ゴリラ的育児生活 #10 赤ちゃんの頭の中を考察する

「赤ちゃんはきわめて効率的に生きている」
とどこかで読みました。
親からしたら、ごくごく飲んでコテンと寝れば苦労はないのに…と思ったりもしますが、赤ちゃんには赤ちゃんの考え方があるみたいです。

赤ちゃんの立場になって考えてみると、まだ1人ではなにもできないし、目もよく見えない。誰かにお世話してもらわないと生きていけないなかで、たとえばお腹が空いたら、眠いのに眠れなかったら命に関わるわけですね。
だから満たされるまで泣いてしまうと。
泣くことで心肺機能を高めてるとも聞くので、きっと泣いてトレーニングしてる時もあるでしょう。
赤ちゃんは3ヶ月くらいから抱っこでないとダメな時期があるらしいです(うちも今そうです)が、パパママに抱っこされると気持ちいいと学習するからだそうで、成長の証だったりします。

さて赤ちゃんの「効率的」とは、大人とは意味合いが違うのでないかと思っています。
お腹が空いた時、大人は今手をつけていることが終わったらご飯を食べるのが効率的だと考えますが
赤ちゃんは遊んでようが寝てようがお腹が空いたら起きてミルクを飲むのが効率的で、要はその時の1番の欲求に忠実なんでしょうね。
いま我が子は寝ぐずりが激しく、夜泣きもよくあります。親としては「寝ればいいのに」と思っていますが、本人からしたら眠いのが不快だったり、遊んでいたいから寝たくなかったり、寝たいのになかなか寝付けないから泣いちゃってるかもしれません。たぶん本人の中では寝ぐずりの理由があって、それを親がわからないだけだと思っています。まあわからないから一生懸命寝かしつけるしかないのですが。

ところで、ワイ家夫婦は我が子が泣いても特にストレスには感じないし、「なんで泣き止まないんだ!!」とイライラしたりもしません。「まいったね」くらいは思いますが。
それはなぜかと考えてみました。実母にも聞いてみたりしました。答えがわかったのですが、まず「赤ちゃんは泣くもんだ」と割り切っていること。どれだけ親が手をかけても、泣く時は泣くし嫌なものは嫌だし。もちろん泣き止むようにはしますけど、ダメな時はダメ。そして気が済んだら寝るでしょうとその時を待つだけです。
もうひとつは、高齢出産ならではの余裕ではないかと実母が言っていて納得しました。ワイの実姉に若くして子供を産んだのがいるんですが、余裕がなかったです。おそらく人生経験の差が育児の考え方の差になっているかと思います。まわりに育児の先輩がたくさんいるので、学ぼうと思えばいくらでも学べること、また育児においての分別のつけ方みたいなのが経験則から定められることが精神的な余裕に繋がっている気がします。

赤ちゃんの頭の中では、毎分毎秒劇的な変化が起きていて、体も心も急激に成長する。それは大人には想像もつかないビッグバンであり、全てが刺激であり新鮮である。急に大泣きしてしまう時は、きっと頭の中が爆発するくらいに急成長していて、それについていけなくて泣いちゃってるのかなーなんて思いを巡らせながら、今日も元気に育児をしています。


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