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羅生門ステークス(2024/01/21 京都10R)


・序

2024/01/21 京都競馬場10R 3勝クラス ダート1200m
羅生門ステークスのデータ予測

WIN5対象レース、勝ち馬に関しては人気所で決まりそうだが……?(フラグ)

・前半3F地点ポジション


前半3F予測値

注意すべきは13ドンアミティエの予測値が上位には無かった点。同馬の前半最速は良馬場の34.0s付近ではあるが、芝スタートの時計が出る中山での計測分。
ダートスタートでのシステム予測値は良馬場35.0s近辺となっており、08カフジエニアゴンよりやや劣る。そうなると今回の13番という馬番では無理に押して行かないとハナを取ることは難しい。
ただ脚抜きの良い馬場ということで多少ムチャをしながらもハナを取ってコントロールしたい騎手という点は見逃せない。
逃げ回収率の高い坂井騎手だけに、ここでハナを取りに行く可能性は高い。
ならばレース展開はロスが小さい内枠に向いたものとなりそう。

また15アルムラトゥールも斤量増となった前回の失速は大きく、今回も過信は禁物。馬体重から58kgはこなせる馬格ではあるのだが、それまでが54-55kgでの実戦だっただけに戦法の見直しが必要なのかもしれない。
単純に慣れの問題としても今回の外枠から先行するのは競合する馬が多く歓迎は出来ない。

逃げて結果を出している08カフジエニアゴンも当然ハナを狙ってくるだろう。ただそこまでのスピードが有るか、と問われると今回のメンバーでは微妙。それでも控えて結果が出るタイプではないだけにコーナーギリギリまで先頭を狙ってくるのではなかろうか。

以上のことから全体的に速い折り返しと見て、漁夫の利を得る馬が確実に出てくると判断したい。

・上がり3Fポテンシャル


後半3F予測値

先行が激化しそうだが、それでも馬場が速ければ中団より前に位置したい。
それが叶うのは……

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

Eloレイティング変形版を作成し、着差ベクトルに補正値を加え算出。対戦ノードが5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。

high

アルムラトゥール(斤量補正なし54kg)

middle

ドンアミティエ

アルムラトゥール(斤量補正あり58kg換算)

ウォームライト

あとはかなり似たような数値で混戦。

low

ラインガルーダ
ミラクル

☆ゼットレヨンとダノンセシボンに関しては対戦ノード無しなので省略

・前後半比からのペース判定

いわゆる『逃げ』の形で力を発揮するタイプが多い今回。
展開利を得そうな中団からの差しが可能なのは06アシタバか。

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測


走破タイム予測値

10ダノンセシボンは過度に競りかけられなければトップ。
ただ脚抜きの良い馬場で決め打ちしてくる可能性がある03ロックユアハート、08カフジエニアゴン、15アルムラトゥール、13ドンアミティエの動向次第では失速する可能性も。

04ジェットエンブレム、06アシタバが好位のインで追走可能ならば前が失速したところを掬うことも出来そう。

馬場状態で幾つかのパターンを作って臨むべきレース。


・結論

最有力
10ダノンセシボン

10ダノンセシボンがハナに行くのか、馬番を考慮して譲るのかで多少レース展開が変化するので相手選びは悩み所か。
基本的なポテンシャルが高いので、脚抜きの良い馬場でオーバーペースになったときの対処が唯一の不安点に。
普通に折り合えば堅軸。

有力
04ジェットエンブレム
13ドンアミティエ

04ジェットエンブレムはインのポケットからのチョイ差し狙い。
13のドンアミティエは逃げ好調の坂井ということで、上手く先手を取りきった場合は人気といえども馬券からは外せない。

お楽しみ
06アシタバ
03ロックユアハート

06アシタバは重~不良想定だと血統人気しそうなので購入オッズラインを設定すべき。
03ロックユアハートは斤量増の01ウォームライトと迷った一頭。
01ウォームライトは脚質的に外を回さざるを得ない位置まで下げそうなので、今回は03ロックユアハートの方をチョイス。

・個人的な買い目

06アシタバの単勝(10倍が購入ライン)
馬連06-10
三連複06.10 - 03.04.06.13 - 03.04.06.12.13
(3列目のヒモに12メルシーを追加)


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。

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