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札幌スポニチ賞 (8/4札幌10R)




・序

2024/08/04 札幌10R 2勝クラス 芝1200m
札幌スポニチ賞におけるタイム予測値とレーティング比較。

代わり映えのしないメンバー。勝って3勝クラスでも通用する馬はいるのかどうか……

・馬場傾向

土曜日
含水率 12.2-13.6%
クッション値 7.6

夜中に雨が少し有ったようなので、当日の馬場を確認してからの購入が適切。

2023年度(25R施行)、2024年度(7R施行)データから同じような馬場状態、そして2勝クラスのレースレベルを比較。
Aコース施行の場合、前半3Fが34.0s付近を境にハイペースとミドルペースが分岐する形になっている。

そこで予測値から先行グループを比較しペース予想を行い、有力馬を選定していく方針としたい。

・前半3F地点ポジション(上位8頭)


前半予測値


①06ポルタフォルトゥナ
②07ゴキゲンサン
③11オルフェスト
④05アンビバレント

⑤15ヤマニンアストロン
⑥04スイミーユニバンス
⑦08コナブラック
⑧09ミズノコキュウ

積極的にハナが欲しい馬も見当たらず、出たなりの展開となれば展開はミドルペース寄りになりそう。
06ポルタフォルトゥナがハナ候補にはなるものの、臨戦過程を考えると控える形か。07ゴキゲンサンも詰まったローテなのでこれもハナかというと微妙。
となると11オルフェストか最内の01カイカノキセキが積極的に行くパターンを想定しておきたい。
また前走データが響いてここにはリストアップされなかった14ヴィアドロローサも前に行けるポテンシャルは持っている。

ただしこの場合速くはならず、ごちゃついた形の隊列が予測される。混戦に強いタイプを見つけたいところ。
先行グループの中で失速率が小さく、しぶとい走りが可能なのは11オルフェストと06ポルタフォルトゥナ。


【予測値からの隊列長】
1.47-1.83s 6.65-9.15馬身

【予測値からの1番手と2番手の差】
0.03-0.1s 0.15-0.45馬身
上位4頭が競合。


・上がり3Fポテンシャル(上位6頭)


後半予測値 

ミドル、またはミドル寄りのハイペースで差して圏内に届くのは34.0-34.2sの上がりが見込める青枠まで。

①12ロゼクラン
②10マルプリ
③13ゴルトリッチ
④04スイミーユニバンス
⑤02トリップトゥムーン

⑥16アップストローク

・対戦マトリクスから見る混戦度合い


・基準馬  ☆03スムースベルベット(基準レーティング1500)

high
06ポルタフォルトゥナ(1580-1680)
01カイカノキセキ(1570-1680)

middle
13ゴルトリッチ(1480-1590)
16アップストローク(1460-1580)

02トリップトゥムーン(1460-1550)
04スイミーユニバンス(1410-1530)
☆03スムースベルベット(1450-1550)
08コナブラック(1430-1550)
12ロゼクラン(1420-1570)
07ゴキゲンサン(1420-1560)

low
05アンビバレント(1400-1540)
10マルプリ(1380-1510)
11オルフェスト(1400-1500)
09ミズノコキュウ(1320-1550)

最下位
15ヤマニンアストロン(1300-1420)
14ヴィアドロローサ(1300-1420)

上位と下位には明確なレーティング差が存在。

(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位7頭)


走破タイム予測値


①04スイミーユニバンス
②13ゴルトリッチ
③09ミズノコキュウ

④06ポルタフォルトゥナ
⑤15ヤマニンアストロン
⑥02トリップトゥムーン
⑦08コナブラック

【トップ予測値から0.4s以内→馬券候補】
予測値上位4頭から。



・結論

降雨の影響を考慮して、『やや緩い馬場でのMペース前残り』というパターンをチョイス。

最有力
08コナブラック
☆アピールポイント
立て直して参戦。思ったよりも失速するのは喉の関係か。
フレッシュな時にこそ妙味はあるはず。

有力
15ヤマニンアストロン
☆アピールポイント
枠負けする分、どの位置を追走するかが難しい。
ただミドルペースなら展開は向く。外を回しすぎないことを願うのみ。

09ミズノコキュウ
☆イーブンペース遅めの時がベスト条件。人気で買うのはためらわれるが、先行馬なので仕方ないところ。

お楽しみ
06ポルタフォルトゥナ
先行グループの中で粘り込み実績を評価。
走破予測値も上位、レーティングも上位、先行グループの中では失速率も小さい、と本来なら最有力としたいところだが……

01カイカノキセキ
最内を上手く回って来た場合、この馬のイーブンペース向きのレース展開に。
時計が少しでも速くなると厳しいが、Aコース最終週の今回なら狙える。

消し
13ゴルトリッチ
ポテンシャル上位だが、押し出された格好の人気馬でもある。
同馬が圏内に来るためには『ハイペース+差し馬場』が必須条件。
先行馬の顔ぶれを見る限り前潰れという程のハイペースは見込めず、馬場状態もそこまで差し一辺倒という形でもない。

04スイミーユニバンス
自在型。先行しても溜めても格好はつくタイプなのだが、中団より後ろに構えそう。
好位からのチョイ差しが望ましいが、後方からでも10番手以内の位置が取れれば。

常識的にはこの消し馬2頭から入るのがセオリーだが、そこまで馬場が差しに傾いていないと判断して、妙味の大きい先行馬のみの組立てとした。

・個人的な買い目

買い方が非常に難解。

06コナブラック単勝が本線

あとは01.06.08.09.15の馬連と三連複を配分して

馬連は合成オッズ次第。

積極的には買えないレース。


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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