「鐵華MEN」(@上井草・エリア543)を観てきました。

東長崎→六本木→桜台→南阿佐ヶ谷と回を重ねて5回目の公演は上井草・エリア543での上演となりました「鐵華MEN」今回は『六道輪廻編』と、少々厳めしいサブタイトルがついており、「二人が六道を輪廻する話」くらいしかお話の想像がつかない&脚本・演出が工藤舞人さんということで、私の想像のはるか上を超えていくんだろうなと思うなか行ってまいりました。

劇場の最寄り駅は西武新宿線・上井草。上井草駅と言えばのこれ。
もちろん、発車サイン音は「翔べ!ガンダム」です。私はファースト派(どうでもいい(^^;)
メインビジュアル。ローズとリリーがあしゅら男爵みたいになってる(言い方(^^;)&わかる人にしかわからない(^^;)
出入口階段の壁に貼ってありました。私の姿が反射して写っていたのでモザイクを入れたら、「ス」の右下あたりが何か人の顔みたいになりました…。決して心霊写真ではありません。

そもそも六道輪廻とは何ぞ?「この世に生きるもの全ては六道と呼ばれる6つの世界に何度も生まれ変わる」ですって。その六道がこちら↓

入場者特典のカードです。「鐵華MEN」の入場者特典のカードは今回も洒落ている(^^♪
一番下に出演者さんの名前が書いてあるのも良き(^^♪
あと、ぼんやりと背景に写るのは何なんだろう?ラスボス?

一番キツイのは言うまでもなく「地獄道」そう言えば、前に「鬼灯の冷徹」という地獄を舞台にしたコメディ漫画が原作のアニメを見ておりました。あれは地獄の知識が豊富な面白いアニメだった(^^♪でもやっぱり地獄へは行きたくないと思いました。獄卒になれるならいいけど…。

前回に引き続きのご登場。前説の「謎の人」小粋なトークで場を盛り上げてくれました。

意外な経歴をお持ちの謎の人。
その経歴からの小ネタ。剣道3段の人の構え。いかに速かったかはこの写真のブレブレ具合でお分かりになるかと。え?お前の写真はいつもブレブレ?いつもよりさらにブレブレでございます(笑)
あと、写真って音がでないのが寂しいな。この小ネタは声も込みで楽しいネタなのに(^^;)
本編に入る前にまだちょっと時間があるから場を繋いでおいて!と頼まれた時の謎の人。このまま微動だにしないこと約1分半ほど。何ともシュールな時間が流れました。ちなみにこのかっこは、とあるゲームキャラのマネ(だった気がする(^^;)

いよいよ本編スタート。黒子さんが前回までのあらすじを説明してくれます。

「鐵華MEN」は5年前の東長崎での初演から拝見しておりますが、今もその設定には驚かされます。

鐵華MENの誕生から、水中でのイカとの戦い、石油王の友との共闘、輪廻から外れた者の魂を食らったディザスターの再生。そしてその食われた魂こそが「友」とだけ記憶のある「ミツヒデ」の魂。ここまでが前回のあらすじ。いやもう、毎回のように膨大な情報量。っうか「ミツヒデ」どこから出てきた(^^;)すずむしもしくはゲンゴロウレベルの脳の私にはついていくのがやっと(^^;)それはそうと、輪廻から外れた魂を食らえばディザスターは無限に再生可能という訳なのか…。

「友・ミツヒデの魂を食らった」ディザスターと戦う鐵華MENの二人。
しかし、その力の差は圧倒的。
ミツヒデ!帰ってこい!
ディザスターがミツヒデの姿に。
「すみません。食われたのではありません。僕自らの意思です。お二人には消えてもらいます。」『?』
鐵華MENピンチ!そこへ登場。思念体だけになった石油王の友が依代にしている聖剣・ズフィカール。前回、石油王の友を演じた南武杏輔さんが声だけですがご出演(^^♪
石油王の友から「過去に行け」の助言を受ける鐵華MEN。
ローズとミツヒデとの出会い。肩が触れ合ったことから始まった。
こちらはリリーとミツヒデ。偶然、同じものを取ろうとして手が触れる。うむ。どちらも「触れ合い」からスタートしてるのね。触れ合い大事。
「〇虫ペダ〇」?
あの果てを目指して走るんだ!(多分違うな(^^;)
ビシッと!決めポーズ!
場面変わりまして、変身前のローズとリリー。
今回も「声はすれども姿はみえず」な園長。そして今回も灯台下暗しです(^^;)

