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白秋ステークス(10/14 東京10R)


・はじめに

10/14 東京10R3勝クラス芝1400m 白秋ステークス
こちらの予想記事となります。

頭数が集まらなかった今年の白秋ステークス。
距離適性で迷いの生じる陣営がここぞとばかりに放り込んでくるレースなのに寂しい限り。

先行脚質も少ないのでスロー、またはスローよりのミドルペース想定でいいでしょう。

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。

この記事について


・前半3F地点ポジション

とにかく先行タイプが居ないこのメンバー構成。
差しタイプですらうっかりすると押し出されてハナに立つ可能性すらあるので、前に行くしかない三頭のうちどれかが思い切って大逃げを打つ可能性も。(07 09 10の三頭)
普通に出た場合、あまり遅いとコーナー途中で動く馬が居そうだが……

また01ドーバーホークが最内を生かすために押してハナを取ってスロー逃げをコントロールする展開も気にしておきたい。

・上がり3Fポテンシャル

スロー、またはスロー寄りのミドルで直線勝負となりそうだが、その末脚のポテンシャルを比較してみると下図のようになる。

緑枠の7頭は直線の伸びで勝負するタイプ。
展開頼みな部分もある脚質だけにスローならば末脚を最大に発揮しても間に合わない可能性はありそう。
スロー逃げとなりそうな今回は要注意。

・予測走破タイム

予測値はミドル想定なので、スローが予想される実際のレースは3-4F目の通過タイム次第ではあるが、この予測より0.3s-0.5sほど遅くなるだろう。
走破能力で明確に優劣をつけるのではなく、ある程度のグループから展開利を得る馬を探す形がベストだろう。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

昇級と対戦回数が少ない組み合わせのため今回はオミット。
ヴェルトハイムがもう少し対戦回数が多ければ良い基準になったのだが……

・タイムレンジの比較による勝敗予測

スロー想定なのでトップポテンシャルが不発となることも考慮。
上界Aと下界Bの取り得るレンジからメンバー内での優位性を判定したい。



・結論

最有力
08インテグリフォリア

何故北村宏司なのか、それだけが謎のインテグリフォリア。
古賀厩舎というよりはノーザン天栄おまかせパターンだけに本当に謎。
それでも三勝クラスなら古賀厩舎×天栄帰りは馬券内50%近いのでオッズ的に歓迎出来ると思うことにしたい。
この馬のペースとしては今回のメンバーは非常にやりやすいもので、先頭を見つつ逆算した追い出しが出来る絶好の舞台。

有力
09ジューンオレンジ
02ヴェルトハイム
01ドーバーホーク

1200はメンバー次第では忙しいことが分かった09ジューンオレンジ。ここは先頭との距離感が問題。少し早めに動くとしたら最後甘くなって何かに差されそう。

02ヴェルトハイムは1600で使いたいのだろうが、キレを発揮するにはコース形態の後押しも必要なタイプ。
今回のスローならばメンバー随一の上がりタイムだろう。
だがそれで差しきれるかどうかは別の話。

01ドーバーホークはメンバー構成から逃げた場合に急浮上。
スローで隊列をコントロールしつつ早めにスパートをかければ残り目も十分。

03ヴェールアンレーヴ、04アステロイドベルトは紐まで

共にそれなりにまとめてくるタイプだが、やはり自力でレースを作るには府中の直線が長すぎるのは歓迎出来ない。
アステロイドベルトは調教も良さそうだが、どうしても後ろからなだけに軸としては強く推せない。

お楽しみ
06ヤクシマ

体重も成績も安定しないヤクシマ。ルメールが継続騎乗するのはどういった思惑なのか。古賀厩舎×サンデーレーシングのインテグリフォリアという選択肢も有ったとは思うのだが。
ともかく休み明けを叩いて、追走が楽なここならあとはルメールの追い出しひとつ。
オッズが下がったままならここから攻めても良い形のギャンブルにはなるはず。
太ったままなら思い切ってパスも出来るので、馬体重が出るまで我慢しよう。なお体型はコロンとしたタイプなのでパドックは見ない方がよい。

・個人的な買い目

08インテグリフォリアの単勝
ワイド08-01.09
馬連ボックス01.02.06.08.09
三連複08-01.02.09-01.03.04.06.08.09


©️ぺぬ

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