北陸ステークス2023

2023年10月20日 11:28

・はじめに

2023/10/21　新潟競馬場11R　北陸ステークス　3勝クラス　芝1200m

見慣れたメンバー同士が舞台を新潟に移しての一戦。

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。

記事内の図で色の薄い部分はポテンシャル幅、色の濃い部分は過去走からの予測値となる。

グラフについて

前傾タイプが約半数のバランスのとれたメンバー構成。その中でもダッシュが売りとなる01オタルエバーがレースを引っ張る形に。
確実に速くなる展開となるのはハナを取りたい02サンティーテソーロのアタックで、コーナー突入付近までは激戦の可能性も。

後傾タイプは前が止まる展開でないと届かない馬がほとんど。
こちらから買う場合は完全な前つぶれと決めてかかる必要がある。
この形で08イルクオーレが07シュアーヴアリアによって差されたことがある。
差し競馬になると判断したならば07シュアーヴアリアから買えばよいだろう。

平坦コースだけに前傾タイプのスピード馬の予測値が優秀。
後傾タイプは09アビエルトを基準に考えて、走破タイムが68.4s付近となるパターンで台頭してくる。

その場合、前傾タイプの失速率が0.2-0.5sほど前半3Fが速くなる展開が必要。

前週の芝コンディションから判断すると、差しが台頭するにはオーバーペースという条件が必要なことがわかる。
素直に前で競馬が出来るタイプをチョイスすべきだろう。
直線外目で伸びてくる馬に必要なのは道中の力の温存。

レーティングトップは17ブッシュガーデン。

これに続くのは
02サンティーテソーロ
08イルクオーレ
14グッドマックス
04メイショウドウドウ

下位グループの
10アップリバー
13クムシラコ
16タイセイブリリオ
は大きく差をつけられた形となる。

走破予測値では17ブッシュガーデンがやや抜けた形。
ただこれは先行激化しない場合であって、展開によってはひっくり返る程度の差だろう。

最有力
なし

上位3頭と次点の3頭のポテンシャル差は非常に小さい。
実際のレースは同タイプの争いだけにポテンシャル以上の差が付く形になるだろうが、能力値で考えると軸の選定は難しいレースとなった。

差し展開のみ07シュアーヴアリアの一択だが……

17ブッシュガーデンがもし抜けた人気になるなら2着付けなどの手法もあるが、ここはケンするのが正解と判断した。

購入のための意思決定を明確にするためにシステムを構築してデータ比較をしているので、これは当然の帰結。