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ガチャが親しまれる訳とは?

大学で行われるサークル活動のついでに街を歩き回った際にこうした光景を目にしたことによりこんな疑問が湧きました。

あっ、ガチャガチャだ!


ここにもガチャガチャだ!!


さらにここにもガチャガチャだ!!!


ほんまガチャガチャ多すぎやろ!!

おそらくここまでガチャガチャが至る箇所に設置されている理由はずばり子供から若者、中年までの様々な世代の人々によるガチャブームが到来しているからであろうと考えられます。それにしてもいったいなぜガチャガチャがこんなに多くの人から親しまれているのかについて調べたり研究したりした過程において明らかになった情報を発表したいと思います。その前にガチャガチャの歴史について大雑把に説明します。
ガチャガチャのルーツはというと実は1880年代のアメリカで使用されていた自動販売機にあります。当時の販売品はミントや鉛筆、香水、カミソリが一般的でした。それを生かして1907年頃に「トーマス・アダムスGum社」がガムを景品としたマシーンを開発し、普及します。まさにこれこそガチャガチャの次ぐらいの頻度で見かけるガムボールマシーンとなりますね。

そんなマシーンの景品は時代の変貌と共にガムのみならず次第に小さなおもちゃも対象とされるようになっていきました。その後第1次東京オリンピックの翌年である1965年に日本の会社である「ペニイ商会」がアメリカからガチャマシーンを輸入したことによりガチャマシーンが初の日本上陸を果たしました。それによりガチャマシーンが町の至る箇所にある駄菓子屋や文房具屋の軒下、或いはスーパーマーケットの玄関付近などに設置されるようになり今の状態へと至ります。私はこれまでガムボールマシーンとガチャガチャは互いにほぼ同時期ぐらいに作られたものだと考えていましたが、まさかガムボールマシーンがガチャガチャの原型だと知った際にはあまりの衝撃に思わず椅子から飛び上がってしまいました(笑)
それではここからは本題であるガチャガチャがこれほど多くの人から親しまれている主な理由について分かったことを解説していきたいと思います。まず1つ目にアイテムが非常に豊富であるからといった理由があります。例えば最近では現段階で人気を集めている鬼滅の刃や呪術回線、スパイファミリー、推しの子などの景品を対象としたガチャガチャがたくさん設置されたり、その他にも人気や流行とは全く関係のないミニカーや電車、動物といった一般的なもの、或いは多くの人々があまり興味を示さないようなマニアックなものまでとにかく世間の全てのジャンルと言っても過言ではないほど大量の種類を兼ね揃えています。こうしたことからどんな趣味を持った人でもガチャガチャを利用したいといった意欲が湧いてきやすいことからガチャガチャは多くの人から愛用されているのであろうと考えられます。
2つ目に何が出てくるかわからないといったワクワク感が人々の関心を掻き立てるからといった理由があります。ガチャガチャというものは当然何が出てくるかなんて回してみないと分かりません。そのため、中々自分自身がお目当てとしている景品を手に入れることができなかったり、複数回利用する際には同じものを引いてしまう可能性だって十分あり得ます。それにも関わらずお目当てのものを獲得できたり、全種類をあてめることができた際には多大なる達成感が湧いてくることでしょう。まさにガチャガチャはクレーンゲームなどと並ぶようにゲーム感覚で楽しむことが可能となっております。こうしたはらはらドキドキ満天な特徴がガチャガチャは楽しい・面白いといった印象を掻き立てることからガチャガチャは比較的多くの人から好まれているのであろうと考えられます。ちなみに私自身も幼少期にはよく近所のスーパーマーケットに設置されていたカプセルプラレールガチャを母親と一緒に買い物に行く度に利用していた時期がありました。その際にお目当てであるSLを中々手に入れることができずに頻繁に駄々をこねていた記憶があります。しかし、ある時母親が「これ以上はお金がもったいないからやらないよ」といったセリフを耳にしたと思われる通行人のおじいさんが「そこの坊、わしが一回やってやるよ」と言ってガチャガチャを回してくれました。そしたら見事にお目当てであるSLが出てきて私と母親はそのおじいさんに対して過度な感謝をしました。
3つ目に専門店が増えているからといった理由があります。例えば東京都心なんかにはガチャポンのデパート池袋総本店や秋葉原ガチャポン会館、福光屋御徒町店などガチャガチャ人気を理由に様々なガチャガチャ専門店が増えてきています。こうしたことより例えガチャガチャに興味がない人であっても暇つぶしなどの目的で来店し、それを経て新たにガチャガチャに興味をもつ人が次から次へと輩出されるような日常が継続されていることからガチャガチャは多くの人から親しまれているのであろうと考えられます。
さらに4つ目には皆さんもご存じの通りつい最近まで新型コロナウイルスの流行により遠出などがしにくいことから一般的な贅沢を堪能できない社会情勢となっていました。その代わりに人々は近所の商業施設などへと足を運びワンコインで楽しめるガチャガチャを複数回行うといった普段とは大幅に異なった形の贅沢を堪能していました。人々はそんな経験を通じてお金をかけてまで遠出をしたり、同じようなライブやコンサートに何度も行きまくるよりもこうした安値で堪能できるような贅沢を行った方がお金も節約できるし効率が良いという真実を学習しました。それにより現在はコロナ以前よりもさらに多く人がガチャガチャの魅力に気づいたことが理由となりガチャガチャが多くの人から親しまれているのであろうと考えられます。

ちなみに私がこれまで集めたガチャガチャ景品はこんな感じです!


以前はもっとあっんですけれども馬鹿なことに捨てたりなんなりで気づいたらこの量になっていました(笑)

実は現在は第4次ガチャブーム?

また、ガチャガチャに関する詳細を調べていると新たな衝撃情報が明らかになりました。実は現在のガチャブームは4回目となるそうなんです。その根拠は1983年にキン肉マン消しゴム(通称キン消し)が発売され、かっこよく勇ましい見た目がたくさんの子どもたちの虜にしたことにより特に小学生を中心に一台ブームを巻き起こしました。まさにそれが第1次ガチャブームとなります。その後は1995年にウルトラマンのフィギアを景品としたガチャガチャが流行したことにより第2次ガチャブームが到来、2012年にはOLの格好をしたコップのふち子さんが爆発的な人気を得て第3次ガチャブームとなりました。そして先ほども紹介したように現在はコロナ渦を機にガチャガチャの魅力を知る人が以前よりも急増したことにより第4次ガチャブームが巻き起こっているのです。
ガチャガチャは今後もこうした形で何度も頻繁にブームを繰り返し、次から次へとガチャガチャに対して興味・関心をもつ人を増やしていくことでしょう。そう考えるとガチャガチャは単にブームの対象として認識されるよりは永遠に途絶えることのない人気を集める存在として認識されるようになることでしょう。そのためガチャガチャコーナーに子供から大人を含めた多くの人たちが列を構成している様子を目にすることは今後において日常茶飯事となりそうですね。





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