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オーシャンステークス 考察と予想

・はじめに


3/4(土) 中山競馬場11R 芝1200m オーシャンステークスの考察と予想記事です。
ポイントは斤量59kgのナランフレグ。果たして遅刻か否か……

・前半3F地点ポジション


ジュビリーヘッドはジュニパーベリーとの過去走における比較から判断すると34.0-34.5が自身の基本レンジ。これを押して主張するのかは微妙な所。
ジャズエチュードやジャスパージャックのほうがテンは速い。
レイハリアは二の脚で出していくタイプだが、ここしばらくはそのままガス欠になっている。
オパールシャルムがエダテル騎乗で32.9という過去があるものの、本来は34秒のスロー逃げが信条。
これが取りきってスローで逃げるとヴェントヴォーチェを連れてきてしまうパターン。セットで買うのが良いかも。

・上がり3Fポテンシャル


ナランフレグよりもエイシンスポッターのほうが一瞬のキレはある。ナランフレグは早めに仕掛けていく。
スンリは最高到達点でのスピードがやや劣る。

・予測走破タイム


スンリは小倉と中京での高速決着が予測値に反映されているので、坂のある中山の分は少し下げて考える必要はありそう。
ヴェントヴォーチェは流れが速くなければ力を出せるタイプなので、今回のメンバー構成は歓迎か。ただ経済コースを通りたい。
そうするとジャスパージャックかジュビリーヘッドが伏兵ポジション。
エイシンスポッター、キミワクイーンは更に時計が遅ければ、という注文がつくので、67秒台だと厳しそう。

・馬場によるポジション変動の有無



良馬場に加え風の影響もあるこの時期。
逃げのメンバーが弱いが67.25-67.50までタイムは短縮される可能性が。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い


ナランフレグ
マリアズハートが上位

対戦相手、出走レースレベルでの断層がここにある。

下位層では
ジュビリーヘッド、ジャスパージャックがランクは上。


・タイムレンジの比較による勝敗予測

持ち時計及び予測値からシルクロードSよりはレベルが低く、本番を見据えたナランフレグとマリアズハートがガチガチに仕上げてこない分を他が狙う形。


・結論


この時期の中山での良馬場なら単純に前半3Fでナランフレグ(もしくはキルロード)より0.7秒前に居るかどうかだけを気にすればよい。
過去の逃げ馬とナランフレグの後半3F差はそこが分岐点になっている。

該当するのは
05ジャズエチュード
15ジャスパージャック
09ヴェントヴォーチェ
10レイハリア

ここに続くのが06ジュビリーヘッド、07オパールシャルム、14スンリ。これだけでも前が弱い構成なのが分かる。
上記4頭は上がり3Fを34.4秒以内にまとめない限りは確実に差される計算。

馬場恩恵で前半がペースアップしてしまった方がかえって良いはず。かつてのモズスーパーフレアがこれ。
ただし自爆気味に33.0-33.2は出さないといけない。各馬の変動可能領域でこれが出せるのはジャスパージャックとレイハリア。
レイハリアは過去も暴走でやらかしているし、今回は乗り替わりなので狙ってくるとも思えないが。

逃げ先行で一番可能性が有るのは15ジャスパージャックだろう。
あとは14スンリでもこのメンバー相手だとポジションは前目に取れるので、展開としても楽な形。

最有力
15ジャスパージャック
有力
02ナランフレグ

09ヴェントヴォーチェ

07オパールシャルム

06ジュビリーヘッド、14スンリ、16マリアズハートまでが馬券対象レベル

13エイシンスポッター、11キミワクイーンは前半が少し頼りないが、後ろからの02ナランフレグと16キルロードの代用的に三連系でのヒモ扱いはアリ。

逃げがオパールシャルムだった場合は34秒の入りが強いヴェントヴォーチェからで。

・個人的な買い目

単勝15 ジャスパージャック
単勝07 オパールシャルム

馬連07.15-02.06.07.09.14.16

ローテーションや有力馬の脚質からも前に構える馬は下駄を履かせて買うべきなのがオーシャンステークス。
となればジャスパージャックとオパールシャルムから組み立てるのがセオリー。


©️ぺぬ

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