園長の口から衝撃の言葉が語られる時。ミツヒデは輪廻の道を外れてしまったからディザスターに喰われた。ではどうして鐵華MENの二人は輪廻の道を外れることもなく魂が消えることもないのか。それは二人が花の戦士だから。花に守られているとはなんともロマンチック(^^♪でも、鐵華MENの二人がディザスターに負け続ければそのたびに魂を消耗しついにそれが尽きた時、二人は消えてしまい二度と生まれ変わることはないということも語られる。いやはや、記憶が消えるだけでもハードなのに、ここにきて更にとんでもない枷をはめられたんでないの?というかそれって「永遠の死=極楽浄土へ行く」ということになり二人にとってはいいことなんじゃないのかな?とも思うけど、たとえ苦しいことだらけでも、この「黄泉の国」をディザスターから守る為「輪廻」を二人は選ぶ…。そうなら何だか…うまく言えないけど悲しいな…。何が二人をそこまで駆り立てるのだろう?理由があるならただひとつだけ。「守りたい」だから「負けなきゃいいんだろ!」さすがローズさん、力強い!リリーさんも言葉にしないまでも同じ思いなんだろうな。


園長が二人に説明をしているところ。
何か園長、前回よりでかくなってない?
人の話を聞かない二人(笑)だからよーーーく言い聞かせる必要があります(笑)
後先考えずに突っ走りがちのローズさんには特に念入りに(^^;)
でも楽しそうで何よりです(^-^)
ディザスターに喰われてしまったミツヒデの魂を救うには、過去に行き、彼がディザスターと出会い喰われる前に縁を結ぶこと。そして「えにし石」(だったっけ?記憶が曖昧&全然違う名前だったら申し訳ないです💦)を手に入れること。ということでそれぞれ別の六道に向かうことに。
ローズさんは「畜生道」リリーさんは「餓鬼道」園長は「修羅道」へ
畜生道にきたローズさん。
えーっとどこかで聞いたことのある、自分の口で出囃子をしながら登場するあの方に似てるこのお方は「畜生道の番人」番人だけあって中々の強さ。
人の姿じゃ埒が明かねぇ!開花転生!鐵華MENローズ!しかし敵もさるもの。着物姿で機敏な動き。これはスゴイ!
番「どうだ?悔しいか?」ロ『ちくしょーーーー!』どうやらローズのこの言葉がキーワードだったようです。「畜生道」だけに(^^;)
畜生道を彷徨っていたミツヒデの魂と再会。
なんだ、番人っていうからてっきり完全なる敵役かと思いましたよ。
番人から「えにし石」をもらうシステムなのね。っうかどこに入ってたのよ(^^;)昔、黒〇徹子さんのあのタマネギ頭の中には飴ちゃんが入っているという都市伝説を聞いたことがあったけど、それを思い出したわ(^^;)
こちらは「修羅道」にきた園長。
「修羅道」の番人。モトカワさん。誰ですか?可愛いラッコ💛と言っているのは?
70年代に大ブームになった広島方面が舞台のあの映画の主人公のようなギラついたしゃべり方をするお方です。あーだから「修羅道」の番人なのか。納得。
この二人のバトルはとにかく高速。なんでブレッブレの写真しかないので、バトルシーンは割愛<(_ _)>
モトカワさんはミツヒデがその魂を乗っ取り操っていた、というより一緒に戦っていた印象。それに園長が気づいていたようないなかったような。園長なら気付いてもおかしくはないだろうけど、わざと気づかないふりをして、ミツヒデをおもてに引っ張り出してきたのかなとも思いました。修羅道の番人・モトカワさんは彷徨っていたミツヒデの魂を受け入れてくれた、実は面倒見のいい優しい人もといラッコだったのね。
こちらは「餓鬼道」にきたリリーさん。
「餓鬼(ガキ)」だからね、番人はあの方によく似てるけどちがう人です。
ケンカにはめっぽう強い。
もはや兵器のあの歌声。リリーさんも絶叫する安定のヒドさ。私のブレブレ写真がいい効果を生んだように見える気がします(^^;)
ここの番人さん。心に響くいいこと言います。
”自我が崩壊しかけているミツヒデ”と縁を結ぶ方法を教えてくれる番人さん。番人さんとは戦わないけど…。
こちらのバトルは避けられない!開花転生!鐵華MENリリー!
僕はリリー…ミツヒデ…また会えたね…
番人さんから聞いた方法はバックハグして、それから…以下諸事情で省略(^^;)ふと、南武さんがいればなぁ、一緒に踊ったんだろうなぁと思いましたとさ。
あれ?ミツヒデとの縁が結ばれたんじゃないの?これは〇ランダースの犬の最終回?いかん、涙が…(´;ω;`)ウッ…
「ミツヒデーーー!」ではなく「人の話を聞いてもらえないってこういう気持ちなんですね」すっかりやられたと思ってリリーの言うことを全く聞かなかったミツヒデ。リリーはようやく園長の気持ちがわかったようです(^^;)
二人と一匹(言い方(^^;))がおちあったのは「地獄道」
「地獄道」の番人は、二人が3~4番目に大切な人の姿で見えるそうで。「僕がイカに見えるのかい?」”園長じゃないのかい?”みたいなニュアンスのセリフがあった気がする…。
なのにボッコボコにする二人。リリーに至ってはフォークとナイフを持ちだし食べる気満々(^^;)
「園長」は、3~4番目に大切な人というより、家族みたいなもんだから(キラーン☆)
自分の策略を破られた「地獄道」の番人・地獄大王イカを後ろから刺して退かせたのはディザスター。またまたまたバトルに。
園長ーーーー!
過去で鐵華MENの二人に出会い縁が結ばれ「えにし石」も手にいれて自我を取り戻したミツヒデがディザスターの手にかかってしまう。ミツヒデの魂はもう自分のものなのに、ディザスターがここにいるということは、輪廻から外れた別の魂を喰らったということなの?いやもう蘇りし放題だな(^^;)
やっぱりディザスターは強敵だった。力付き消えようとしている3人。
「ミツヒデ…お前一人を行かせはしない。」「行くなら3人一緒だ!」
その時不思議なことが起こった!ではなく…3人の魂が一つになることは、ミツヒデの本来の姿を取り戻すことでもあったのね。
ミツヒデの本当の姿は刀だった。その名も「ミツヌルヒデンチョス」道民としては「チョス」が気になるところ(^^;)ローズが持っている鞘の青い仕切りから下が「チョス」だと撮影会の時にリリーさんから聞きました(^^♪ちなみに「ちょす」とは北海道弁で「いじる・触る」という意味です。そして、恒例の「放置園長」(^^;)
ディザスターを追う二人。「待ってなのーーー!」放置園長リターンズ(^^;)
ミツヒデも本来の姿を取り戻した。最終決戦です。
花言葉は情熱。深紅の騎士、鐵華MENローズ。バラエティにとんでもねぇから覚悟しやがれ!
花言葉は威厳。純白の騎士、鐵華MENリリー。百合かごに眠れ。
園長追い付きました(^^♪
迫力のバトル。
それにしてもディザスターは強い。
二人がかりでも中々倒せない。
さらにパワーアップしている気がする…。
追い込まれる二人。
いや二人じゃない。「ミツヌルヒデンチョス」という友がいる。

