見出し画像

小倉記念2022 ~名前だけでもうカワイイ~


・はじめに


小倉記念が何の記念かなんてどうでもいい。
だって『小倉○○』ってだけでもう可愛いの確定してるんだもん。
芸能人でもセクシータレントでも声優でも全部当たり。
思い付く限りでは全部当たり。
この際読み方なんてどうでもいいの。苗字が『小倉』って漢字二文字が並ぶだけで可愛いのが確定してんの。
なんならズラの人だってカワイイ。

娘が産まれる予定のみなさん、改名オススメで~す。

ウマ娘のことは全然分からないんだけどさ。マンカフェ役なの?
この方のこともよく知らないんだけど、メディアで拝見する限り『プロ根性のカタマリ』のように思うのよ。
尊敬すべき仕事人であると俺のリスペクトセンサーが訴えてた。
カワイイは蛯名(正義)!

小倉唯さんの印象

・小倉記念 小倉芝2000mハンデ

さて、そのカワイイ小倉記念、逃げ馬が余程競合しない限り『スローペース』は確定。
しかもほぼ『スローペースの瞬発力勝負』になる。
過去走からの傾向は
『前半4F48秒前後+上がり2Fの助走つきヨーイドン』
といったものがほとんど。
ヨーイドンの中身は、1300m地点からの助走でコーナーを曲がりつつの2F勝負というもの。

勝ち方は様々で
 ・前目で減速なく雪崩れ込む(2018)
 ・先頭からさほど離されずにコーナーをクリアして差しきる(2019、2021)
などメンバー同士の組み合わせが重要。
隊列が団子になりやすいペースだけにほぼ全馬余力を残した状態。団子状態ならキレ勝負ってこと。
そもそもハンデ戦だしね。
なので見るポイントは大きく分けて二つ。
 ・先行馬の余力が有るときの上がりタイム
 ・差し馬と先行馬の上がりタイム差と距離

この2つをを残り4F-2F地点で考えればいいということになる。

・ハンデについての評価

基準のゾーンは斤量54-56kg組。ここの斤量組はほぼいつもと変わらぬ負担重量。つまりこいつらに合わせてハンデが設定されてると見るべき。

登録段階でのハンデ中央値が54kg、平均54.1kg。斤量分布の歪度は-0.53、不偏標準偏差2.43なので低斤量に寄せたハンデとなっていることが分かる。
斤量55kg設定というのはデフォルトではないので、牡馬56kg 、牝馬54kgに合わせた形(ちょうど中間)。
特に56kg組はハンデ増減無しの馬ばかりなので、このへんの力関係に合わせたハンデ設定をした、というのが伺える。
つまり、全体のハンデの付け方は擬似的に全馬の斤量を54-56kgになるよう合わせたものでほぼ間違いはない、ということが数値的に裏付けられる。
出走16頭確定後の中央値55.5平均56歪度-0.58不偏標準偏差1.79。軽ハンデが回避で減った分、残ったピースオブエイトやムジカが利する部分が出てきた。
でもこれってハンデキャッパーが何人かいて独自のハンデ帳作ってやってるんでしょ?大したもんだわ。

ぺぬ独自の過去指数と照らし合わせながら眺めると、ハンデで恵まれたのはピースオブエイト(三歳)だけ。その他の斤量減は実力不足を補う為の補正的意味合いが強い。
ショウナンバルディは残念ハンデ。


・ポイント①先行馬


今回はぺぬタイム予測で算出した仮想タイムを利用して予想

と言っても別に大したことはしてない。持ちタイムの幅のどの部分を取るかの話なのであくまでも目安と思ってもらえれば。


先行馬のクリア基準タイムを4F48秒前半と仮定。
まず前半3Fでの隊列を決定する。初速が速いのは
ピースオブエイト
ショウナンバルディ
マリアエレーナ

二の脚とコーナーワークでテン3Fまで比較すると、上記3頭の他に
ヒュミドール
が加わる
枠と並び次第で、ムジカ、アーデントリーらも進出は可能
4F地点でピースオブエイト、マリアエレーナ、ショウナンバルディ、騎手の気分次第でムジカが先頭集団を形成すると予測。

タイムとしては4F48.2秒前後が逃げ馬、最後方が予想されるカデナはこの時点で51秒。全体区間2.8秒20馬身の長さを作りながらレースは進む。

ただし、トップ48.2秒から四分位毎に見てみると
第1四分位48.875で約0.6秒以内に4頭、第3四分位49.925の+1.725秒までにさらに8頭程が続くので、10馬身以内に12頭前後の隊列が出来ると想定できる。
ど真ん中がシフルマン、プリマヴィスタあたりの計算。
人気のジェラルディーナだけど、皆が思ってる位置より後ろだと想定してる。初速が足りない。

