京都撮影旅行

京都市立美術館


展示物は、撮りたいものが撮影不可だったので、建物の外観と付属の庭園を撮影しました。        

外観

丸と三角と四角の妙、エントランスへと潜る感じで歩いて行くと、陸屋根の長く水平な線を意識します。その下の部分には嵌め殺し窓があり、その開放感と浮いている感じによって自由な「近代」という時代を満喫出来ます。それとは対照的に上の部分は、レンガ造りを連想させる明治のレトロな感じがします。頂上の屋根は、鬼瓦に象徴される日本の瓦が重量感を感じさせます。「この建物の窓の縦長になった理由は何だろうか?」建築史的に見て、構造や構法からは、室内気候を含めて設備計画ではどうなっているのだろうか。 こう思うに至ったのもこの建築が雑多なデザイン構成の為だろうと思います。 全体のイメージとしては水平と垂直が強調されていると感じるのだけれど、それについて言葉で説明する事は今の私には難しくて出来ません。誰か教えて下さい。

庭園(1)

縄文土器の中の祭りごとで使用する器のような荒ぶる魂を幹と枝の付き方から感じまして画面の3分の2ほどを幹で占めた表現にしました。

庭園(2)

丸の植木のパターンに松の木刺激を与え小波がさざめいています。手前の池のリズミカルに並んだ小石が池との柔らかい境界線で「包んで」います。

庭園(3)


四角と丸のリズミカルな饗宴、この写真の登場人物全てがベージュ色の四角い建物の1点に向かっています。池のリズミカルな縁取りの小石の並びと、池の変形のパースによる広がりを広角レンズの効果で表現しています。

庭園(4)


静寂と、計算された一目瞭然の構図の妙、それを縦の遠近法で表現しました。池に白く光っている四角いものが人の気配を感じさせますが、ここに人影があればまた違った趣が出せたと思います。

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