ディザスターの目的は「えにし石」を集めることだった。その為にミツヒデを利用したんですと。集めた「えにし石」で作り上げたのは禍々しく光る盾。鐵華MENの二人だけではなく、ディザスター自身にも襲いかかってくる荒々しさ(^^;)
またしても絶体絶命の鐵華MEN。とそこへ助太刀に入ったのは何と、バトル仕様に変身した園長。
ミツヒデが「この周りにいるさ迷える魂たちの力を集めれば強い力になる」みたいなことを鐵華MENの二人に進言すると…
そうだ忘れてた。これはヒーローショーだった。さ迷えるお友達の声がヒーローに勇気と力を与えるんだ。前説で「ネタバレになるから」と、散々違う名前で練習した成果を今見せるときだっ!
せーの!「ミツヌルヒデンチョスーーーー!」
さ迷えるお友達の声援と友の力があれば、どんな敵にも負けはしない!
とどめを刺したのは鐵華MENの二人ではなくやたらマッチョな園長!
決まったぜ!
と、その瞬間、園長を何の迷いもなく一閃のもとに斬るローズ。
マッチョ園長は地獄大王イカが化けていたものだった。どうしてばれた?
「ここは地獄道ですし」『ミツヌルヒデンチョスがこれは園長じゃないって言ったからな』
「僕を信じてくれてありがとう」3人(でいいのか?)の友情はまた深まったようです(^^♪」
とそこへ別の六道に行っていた石油王の友から「こちらは無事」との連絡。またえらいところからスマホが鳴りましたね?ローズ?
エンディングはカッコよく!
後ろ姿もカッコいい💛
肩組みました(^^♪このあと大学野球の応援席みたいに左右に揺れて、そのあとはラインダンス(^^♪
てっぺん目指そうぜ!(天界に殴り込みですか?←違います)
三者三様のポーズ。
開花転生!鐵華MEN&その友「ミツヌルヒデンチョス」
これから物販&撮影会です
ローズさん(変身後)が可愛いくリリーさん(変身後)が麗しい2枚をお送りいたしました(^^♪
今回も楽しかった!皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました💛