シフルマンが逃げるって思ってる?でもね、追っ付けていかないとハナ取れないってデータは示してる。なにがなんでもって陣営の話なら別だけどね。


・ポイント②上がり上位馬


過去3走における上がりタイム比較
まず上がりタイムもレースごとにバラツキが有るので、距離換算をした後に取り得る範囲を決める。
あくまでも過去のポテンシャルにおける比較。

例)こちらで算出したシフルマンの推定上がり3F範囲は35.0-36.0となった。
このような感じで各馬が取り得る範囲を用意。

ここで分散が重要になってくる。どのくらいの速さの馬が固まってるか、って感覚でいいかな。
ただ上から順に速い馬を抽出したところで、次点のグループも速かったら差は縮まらないのでバラツキを確認。
(比較方法と計算式を記述してみたのだけれど、やってることの割には長文になったので割愛。)
出てきた数値だけで話を進める。

L3Fタイムの予測値の幅が34.0-35.075というのが上がり最速グループに入る条件。
これをクリアしたのは
ジェラルデーナ
カテドラル
カデナ
ヒンドゥタイムズ
ムジカ

さらにここから漏れた馬のなかでベストコンディションの最速時が34.0をクリア、となるまで条件を広げると
スーパーフェザーまで。ただしスーパーフェザーは全体時計が2分を超える時が好走条件となるので無視してもよいか。

これらより上がりタイムが掛かる馬は位置的にこの5頭より前で4コーナーを迎えなければ勝ち目はない。

・①②の比較

上で挙げた持ちタイムによる位置関係を整理してみると次のように。

全体の隊列の長さ……先頭-中団-後方待機

【先頭】   【先団】        【中団】            【後方】
  ハナ +0.6秒 (4頭) +1.125秒 (8頭)  +1.075秒 (3頭)

隊列イメージ

このような位置関係を簡単に考えておく。あとは固まり毎に内外と馬場の状態が加味されていくことになる。
ハナ、先頭候補で後半の減速度が低い馬、つまり体力が残っていて上がりをまとめられる馬は
ピースオブエイト、マリアエレーナの2頭

Last3Fの予測タイム幅は
ピースオブエイトが34.2-35.6程度
マリアエレーナが34.5-35.3程度

とあまり変わらないので、絞る際には他の要素(馬番、騎手、調子、コース相性等)を考慮してもよい。数字には表せないのでここではパス。
(ヒュミドールが35.5-36.5程度と1秒程減速範囲が後ろよりになる)

さてここで『トップハンデ』を貰ったカデナと先行馬の比較がひとつの物差しに。
前を追って4Fから加速するカデナは33.9-35.1の詰め幅となるのだが、4F地点でついている差の2.8秒をどうにか出来るかというのがポイント。
単純にそのままL4Fに突入しても計算上は届かない。道中の直線から早めに追い出す必要がある。前走もこの馬は1000m地点が一番速い区間となっているが、距離が延びて流れが緩くなれば追走も現実的に。

例)マリアエレーナとカデナの前半4Fで出来るタイム差は2.6秒程度、後半4Fでマリアエレーナが遅い場合上がり35.3程度。
これをカデナが最速上がり33.9で詰めても1.4秒間に合わない。
勝つには向こう正面の2Fで1.4秒詰めておく必要が生じる。1800m戦の前走では4-5F地点で0.5秒詰めている。距離が延びてここが更に楽になるか、もしくはテンの速さが全体的に遅い条件(重、開催後半)や大外が伸びる差し馬場などのバイアスがこの馬のキーポイント。
今村騎手はここを考慮して途中押し上げるかも知れないが、それで末が使えるかは疑問。

こんな感じで各馬を比較していくことにする。
特に最後の詰め脚に関してはそこまでのポジション争いでの消耗、追走ペースによる余力など適性の部分が大きく関わってくる。なので数値比較した上でコースロス、進路まで考えなければならない。
これは主観で数値化するのではなく、過去データから重回帰分析等で加点していくことにした。説明変数をどのくらいの重みにするかは非公開とする。因みに単純な整数加点(内枠だからプラス、前走1着だからプラス)という形ではない。
一番気になるのはジェラルディーナが差しきれるかどうかなんどろうけど、それは結論で。



・最後の2Fで勝負になる馬を選出する


カデナのように長い距離を助走するかのように加速する馬もいれば、ムジカのように中団に取りついて内枠から一瞬のキレを活かす馬もいる。
ここはL3FからL2Fにおける減速率で判断したい。
この項目についてはジェラルデーナとカテドラルが抜けていて、溜める競馬を選択するならムジカも2Fだけの瞬発力を有するというデータ傾向。ただカテドラルの延長は出たとこ勝負なのであてには出来ない。ムジカはポジション次第なんだけど、ヤネが気まぐれ過ぎ。前と中団の2通り考える必要あり。
残りの馬からの決定的な差は予測データからは見てとれない。

