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しらかばステークス (7/21 札幌11R)


・序

2024/07/21 札幌11R しらかばS OP ハンデ 芝1200m

頭数が少ない+先行馬の競合という珍しい組み合わせのレース。

・馬場傾向

開幕2週目まではAコースでの施行。
狙うは3コーナー突入時の5番手以内の馬。

去年(2023)の2週目までの傾向はコチラ。
黄色部分(5番手以内)の着内占有率は15/21=71.4%もあった。

2023
開幕週~2週目まで


・前半3F地点ポジション(上位6頭)


前半予測値

①10カルネアサーダ
②08シナモンスティック
③07マメコ
④06マスクオールウィン

⑤03プルパレイ
⑥04マイネルジェロディ

【予測値からの隊列長】 1.46s~2.05s 7.4~10.3馬身程度
【予測値からの1番手と2番手の差】 0.01s~0.7s 0~3.4馬身程度

上位4頭にほぼ差はなく、ゲートの出方ひとつといったところ。
2番手グループとの間には大きな隔たりが存在し、途中までは分断競馬の様相も。

失速率的には
マスク→マメコ→シナモン→カルネア
の順に大きく失速していくので、競り合ったときにこの部分は重要になる。

・上がり3Fポテンシャル(上位6頭)


後半予測値

①02ユキノファラオ
②05ゾンニッヒ
③03プルパレイ
④09コムストックロード
⑤04マイネルジェロディ
⑥06マスクオールウィン

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

・基準馬   ☆07マメコ(基準レーティング1500)

high
05ゾンニッヒ(1580-1680)

middle
08シナモンスティック(1500-1580)
10カルネアサーダ(1490-1570)
☆07マメコ(1450-1550)

low
02ユキノファラオ(1390-1530)
11レッドベルオーブ(1390-1530)
03プルパレイ(1400-1520)
04マイネルジェロディ(1390-1540)

09コムストックロード(1320-1470)

最下位
01ラビュリントス(1300-1400)

(注)06マスクオールウィンは対戦無し

(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位7頭)


走破タイム予測値

①06マスクオールウィン (軽斤量、前半消耗しなければ)
②03プルパレイ (ラチを使って目標を抜くだけ)
③07マメコ (連戦の疲れがなければ馬場恩恵大)
④02ユキノファラオ (追い出しポイントが難しい)
⑤04マイネルジェロディ (追走を我慢しつつであれば)
⑥10カルネアサーダ (競り合いは疑問)
⑦05ゾンニッヒ (福島の時と同じで前との距離感が重要)

【トップ予測値から0.4s以内→馬券候補】
ポテンシャルトップは06マスクオールウィン
同馬のコアタイムから0.4s以内の赤枠、馬場恩恵までを考慮すると03プルパレイ、07マメコ、04マイネルジェロディ、10カルネアサーダ

上記5頭中心で馬券を構築するのがベターか。



・結論

最有力
06マスクオールウィン
☆アピールポイント
三歳軽斤量というアドバンテージは大きい。前後半の失速率も小さいタイプなので押しきり可能。

有力
07マメコ
☆アピールポイント
騎手変更後の前後半失速率が非常に優秀。上手く乗ればここまで馬は変わるという好例。
競り合っても踏ん張れるだけの数値をこちらのシステム上では示している。

03プルパレイ
☆アピールポイント
口の空いた2番手グループのラチ沿いを隣の04マイネルジェロディと取り合う形。
レーティングは低いが、特殊な形の展開になりそうなので気にしないで良い。

お楽しみ
08シナモンスティック
コンディションが良さそうなのでこちらも良いときの失速率で考えると粘り込み可能。
並び的に先頭を眺めつつとなるが、我慢して消耗が少なければ。

消し
05ゾンニッヒ
追い出しポイントが難しい馬。
途中まで分断された隊列だと余計に間に合わない可能性が。こういった条件の馬を上位人気で買うのは割に合わない。
レーティング最上位だけに不利な形さえなければ馬券内だろうが、今回も条件は厳しい。鞍上の仕掛け次第。

・個人的な買い目

06マスクオールウィン単勝
馬連06-07.03.08(5:3:2の配分)

☆追加でポテンシャル上位04マイネルジェロディまで買い足して03.04.06.07.08の馬連と三連複box


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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