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飛騨S 考察と予想

・はじめに


12/3(土) 中京11R飛騨ステークス (3勝クラス芝1400m)の考察と予想記事になります。

・初手2Fポジション

ゲートを出て2F目までの初速に大きな差はなく、各馬枠と作戦次第でポジションは前後するものと考えてよい。
開幕週ということで前を狙いに行ってテンのスピードは各自の持ちタイムより速くなる可能性は大。

・3F走破時ポジション

エピローグ、コスモエスパーダ、セッタレダスト、ブルーシンフォニーは前で粘りこみたいスタイル。
ただセッタレダストはここでは少しスピードが劣るので、押して出ていく必要がある。早めに取りきって蓋をしなければ自滅もあるのでそれを選択するかどうか。

二の脚が速いのはエピローグ、オースミカテドラルの二頭。これにセッタレダストが加わってのハナ争いと予想される。
コーナまでの距離、下り坂という条件からもさほどキレない先行馬は前目を確保しておきたいところ。

・コーナリング特性

半径の大きい3-4コーナーでのデータを元に各馬のコーナリング性能を比較。
1200mを主戦場としてきたオースミカテドラルがコーナーの能力が突出したが、あとは正直差がない。
オースミ自身がハナを切る、または外追走からの捲り先頭という『初めての戦法』を取る以外にコーナーでの隊列変化はないと判断。
ならば馬番9とはいえエピローグのハナというのが一番可能性が高いと推測される。
バルトリに関してはゲートの問題を二の脚でカバーしている現状が詰めの甘さに直結しているので、こればかりは出たとこ勝負。

左回り中心に使われている馬もいるが、それほどコーナー処理性能は高くはない。おそらく直線での手前の関係と思われる。


・5F走破時ポジション

この地点での余力を考えてみよう。
過去に中団ポジションでレースをこなしてきた馬が、相対的に前目を取れた場合は当然『楽なペース』となっているはず。
バルトリ、エピローグ、オースミカテドラルはいつもの調子で走ってもいつもより前目にいる形となる。
オースミカテドラルは延長の分どこかで緩めたい部分もあるが、最内をキープできるこの展開なら願ったりといったところか。


・上がり3Fランク

芝の状態を考えるとレベルAからCまでの差は数字以上に小さい。
決め手よりもどのポジションから仕掛けるか、といった部分の方が重要と判断できる。

・予測タイム


スタートの下り坂とハナ争い、開幕週の芝というプラス要素が付け加わってこの予測値より幾分かは速くなると思っていいだろう。


・結論

有力
10バルトリ
上位
5ブルーシンフォニー
11ショウナンアレス
9エピローグ
8タイニーロマンス

状態次第で
3オースミカテドラル


・個人的な買い目

馬柱からノータイムで11ショウナンアレスをチョイスする購入者が多いと推察されます。

この場合、少頭数・開幕馬場という条件から
9エピローグ
10バルトリ
5ブルーシンフォニー

が頭を取る形になるパターンで意思決定を行います。
何故ならショウナンアレスの想定勝率が単オッズに見合わないからです。


そこで上記3頭から11ショウナンアレス2着を期待する馬単を購入。
馬単9.10.5→11
保険としてはオースミカテドラルまで含めた3.5.9.10の馬連boxだが、ショウナンアレス1着の可能性はそこそこあるので期待値効用という観点からはお勧めできない。
ミニマックス基準を用いるなら
・馬単裏表でショウナンアレス頭を薄くする
・ショウナンアレス込みの馬連box
のオッズを比較して最小リターンの高い方を選択することとなる。

これでも厳しければ
3オースミカテドラル
8タイニーロマンス
9エピローグ

の前残りを狙った券種を少点数になりますが、自分はそこまでは考えていません。

三連複に関しては11ショウナンアレスから買われるという点からも手を出してはいけないと判断してほしい。

登録段階ではあと数頭いたので予測モデルを作成したのですが出走確定の時点で11頭立てとなってしまいました。
想定よりもオッズの面で厳しいギャンブルになりそう。
撤退ラインを設定しておくことも必要でしょう。




今回の予測データ作成もMahmoud氏のサイトの数値を利用させていただきました。いつもありがとうございます。

©️ぺぬ

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