出雲崎特別 (7/27 新潟12R)
・序
7/27 新潟12R 2勝クラス ダート1200m
出雲崎特別の走破タイム予測と独自レーティングによる比較と考察。
発走時間は18:25
年間50R超施行される新潟ダート1200m。
その9割が未勝利から2勝クラスまでとなっているので傾向は掴みやすい。
・馬場傾向
金曜日発表時点のダート含水率は
9.0-8.0%
良と稍重の境目。
新潟ダート1200mの傾向をまとめた記事がこちらになります。
・前半3F地点ポジション(上位7頭)
①03バロンドールロゼ
②04エランティス
③06クインズプリーズ
④10シュバルツガイスト
⑤02トモジャミ
⑥05クリノアルバトロス
⑦13ストリンジェンド
通過順位で14ヒビキと15アタカンテが前に行くと考える人もいるだろうが、この2頭はスタートダッシュのスピードがそこまで速くはない。
芝の部分で加速すればなんとか、というレベル。無理に行けば早々に失速するだけでなく、乱ペースになりかねないので奇襲は勘弁願いたいところ。
【予測値からの隊列長】 2.59-3.15s 11.6-15.8馬身
【予測値からの1番手と2番手の差】 0.03-0.27s 0.15-1.35馬身
・上がり3Fポテンシャル(上位6頭)
①05クリノアルバトロス
②09スペキオサレジーナ
③08アラカザーム
④02トモジャミ
⑤12リッキーヤスオカ
⑥13ストリンジェンド
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
対戦ノードが少なく、信頼性は落ちるので今回は無し。
(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位8頭)
①06クリノアルバトロス
②02トモジャミ
③04エランティス
④10シュバルツガイスト
⑤09スペキオサレジーナ
⑥03バロンドールロゼ
⑦06クインズプリーズ
⑧13ストリンジェンド
【トップ予測値から0.4s以内→馬券候補】
青枠内にコアタイムが存在する上位6頭が有力な勝ち馬候補。
・結論
別記事にも記載の通り、新潟ダート1200mは逃げ馬を中心に構築し、後は設定した合成オッズとの兼ね合いが重要。
最有力
04エランティス
☆アピールポイント
ハナ候補となる三頭のうち走破タイム最上位、失速率は2番目。
ハナを取れると仮定した場合と5番手以内でレースを進めた場合で購入ラインが変化するのでそこはシビアに。
HBUでも杉山厩舎だとチャンピオンヒルズ経由になるのはちょっと意外。
杉山厩舎×チャンピオンHなら今回の叩き2走目までは複勝率3割強をキープ。
ゲートも速く、二の脚もつくことからハナか番手はすんなりだろう。
有力
06クインズプリーズ
☆アピールポイント
ハナ候補3頭のうち失速率最小。番手以降だとしても残り目が一番考えられるのはこれか。
新進気鋭の藤野厩舎、吉澤SWとは今ひとつな感じもするが、それよりもこの馬は夏場が微妙な感じなので直前の気配に注意。
お楽しみ
03バロンドールロゼ…ハナ候補3頭のうち失速率は最大。垂れるかどうかは04エランティスとの競り合い次第だろう。
左回りに問題はないが、同馬がKSトレーニングセンターを経由した休み明けで馬券になったことはまだない。
叩き前提の可能性あり。
逃げ馬候補の期待値の考え方はこちらの記事に
消し
10シュバルツガイスト
このメンバーだと先手を取るには追っ付けて行かなければならず、ハナを取れたとしても一旦ペースを落とすようなレースコントロールをしなければならない。
国枝厩舎×NF天栄もダートに関しては一息といったところ。
走法的に頭が高いのは問題ないが、促すとこの状態になるのは気性の問題か。
05クリノアルバトロス
良馬場想定における走破タイム予測値トップ。
中団後ろ寄りからでもタイムをまとめてくることが出来るが、稍重寄りの馬場だといつもよりは前に出して行きたいところ。
駐立の問題か、トモのはまり具合なのかゲートはワンテンポ遅れがち。
人気ならば不発の可能性も考えておきたい。
こちらは在厩調整が続いているので状態的にはキープが精一杯か。
ところでこのレース、叩き2戦目までカウントするとNF天栄3頭NFしがらき2頭、このあと北海道に出すのかどうかで勝負度合いも変わってきそう。
・個人的な買い目
①03バロンドールロゼ、04エランティス、06クインズプリーズの単勝合成オッズが1.85倍を超える場合、この3頭の単勝購入
②馬連04.06-03.04.05.06.10.13(9点)
もしくは枠連3-2.3.4.6.7と4-2.3.6.7の9点
③03.04.06の複勝どれか1点
多分①が一番シンプルなのでオッズ次第でケンするのも簡単で効率的かと。
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
r1:新規
r0:前回結果
K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
S:勝敗ノード
μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。
その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。
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