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CBC賞 (2023/07/02 中京)

・はじめに


7/2 中京11R CBC賞 ハンデ

そう、ハンデ戦。ダノンスコーピオンがハンデ59を確認してのすっとぼけ回避。
お陰で重賞勝ちのないマッドクールがハンデ頭の58.5という笑えない形。馬体重比率としては全く問題にはならない数値なのだが、ダークエンジェル産駒の短縮や斤量軽減での好走具合を見るとプラスの負担はよろしくない案件。

・前半3F地点ポジション


土曜朝のクッション値が『6.3』とかなり柔らかい状態。
ここから乾いたとしても7-8.5ぐらいだろうか。

となると軽い馬場で上がりを出すタイプには苦しい。

隊列の予測としては転厩したテイエムスパーダがハナに行かないことを想定して組み立ててみることにしたい。
国分の継続騎乗ではあるものの、追いきりがしまい重点ということは逃げられなかった場合の戦い方を模索しているのだろう。
このメンバーで逃げることも可能だが、直線の長い競馬場では最後失速度が大きすぎるため致し方ないところ。
1F目を過ぎてからスピードを出すタイプなので、競り掛けるかどうかはその瞬間に鞍上が判断するのだろう。

ハナに行くしか持ち味が発揮できないと考えているのはジャスパークローネの方で、こちらが前走のゲートミスを修正してくれば一番速い。
スマートクラージュはハナを狙えたとしても終いの甘さを補うために番手という形だろう。
マッドクールはテンション次第だが、1歩目はやや速い程度なのでどのくらいペースアップするか様子を見ながらになりそうな予測値となった。




ジャスパークローネの単騎逃げ、ですかね。


・上がり3Fポテンシャル


こちらは当日の馬場状態次第。
エイシンスポッターから買う人はギリギリまで判断を待った方が良いだろう。下手に前付けしようとすると完全に沈没まであるタイプなので、やはり馬場は逃げ差しフラットで買うべき馬。

今回は上がり3Fポテンシャルはそこまで重要な要素にはならない。

・予測走破タイム


予測値はやはりマッドクールの数値が断トツ。斤量58.5を加味してもこれなのだから、あとは当日の気性面と馬場がマッチするかどうかの自分との戦いだろう。

注意したいのはサンキューユウガとテイエムスパーダの2頭。テイエムスパーダは小倉のタイムが反映された部分もあるので何とも言えないが、サンキューユウガに関しては連対まで狙えそうな数値。

エイシンスポッターが安すぎる上に脚質的に……という人は思い切ってこちらをチョイスしてもよいだろう。



ヨシノイースターはややズブい時があるせいで取得値に幅があるようだ。ただ相対的に前が取れるなら最内ということで心配なさそう。


・馬場によるポジション変動の有無


ジャスパーとスマートクラージュ、もしくはテイエムスパーダのどれがハナを切るにしても前半は33.6-33.8s程度。急激に乾燥してクッション値が9-10ということもないだろうし、去年の秋口の中京のような超高速馬場ではないと判断した。

インのポケットにサンキューユウガがスッポリハマるなら期待は大きい。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い


Masseyのスポーツレイティングを利用。
重賞での着差とリステッド競争での着差に傾きを設定すると

トップはスマートクラージュ。
次がマッドクール
トゥラヴェスーラとエイシンスポッターがこのあとに続く。

となるとマッドクールのハンデ58.5は相対的なものだけで設定されているということではなさそうだ。
勝ち方や持ちタイム、負けた相手同士の力関係までハンデ設定は考慮されているのだろうか?


・タイムレンジの比較による勝敗予測




確実に拾うならマッドクールからその下の水色枠まではフォローしたい。ただエイシンスポッターが絡んでしまうとプラス領域を作り出すのが難しい。
クッション値が7.5以下の柔らかさをキープしたままなら、エイシンスポッターやヨシノイースターは三着固定、もしくはオミットといったやり方になりそう。


・結論


最有力
08マッドクール

有力

04サンキューユウガ
05テイエムスパーダ
06スマートクラージュ
09トゥラヴェスーラ

当てたい人用の三列目
11ディヴィナシオン

(01ヨシノイースター)
(03エイシンスポッター)

補足説明
04サンキューユウガは前後半の失速幅が小さく、このタイプはキレを必要としない持続力で決まるレースにはもってこい。
馬場の公表クッション値が7.9以下だとこういったなだれ込みのレース展開が増えるので今回はチャンス。

05テイエムスパーダは転厩初戦となるが、かえってそれを理由に気楽にやれそう。力まなければそれなりに上がりも使えたこともあるので、逃げ以外で新味が出せそう。ただ鞍上もスイッチすべきだったとは思う。

06スマートクラージュは調子の良さを陣営が強調している点と、対戦マトリクスを使ったレイティングでトップだった部分を評価。

09トゥラヴェスーラも時計が多少掛かる馬場なら1200も対応可能。ただ二回も鼻出血している馬に金を賭けるのはどうか。
高松宮記念ではそれでやられたが、今さらポリシーを覆すほどのオッズでもないので、どうしても気になる人向け。

11ディヴィナシオンはジャスパーがハイペースに持ち込んだときにのみ出番あり。

01ヨシノイースターと03エイシンスポッターはどちらがどこから仕掛けるか、という部分を考慮すると今回は割引。
来てもお安いのでこれを買うともう他が買えない。

・個人的な買い目



08マッドクールから04サンキューユウガ、06スマートクラージュへの馬連とワイド
08-04.06

三連複08-04.06-01.03.04.06(5点)


©️ぺぬ

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