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英語は楽し! 第9弾 Part 2 英語の世界の犬と猫

    さて、今回から「犬」編です。楽しんでください。人間が愛し     
   てやまない犬ですが、英語を紐解いてみると・・・ 

             < 犬 dog 編 >
 
①犬は昔、人間から嫌われていた・・・?
 そう思わざるを得ない表現は実はたくさんあるんです。die like a dogdie a dog death の二つはそれぞれ「犬のような死に方をする」という意味です。つまり、底流にあるのは、「犬とはみじめな生きものだ」という観念です。まぁ、確かに日本語にも「犬死をする」なんて言い方がありますが。
 他に、go to the dogs という表現があります。dog の語尾に複数形の s が入ってますので、go to the dogs で「(たくさんの)犬たちがいるところへ行く」が直訳になります。転じて、「何もかもダメになって落ちぶれる」となるのです。明らかに犬を忌み嫌う観念が底流にあるようです。
 dog-eat-dog は文字通り「犬が犬を喰う」です。激しい競争社会を表します。共食いをしてでも生き残ってやる、という感じです。怖いですね。cat-eat-cat とは言いません。wolf-eat-wolf でもなく、dog です。dog-eat-dog なのです。
 また dog には「卑怯者」という意味があり、Don’t be a dog. で、「卑怯者になるな」となります。「ポンコツ」という意味もあり、 a dog car で「ポンコツ車」です。
 underdog は「犬以下」という意味で、「負け犬」「社会の敗残者」という意味です。
 sick as a dog は「ひどく気分が悪い」です。つまり、犬はひどく健康を損ねているもの」という捉え方をされているわけです。
 dog を動詞として使い、dog around という表現がありますが、これは「ふしだらなことをする」という意味です。発情期の犬があたりかまわず、のべつ幕なしに交尾をして回るということを言っているのでしょう。
 boondoggleーンドグル) なんて奇想天外な単語ありますが、つづりの中に dog が入ってますよね。これは「全く無意味な仕事」という意味です。犬があまりにかわいそうですね。


可愛がってね!

           < 次回に続きます > 

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