TVh杯(2023/07/01 函館)
・はじめに
2023/07/01 函館11R三勝クラスハンデ
TVh杯の考察になります。
週末の雨で完全に適性重視の方がいいと思いますが、データ収集のためにやらねばならんのです……
・前半3F地点ポジション
さすがのハンデキャッパー、厄介な仕事をしてくれる。
前半の予測値は0.5s以内に8頭がひしめく大渋滞。
さらに馬場が重くなってきている上に稍重から重想定となれば朝まで待ってクッション値を確認すべき。
事前判断としては可変領域の下界Bと通常予測値の幅が小さいものを選ぶやり方がベストかと。
ということで可変領域がコチラ↓
緑枠のインフィナイト、イルクオーレ、アップリバー、グランアリエルあたりが『馬場悪化でも34-34.5sを出せる』グループとなる。
キックバック等を考慮してこれ以外のカフジテトラゴンあたりが2F目で押してくるだろうが、その分消耗するタイプなのでどうするのか。
アップリバーがダート、稍重、重の芝で実績があるので前回同様恵まれたスロー逃げを狙ってくるだろう。
イルクオーレも大外枠なので外2の番手あたりで妥協した場合はドスロー確定。前走の挽回をすべくハナを取りに行くならその後の差し展開に期待。
・上がり3Fポテンシャル
当然上がりはタイムよりも『前半からの失速率・加速率』で判断したい。
先団のインフィナイト、アップリバー、グランアリエル、イルクオーレは前後半比で1s以上減速して入線する走法。
タフな芝の場合はここの配分がイーブンかつ前目の馬にチャンスがある。
モリノドリーム、カフジテトラゴン、ブルースピリットがこれに該当する。
この三頭は買い目に入れておくべきだろうか。
またイルクオーレとアップリバー、インフィナイトが競った場合、逃げ全滅かつ上がり上位届かず、の荒れるパターンとなるので今開催二戦目以降の差し馬に出番あり。
・予測走破タイム
ハンデ戦だけあって通常の予測値は拮抗している。トップのモリノドリームから0.5s以内のカフジテトラゴンまでに9頭が混在となれば、これは能力以外の要素も大きい結果になりそう。
私個人は血統派ではないので、走法やポジション取りからの適性を加味しますが、結果的に『洋芝、重適性』なら同じようなチョイスになると思います。
・馬場によるポジション変動の有無
朝まで待ってクッション値を確認して前傾か差し展開かまで判断されたし。
差しならフォイアーロート、ドグマ、ドロップオブライトあたりに出番が。
先週同様前でそのまま遅いタイムの散歩決着なら前半からの上位だけで馬券を組むべきだろう。
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
毎度お馴染みMasseyスポーツレイティングからは
ブルースピリットが最上位、ついでカフジテトラゴン。
昇級のモリノドリームがこれとどのくらい差があるか、だけ。
・タイムレンジの比較による勝敗予測
ハンデ戦の傾向として、能力可変域で上界Aと下界Bは交差しないことが挙げられる。
これが通常のAB混在なら『恵まれたハンデ』が存在することになり期待値は爆上がりとなるので覚えておいてほしい。
今回はいたって綺麗なハンデ付与。
馬場を考慮して緑枠の下界Bを参考にした。
ここから実力のわりにオッズがつく馬を入れてボックスで買うしか方法は無さそう。
・結論
常識的には『ケン』すべき内容。
当該レースまでに芝の状況を判断して、
①前残りなら前半からの上位ボックス。
②差し展開なら中団のドロップオブライト、グランアリエルあたりからフロミアやフォイアーロート、ドグマを絡める大穴狙い。
③イーブンペースならイルクオーレかモリノドリームの人気の単複のみ。もしくはその馬連。
と作戦を変える必要がありそう。
アップリバーの予測値が高くないので、これが人気して飛ぶ展開なら買える要素は多少出てくる。
ただ相当の道悪適性で、この馬だけ他が下界Bを展開するなかで唯一A寄りのポテンシャルを発揮してしまうとすべてがひっくり返るのでそれなりのリスクも。
判断基準によって①②③と全く違うチョイスとなるので、何か強い要素がない限り『ケン』を推奨する。
最有力
なし
有力
10フォイアーロート
14ドロップオブライト
07フロミア
16イルクオーレ
09モリノドリーム
は抑え要因(人気ほど信頼度は高くない)
お楽しみ
またもや15ドグマ
いい加減『出遅れなければ気持ちよく走れる』を『出遅れても気持ちよく走れる』よう工夫してほしい。
・個人的な買い目
07.10.14の馬連ワイドボックス
15ドグマからワイド流し
15-07.09.10.14.16
©️ぺぬ
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