5回目となる鐵華MENの公演。いつものようにアクションはカッコよく、時に笑い、時に胸がジンとなり、それぞれのキャラの魅力大爆発の公演でした(*''▽'')
今回の「六道輪廻編」脚本は工藤舞人さんでした。前々回・脚本を担当された桜台公演「それぞれの理由」の時と同じことを感じたのは、「敵を倒して良かったよかった!」となるスッキリとした終わりかたではなく、どこか心の中に小さな棘のようなものが刺さるみたいな、「本当はこうなるのは違うのではないか?」と別の思いが交錯し妄想をする、頭の隅から隅まで使わないと本質が見えないような、難しくはないけど簡単でもない。そんな脚本だと思いました。
「魂を喰われた」ミツヒデは本当なら「被害者」のはず。なのにどうして「自分の意思」でディザスターについたと鐵華MENに言ったのか?「それぞれの理由」の時のように、ミツヒデにも何かあったのではないか?その時に心の隙に付け入られたとか、何かへの復讐の為に本来の姿である刀から人の姿に変えたとか、「僕の本当の姿を思い出したよ」のセリフにそんなことを思いました。今は鐵華MENの友として行動を共にしていますが、「僕の本当の姿」は果たしてそうなのか?石油王の友は実際に共闘した場面があったけど、「ミツヒデ」に関してはそんな場面が一回も出てこなかったし、「友達になったらしい」みたいな描写でとどまっている気もする。本来の姿が「刀」ということは「持ち主」がいた訳でその持ち主がだれなのかも謎。「ミツヒデ」に関しては彼に対する鐵華MENの二人の記憶込みで、いまだに謎だらけ。物語のラストで「園長はどこへ消えたのか?ディザスターの目的は?(本来は味方の立ち位置にあるであろう)地獄大王イカがディザスターに牙をむいたのは何故なのか?」投げかけられた数々の疑問・疑惑は過去へ行き「輪廻」することで明らかになるのでしょう。イカはもしかしたら「それぞれの理由」と地続きなお話になるかもしれないと思うなど。
おーそう言えば、いつの間にか園長いなくなっていたわ…。鐵華MENと同じようにこっちも「放置園長」してた(^^;)
輪廻から外れることは解脱して「永遠の死」=「極楽浄土」へ行くことではなく、さ迷える魂になってしまいディザスターの再生への依代にされてしまうのもコワイし、ディザスターの目的はそういう多数のさ迷える魂を使って「黄泉の国征服」から更に先の段階、天地両国の征服みたいなところへ行くような気もする。あと気になるのは鐵華MENの「残り時間」実は少しずつ二人の魂は消えかかっていて、そんなに残り時間がないのではと思ってしまいます。ディザスターにこてんぱんにやられてミツヒデが消えそうになった時
のセリフ「行くなら3人一緒だ。」もちろん大切な友をひとりで行かせるわけにはいかないというアツい友情が一番だと思います。でも、園長の言葉「魂が削られていくと二人は消える」この言葉が今後伏線のようにじわじわと話の裏側に忍び込んでくるようなそんな気がします。もしかしたら二人は僅かながらそのことを感じ始めているのではとも思います。
いやぁ妄想族大暴走(^^;)
今回のお話は「いつもあると思ったものが無くなった時にはじめてありがたさがわかる」(餓鬼道)「片方の話だけ聞かないで両方の話を聞いて初めて本質が見える」(by園長)などなど心にスッと入るセリフも多々ありました。謎は多いけど「ミツヒデ」と鐵華MENの二人の友情に胸がアツくなることもありました。そして、情報量の多さに頭の中の整理が大変です(^^;)
とんでもない解釈違いとかしていたら申し訳ないです(>_<)
そういうスットコな解釈も生まれるくらいの巧妙で多彩な脚本だったということです!
何はともあれ、今回もとても楽しく胸の奥がチクッとなるお話でした。
観に来られて良かったです!

いやぁ…今回は私史上一二を争う「ちょっと何言ってるかわからない」感想記事になった気がします。もしここまで読んでくださった方がいたら、貴方は勇者です!本当にありがとうございます💛

おまけ
その1・開演前、受付にいた舞人さんの着ていたアロハシャツ、1ステ目を一緒に観たフォロワーさんから「どうして舞人さんはアロハを着ているんでしょうね?」と聞かれたので「はて?」と思ったわたくし、2ステ目の受付の時にご本人に聞いてみましたら、「鐵華MEN」の生みの親・越智企画の社長様からのプレゼントで、ある意味「公式のユニフォーム」だそうで。
そう言えば、リリー役の舞人さんは「百合」の柄だし、ローズ役の星さんは「薔薇」の柄だった!社長様、粋なことをなさる(^^♪
その2・ランダムブロマイド、今回も買わせていただきまして(^^♪かなりの高確率で梅の方のブロマイドがありましたが、その中に1枚、サイン入りのがありました。これって「当たり!」ってことでいいのでしょうか?


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