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英語は楽し! 英語の世界の犬と猫 Part 4(最終編)

 犬と猫を英語の世界で見てきた本篇も今日で締めくくりです。今回は「犬猫アンサンブル」で行きます。愛してやまない犬と猫。さっ、Let's begin!


 

Ⅲ 犬と猫、その他
rain cats and dogs
 rain cats and dogs (犬と猫の雨が降る)という表現があります。これって、どんな雨でしょうか。「猫と犬の(ような)雨」ですので、ほとんどの人は「猫と犬は仲が悪いから激しい土砂降りじゃないか」と答えると思います。「土砂降り」は正解ですが、猫と犬が仲が悪いとは断定できないですよね。私の飼っている犬と猫は時々けんかもしますが、おおむね仲がいいですよ。他にも説はあるのですが、この表現は、「土砂降りの中で犬と猫の死骸が上流から次々に流れてくる。それくらい激しい雨」という意味だという説が有力とされています。もちろんまだ道路がきちんと整備されていない古い時代にできた表現です。
 
②子犬
 子犬は pup(パップ)、または puppy(パピー)といいます。かわいいですね。この puppy を使った puppy love と言えば「子犬の恋」ではなく、「初恋」「幼い恋」となります。これまたかわいい。
 
③「犬」の他の言い方
 犬は canineイナイン)とも言います。発音に合わせて K9 とも表現されます。面白い。「狂犬病」は rabiesイビーズ)と言いますが、 canine diseasesイナイン ディージズ)とも言えます。
 犬は他に poochーチ) という言い方があります。こぼれ話ですが、ロシアの独裁者プーチンは大の犬好きなのです。「ーチ」と「ーチン」です。なんたる偶然! 外国語を学ぶ楽しさの一つは、このような偶然に出会った時でもあります。
 
④子猫
 子猫はご存じ kittyティ)です。 kittenトゥン)とも言います。もう一つ pussyスィ)がありますが、この単語には「女性器」の意味があり、ランダムハウス大英和辞典には「お〇んこ」と出ています。とても下卑た意味を持つのでしょう。 pussy は避けるのがベターです。


a he cat

⑤犬・猫(動物の)オス・メスの言い方
 一般的にオスなら boy、メスなら girl を使います。オス犬なら dog boy、雌猫なら cat girl です。順番を間違えないように。(人間でも男の子の赤ちゃんなら baby boy、女の子の赤ちゃんなら baby girl です)また、オスには he、メスには she で表現する方法もあります。「この犬はオスだよ」なら、This dog is a he. 「これは雌猫だよ」なら This cat is a she. となります。オス猫なら he cat、雌犬なら she dog という言い方もオーケーです。
 トムとジェリーのトムを紹介するなら、This is a he;  a boy;  a he cat.  キティちゃんを紹介するなら、This is a she;  a girl;  a she cat. となります。「この子はメスだよ。女の子。メスの猫だ」です。
 
Ⅲ 終わりに
 我が家にはチワワがいます。つい最近、チワワを英語で何というのか知りました。なんと Chihuahua で、発音は「チーワー」なのです。これまではただ何気なくチワワと呼んでいただけなのに、それが英語だと知ってかなり感動しました。なぜ知ったかと言うと、ある日のことです。通勤電車の車内で見かけたある男性の持っていたバッグが小型犬の写真を特集したものだったのですが、その中にチワワらしき犬がいて、犬の下に微妙に読み取れないアルファベットがあったのです。「これはチワワと書かれてあるに違いない」と思い、わずかに目で読み取れるアルファベットを手掛かりにスマホで調べて初めて分かったのでした。感動の瞬間でした。
 私は英語が好きです。そして英語は私に次々に新しい世界を見せてくれます。知的探求心を深めてくれるし、強めてくれます。英語と出会った自分の人生をとてもラッキーだと思えますし、そんな人生をプレゼントしてくれたありとあらゆる人々、そして機会をありがたいことだと思っています。
 人は何かに夢中になれば、それなりに充実した何かを自分のものにできるのだなと思わせてくれます。そんな自分自身の感動や発見を、一人でも多くの人に伝え、共有したくてこのような投稿を行っています。一人でも多くの人に読んでいただけたら幸せです。
 では、 See ya !

またね!

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