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富士ステークス2023


・はじめに

2023/10/21 東京競馬場11R GII 富士ステークス 芝1600

今後に向けてどこまで記事を簡略化出来るかのお試し版ということで御了承ください。

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。

・前半3F地点ポジション

各馬の取得レンジにおいて、色の濃い部分が基本的な予測値。
その前後は「馬場やローテーション、仕上げなどのコンディション等によって変化する幅」と捉えてもらえばOK。

01ユニコーンライオンはキャリア的にも逃げ馬ではあるが、この舞台では推して行かなければハナには立てない。
メンバー構成的に前傾タイプは同馬だけなのが救い。
11ダノンタッチダウンの奇襲、前ポツンだけ注意か。


12ステラヴェローチェが長期明けかつ短縮で安全運転の中団後方選択ならば、他の有力馬は01ユニコーンライオンのスロー逃げをどこで仕掛けて交わすかというレースになる。

・上がり3Fポテンシャル

府中マイルで重要なファクターとなる上がり3Fポテンシャル値。
この項目で上位にいることが馬券内に滑り込むための必要条件。

トップグループの07イルーシヴパンサー、09レッドモンレーヴ、05ジャスティンスカイのうち、特に09レッドモンレーヴの安定した末脚は無視できない。

06ナミュールは03エターナルタイムよりもコア部分が少し劣るのでスペースの都合上見切れてしまった形。

33.8s-34.0s付近を基本ポテンシャルとして保有する馬は06ナミュール、02マテンロウオリオン、10キラーアビリティあたりまで。
進路ひとつで追い出しが変化する項目なので、能力値通りに力が発揮できるかどうかは騎手の力量にも左右される。

補足 03エターナルタイムと04ソーヴァリアントの2頭は超スローペースのとき中間ラップの構成が変化。この場合、スローに、そして溜めれば溜めるほどキレる脚を使えることになる。
特に03エターナルタイムは33s前半の末脚へとランクアップする。
なので03エターナルタイムの上がりポテンシャルはスローと超スローの二段構えで考えておくべきだろう。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

近走着順がぱっとしない07イルーシヴパンサーが最上位。

と言っても大きな差はなく、次点の10キラーアビリティ、09レッドモンレーヴ、12ステラヴェローチェとのレーティング差は小さい。

これは着差ベクトルに大きな差がないからで、次点グループの路線変更も不安要素ありと考えれば混戦と見てよいだろう。

・タイムレンジの比較による勝敗予測

12ステラヴェローチェは長期明けかつ短縮のため取得予測値に大きな幅が見られる。

よって上位は06ナミュール、09レッドモンレーヴ、07イルーシヴパンサー、05ジャスティンスカイの4頭中心と見てよいだろう。

03エターナルタイムと11ダノンタッチダウンは馬場恩恵を加味して、前目で競馬をしたときのみに逆転要素が出てくるといった形。



・結論

有力
09レッドモンレーヴ
05ジャスティンスカイ
07イルーシヴパンサー

ここから最低2頭がセオリー。
09レッドモンレーヴは事前情報からもほぼ一番人気なので、大きくリターンを狙うなら軸ではなく相手候補に。

このクラスでも勝ちきれない07イルーシヴパンサーよりは05ジャスティンスカイから馬券を組み立てるのがギャンブルとしては正しい一手。

各馬を個別対戦させて勝率を取ると05ジャスティンスカイがトップになる。

二値化したときの対戦数値とはまた違ってくるので、そちらはレーティングで比較するのがベスト。

次点
06ナミュール
03エターナルタイム
11ダノンタッチダウン
12ステラヴェローチェ

この中で妙味がありそうなのは11ダノンタッチダウンか。

06ナミュールはポテンシャル上位ではあるが、モレイラが前付けしたときに末が甘くなると予想。
ここを早め先頭で粘り倒すと見るか、それとも上がり一位に屈すると見るかがこのレースのポイント。
また究極の上がり勝負になるような超スローの場合、03エターナルタイムと04ソーヴァリアントはポテンシャルを上げてくるのでランクアップして考えるのが良いだろう。

・個人的な買い目

05ジャスティンスカイの単勝
馬連05-06.09
ジャスティンスカイ→レッドモンレーヴ、ナミュール

ワイド05-09.11
ジャスティンスカイ→レッドモンレーヴ、ダノンタッチダウン


©️ぺぬ

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