函館スプリントS 2023
・はじめに
6/11 函館スプリントS(G3) 芝1200m
自作システムからのタイム・ポジション予測を利用した考察です。
土曜日の芝は稍重発表ながらも高速寄り。洋芝適性よりもスピード重視でいいと判断。
・前半3F地点ポジション
土曜日の芝からも分かるように、スタートから中盤までのスピードは他競馬場と大差なく高速な状態。
その分洋芝で体力を削られる馬は失速割合が高い。
前残り、というよりは普段イーブンペースでこなすタイプが先団に取りついたときにチョイ差しが出来る馬場。
中山でそんな馬にしてやられた記憶があるけど、今回そいつがいますね……
・上がり3Fポテンシャル
直線の短さから上界Aを出すのはほぼ不可能なコース。
よってこういった場合は下界Bの序列を参考にする程度でかまわない。
ディヴィナシオンとトウシンマカオ、この2頭が差してこれる力量があり、かつ他馬との差が大きい。
ムーンプローブとリバーラは斤量恩恵あっての上位。まだ力不足は否めない。
・予測走破タイム
土曜日の傾向を加味しての修正版
トウシンマカオが函館競馬場で予測値通りのトップタイムを出すには助走区間が少し足りない。
・馬場によるポジション変動の有無
前を狙っていくレイハリア。同馬の失速率は近5走ではかなり酷い。揉まれ弱いだけでなく、完全にコーナーでの足運びが衰えている状態。テイエムトッキュウと共に自身に何の利益もない競り合いをすると予想される。
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
Masseyのレイティング・ランキング手法を利用。
当然勝敗ノードからはトウシンマカオがトップ。
と思いきや勝利部分からヴァトレニの数値も高いことが判明。
となると対比として着差ベクトルを参照してみると……
ほぼトウシンマカオと同じ強さと捉えてもよい。
・タイムレンジの比較による勝敗予測
トウシンマカオの能力幅から下界Bを基準に考えると、リバーラ、ディヴィナシオン、ヴァトレニが立ち回りと展開次第で肉薄することが可能。
逆に進路さえ有れば上界Aに近いポテンシャルを発揮でき、トウシンマカオは全メンバーをぶっちぎるだけのレベル差がある。
キミワクイーンもそれなりの予測値だが、大外で評価は下げ。同様にカルネアサーダも内枠ならば良かったのだが。
・結論
最有力
なし
有力
トウシンマカオ
ディヴィナシオン
リバーラ
ヴァトレニ
お楽しみ
カイザーメランジェ
ディヴィナシオンは無理に前にポジションを取らずに自分の競馬をすればピッタリハマる。自身がイーブンペースな走りをする馬が輝くのはこういうとき。
ただ出遅れる癖があり、そうなったら上がり最速で6着コース。スタートがすべて。
リバーラは三歳のなかで一番マトモ。だが鞍上のスタートがどうなるかはそれこそ丁半博打。こちらも出遅れて新味出しての4着とかも有り得る。
ヴァトレニはトウシンマカオとやりあえるのに同等の評価がされていないので必ず単勝を買っておきたい。
お楽しみはカイザーメランジェ。
内枠からしっかり最後に捌いてひょっこり伸びてくるだけの能力があるのにこの人気。
超お買い得。
・個人的な買い目
有力4頭01.08.09.14の馬連と三連複ボックスを強弱配分
プラス
14ヴァトレニと09ディヴィナシオンの単勝
おまけで04カイザーメランジェ単勝と有力4頭へのワイド
04-01.08.09.14
©️ぺぬ
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