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函館日刊スポーツ杯 6/8(土) 函館11R


・序

2024/06/08 函館競馬場11R 2勝クラス 芝1200m
函館日刊スポーツ杯のシステム予測値と独自レーティングの比較。

開幕週なので去年のデータを参考にするのはセオリーだが、滞在での叩き等の特殊条件を考慮する必要はありそう。

・馬場傾向

2023年函館競馬場における3コーナー突入時のポジションと着順の相関をまとめたものがコチラ

2023函館競馬場①


2023函館競馬場

去年の開幕初日は前日までの雨の影響が有った。良馬場発表だったとはいえ含水率16.6-16.6%、クッション値7.3の稍重に近いコンディション。

今回(2024/06/07金曜日9:00)で15.3%-14.8%、クッション値7.2と去年の開幕週とほぼ同等。
それでも去年は前半33.0sを記録したように『開幕週に限っては洋芝巧者に拘る必要はない』といえよう。

素直にポジション前目からの実力順で組み立てていきたい。

・前半3F地点ポジション(上位6頭)

前半3F予測値

①03ナリタローゼ
②11ショウナンアメリア
③04アラララ

④16ワイアウ
⑤05ポルタフォルトゥナ
⑥01スクルプトーリス

11ショウナンアメリアがブリンカーでハナを取った前走のように仕掛けてくる前半戦。03ナリタローゼと04アラララは番手競馬も問題ないので激しくやりあうことも無さそう。
上の項目で挙げたように先行馬から馬券を組み立てたい。

・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)

後半3F予測値

①06スマートルシーダ
②10アップストローク
③09ディオアステリア
④05ポルタフォルトゥナ
⑤14ニシノコウダイ
⑥07ミスヨコハマ
⑦03ナリタローゼ

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

・基準馬 ☆01スクルプトーリス (基準レーティング1500)

high
03ナリタローゼ(1580-1700)
10アップストローク(1580-1680)

middle
07ミスヨコハマ(1450-1570)
06スマートルシーダ(1450-1480)
02ヴィアドロローサ(1430-1560)
☆01スクルプトーリス(1450-1550)
05ポルタフォルトゥナ(1440-1540)
09ディオアステリア(1440-1530)

low
14ニシノコウダイ(1420-1520)
13アンビバレント(1410-1500)

最下位
11ショウナンアメリア(1350-1410)

(注)
04アララララ
08コーティアスマナー
12オカモンシャチョウ
15フクノワカバ
16ワイアウ
上記5頭は対戦ノードが少なくオミット。

(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位6頭)

走破タイム予測値

①03ナリタローゼ
②05ポルタフォルトゥナ
③09ディオアステリア

④11ショウナンアメリア
⑤04アラララ
⑥10アップストローク

アップストローク以下は予測値に大きな断層がある。


・結論

最有力
03ナリタローゼ
☆アピールポイント
システム予測値、レーティング共にトップの軸に向いた馬。
ただキャニオンファーム土山経由だけに叩きという可能性も。

チャンピオンヒルズ→小倉で連闘→グリーンウッド→新潟千直→今回のキャニオンファーム土山、と迷走感は大きいが、札幌よりも直線の短い函館で結果を求めてくるはず。
馬体重としては連闘データから486kgが購入のラインとなる。
おデブなら様子見。

有力
05ポルタフォルトゥナ
☆アピールポイント
前目のポジションを取って粘り込める一頭。上手くポケットからチョイ差しを期待したい。

10アップストローク
☆アピールポイント
外目から差してこれるのは後半予測値上位3頭でも開幕週ではぎりぎり。
あくまでも前がやりあいすぎて止まったときのケース用。

ヒモ
04アラララ
内枠先行、ローカルの丹内だが人気過ぎるのもどうか。

お楽しみ
14ニシノコウダイ
☆アピールポイント
この馬自身がチャンピオンヒルズ経由で出走した場合の馬券率は3/8。長谷川厩舎もチャンピオンヒルズとの相性は良い。
脚質的に開幕週がどうかという部分はあるが、前傾ラップの競馬で67.8sを記録したこともあり対応は可能なはず。

消し
なし。

・個人的な買い目

パターン①
03ナリタローゼの馬体重が470-480kgなら単勝オンリー。

パターン②
①以外であれば
03ナリタローゼの単勝
14ニシノコウダイの単勝
馬連03.04.05.10.14のbox
(ワイド04-14←ナリタローゼが買えそうにない体重のとき)


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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