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タンザナイトS 考察と予想

・はじめに



12/17(土曜日) 阪神11R タンザナイトステークス ハンデ 芝1200mの予想記事です。
ハンデ戦ということで難解ですが、お役にたてれば幸いです。

・初手2Fポジション



2Fのダッシュが速い馬多数。コーナー入り口までは速くなるが、それで押し切れる馬場でもなさそう。
先週の阪神芝で好走した馬の位置取りを見ても逃げ先行のインが有利という程でもない。
リンゴアメあたりも2Fで突っかかるタイプだし、アスタールビーやミニオンペールも居るのでファストフォースは全力で前を窺うだろう。

・3F目ポジション


先頭から1秒以内に10頭以上がひしめき合う区間。
馬群で我慢できる馬に展開は向きそう。
内に一頭置いた形で競馬が出来る馬がコース的にも有利というのが今の阪神芝。
中~やや外よりの馬番と脚質を照らし合わせて考えたい。

・コーナー特性



短距離のコーナリングなのでそれなりにスピードはある。
数値的にもA→Eグループまで0.35程度の差しか無く、今回のメンバーでここを気にするのは外を回される馬だけで良いだろう。

・5F地点ポジション




ファストフォースを追いかけてどこで差すかという隊列。

時計が掛かるのであれば、コース適性や走法からアプローチするのもあり。
ファストフォースの真後ろはあまり歓迎出来ない。
1アスタールビーはもしかしたらファストフォースよりも前に出る形も想定しておいた方が良いかも。
その番手のひとつふたつ外にコースを取る馬が消耗を避けられる。
ただし後方の追走なら距離も考えて内枠の荒れ馬場を苦にしないのであれば積極的に目をつけて良いだろう。


・上がり3Fレベル



差しタイプも良馬場で切れるタイプよりタフな展開で坂に強く失速しにくい馬がこの時期の阪神には合う。


・予測走破タイムとハンデ中央値



ハンデによる走破タイムの中央値は68.25-68.5付近と推察。
ローラーでもカッチリ掛けない限り67秒後半は出ないのではないだろうか。
また、0.25-0.5の範囲なら何かしらの有利不利でひっくり返るレンジと判断できよう。
上位5頭からオッズの高いものを軸に相手を第4区分までの中から選ぶ形とするのが良い。
ヴァトレニが人気や実績からはすこしかけ離れた形になるのはマイル戦でのラップ推移、洋芝のみの好成績といった部分が数値に反映されたもの。厩舎コメントなどで巻き返せると判断したなら再評価しても可。

・結論

ファストフォースがここでも速そうにみえるが、2F目区間で加速がつく馬が数頭存在することにも注意。コンスタントに使われてきたのも考えて、こちらから買う人は当日の気配には要注意。
開催後半の阪神の芝、ややタフなペースまで想定すれば差し展開を待っている中団から後方にも十分なチャンスはあるだろう。
その中でも盲点となるのはグルーヴィット、キャプテンドレイク、チェアリングソング、リンゴアメあたりか。
このメンバーでは対戦成績も含めるとサンライズオネストとファストフォースの二強に見えるのだが、そこは年末のハンデ戦。オープンで頭打ちのメンバーばかりと考えれば振り回して行くべきでは?

上位

7スマートクラージュ
5グルーヴィット

有力

11チェアリングソング
15キャプテンドレイク

・個人的な買い目

軸を11チェアリングソング、5グルーヴィットとしてまずそれらの単勝。
馬連フォーメーションを
11チェアリングソング、5グルーヴィット→5グルーヴィット、7スマートクラージュ、15キャプテンドレイク、11チェアリングソングへの5点
5.11-5.7.11.15

8ファストフォース、16サンライズオネストは思いきってカット。
綺麗な差し展開でスマートクラージュとサンライズオネストがワンツーなら諦めましょう。
G3でもモタモタしてる馬達のハンデ戦ですよ?
ハンデ頭57のグルーヴィット、そして珍しい56.5という斤量が2頭。対するは明らかに格下のリンゴアメと、エレナアヴァンティ、ミニオンペールが51-53kg。
これでハンデ成立とハンデキャッパーは判断しているわけです。
68秒をギリギリ切らない形とぺぬシステムは計算結果を出しましたが、果たして……




今回の予測データ作成もMahmoud氏のサイトの数値を利用させていただきました。いつもありがとうございます。

©️ぺぬ

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