また2000mということで幾つかのレース展開を予想しておく必要もある。

・馬場恩恵による先行馬の行った行った
→ピースオブエイト、マリアエレーナ軸
これは二番手以降の馬のデキ次第。少し離された2番手が蓋をして後続が動けなくなるアレ。ショウナンバルディは斤量からもやや厳しい評価。プリマヴィスタが高速馬場にも対応出来るのでもしかしたらこちらの方が前残りの展開ならば向くかもしれない。

・道中の弛みで隊列が団子になり、後方との完全な瞬発力勝負
→ジェラルディーナ、ムジカ、カテドラル、ヒンドゥタイムズ他。
良くある『小倉記念』パターン。当然ジェラルディーナ軸だから点数を絞らないと厳しい。配当も安そう。

・ペースアップによる持続力勝負(L4Fの減速率小が有利)
→ジェラルディーナ、カデナ、タガノディアマンテ、ヒュミドールの中でオッズと相談

これらを土日の芝コンディションで見極め、どれをチョイスするか、という形になる。

・結論

まあ、もったいぶって長々とここまで来ましたけど、実はポイントはたったひとつ。
ピースオブエイトとマリアエレーナ、この2頭を差せるかどうか。これだけ。

ウインリブルマンが不知火に回っちゃったからねえ、前2頭はかなり楽になった。仲良く行ってほしい。
『彼女の取り合い』みたいな不毛な争いは止めて欲しい。
って松山騎手はレパードSでやりやがったけどね。
今回もマリアエレーナのほうが内枠ということで主張するんだろうな。正直なところ枠は逆のほうが良かった。

◎7ピースオブエイト
○4ジェラルディーナ
▲6タガノディアマンテ
★3ムジカ
8プリマヴィスタ(当日朝取消)、12ヒンドゥタイムズ、2マリアエレーナ

ピースオブエイトの53kg。
このレースにおける一番強い要素がこれ。マリアエレーナと競る形になるのか番手を選択するのか、この斤量ならそうはバテないので心配なし。逆にマリアエレーナの方が張り切った分差される可能性アップ。

ジェラルディーナに関しては枠と位置取り。カデナと似たような動き出しで向こう正面終わり付近で一度差を詰めたい。そのあとは進路探し。一番人気で買うとしたら3倍付近ないと期待値は低い。
安いときに買ってもいい買い物にはならないでしょ?
期待値の考えは基本そういうことよ。



8/14 01:00追記 ジェラルディーナの単勝オッズが4倍あるのを確認。土曜の馬場を受けての変動か。
9時時点と昼過ぎでピースオブエイトとの比率が1:2ぐらいならば抑えとしても機能するが……


タガノディアマンテは思いきって捲り気味に行くのも手なんだけど、様子見っぽいところが少し不安。
短縮は歓迎のタイプ。余力アリアリでコーナーをクリア出来るだろう。単勝まで考えたい。
稍重だけど京都記念でマリアエレーナに3kg貰って勝ってるしね。
高速馬場適性?ないと思うけど、他に一発有りそうなのいないじゃん。

ムジカは斤量頼み。3Fどころか2Fしかスピードを持続できないので、経済コースを選択出来るこの枠は歓迎。なんか変に前に行きそうな予感もある。

プリマヴィスタはタガノディアマンテとセットで買いたい。
これも内を回ってくるなら勝負出来る。

買わないなら代わりはヒンドゥタイムズ。カデナよりはこちら。
組み合わせが今回は重要。

ジェラルディーナ、ムジカ、ヒンドゥタイムズ
のありきたりな紐で組み立てるか、
タガノディアマンテ、プリマヴィスタ
で狙っていくか。

わりに合わないならケンするべき。

・買い目

プリマヴィスタ取消により変更部分があります

馬連7-4.6.16
ワイド7-6
.8.16
単勝7(8/14 01:40分時点でジェラルディーナが3倍以上つくので単勝の必要性無しと判断)
替わりに
三連複
4-7.16-1.6.
8.16
を追加
1アーデントリーはヒュミドールより少し後ろで小脚が使えるのと最内補正で追加

ピースオブエイトを◎にした以上、ジェラルディーナはあくまでも保険というか紐の一頭と考えたい。
オッズ的に本当に厳しい。かろうじて4-7の2頭軸も買えなくはないのだが、脚質の違うタイプでドンピシャするのはリスクのほうが大きい。

尚、こちらは自分の為にメモしておくだけなので、決して真似などなさらないようにお願い致します。
自分のお金は自分で決めて使うべきです。


まあマリアエレーナよりピースオブエイトのほうがカワイイということで。いかにもな可愛さじゃなくて、年齢と騎手のフレッシュ的な意味合いでの可愛さに期待。
小倉唯さん全然タイプじゃないんだけど、声がすごいカワイイのな(笑)


今回の予想に使用した数値データはJRA公開の過去レース結果を基に【©️ぺぬ】が独自に作成したものです。
なので比較用に換算されている部分の解釈が他者と違うであることにも注意して下さい。その上でひとつの予想として参考にしていただければと考えています。


またね!     ©️ぺぬ

この記事が参加している募集