はとても大きい。第2次大戦後、核兵器を持つ国同士の小さな衝突はあっても、本格的な戦争は起きていない。ウクライナは米英に騙されて核兵器を放棄したからロシアに侵略されたのである。

日本や台湾のような通常兵器しか持たない国は、まるで赤ずきんちゃんだ。素晴らしい牙を持つ餓狼にとって格好の獲物である。有事の際には正義の味方、世界の警察官、米国が助けに来てくれる?・・・オバマ米国民主党は「世界の警察官じゃない」と宣言した。日台が中露北の核攻撃を受けたら米国が核兵器で報復してくれる?・・・中露北が「米国がそうしたらカリフォルニアは核攻撃で消滅する、これはブラフではない」と恫喝すれば、米国民主党は日台を見捨てるだろう、警察官じゃないのだから。

共和党トランプは Make America Great Again(米国を再び偉大に)と叫んだ。遠慮なく中共を叩いた。北はミサイル発射を停止した。トランプは何をするか分かったものではないからゴロツキヤクザの中露北は大人しくなったのだ。

民主党バイデン政権になると中露北は一斉に暴れ出した。「バイデン米国は何もできやしない」と見くびられたのである。プーチンがウクライナ侵略を進めたのは、バイデンが「米国は参戦しない」とプーチンに安全保障を宣言したからだ。愚の骨頂。

そのヘタレのバイデン民主党米国が台湾&日本の有事に参戦することを前提にするような戦略・戦術は、現実無視の無理・無駄・無謀の税金垂れ流しでしかない。剛腕トランプも戦略家の安倍氏もいない今は、中露北がアジア・太平洋を制覇する千載一遇のチャンスである。すべてバイデン民主党が招いた災禍である。

日本と台湾には中露北の手先がいる。日本には立憲共産党、台湾には国民党がそれなりの勢力を持っている。獅子身中の虫。彼らは今は野党だが、チャンスがあれば政権を取り、中露北のような独裁政治で旨い汁を吸おうとしている。

日本では、中露北に寄り添う、労組の専従みたいな寄生虫は要警戒だ。夏彦翁曰く「労組専従になるなかれ」。コラボレーショニスト、人間の堕落だ。

愛国者がよほど踏ん張らないと日台ともに中露北の餌食になるということ。日台が崩れれば豪、乳を始めアジア全域から自由民主国は一掃されるだろう。それをさせないために核武装は絶対に必要だ。

反対しているのは自国より中露北が大好きな連中ばかり、まるで太鼓持ちのゲス野郎。先の参院選で立憲共産党から立候補した自治労推薦の鬼木まことは革マル派の巣窟、JR総連に「おかげさまで当選」と挨拶に行った。この手の敵性国民はウジャウジャいる。

同志諸君、備えよ! 内憂外患、世の倣い、中露北とその走狗、我らの内なるアカを殲滅すべし! 千里の土手も蟻の一穴、一点突破、全面展開、いざ戦わん、奮い立て、日本を取り戻すべし、イザッ!
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