【シティリーグS4準優勝】 サーナイトex 対戦記・構築・対面プラン 【シティ攻略論含む約20,000字・RTで全文無料】
1. 【はじめに】
自己紹介
はじめまして!
きた(@kitabulba)といいます。
普段は社会人ポケカプレイヤーとして、目標のWCS出場を達成すべく活動しています。本格的にポケカを始めて初の1年間のシーズンでした。
活動地域は東京・神奈川。
自主大会にもよく出ています。
今回のS4で、WCS出場の通過点として目先の目標とするシティリーグ優勝とはならず、今後のCLも不参加が確定しているため2024年シーズン終了が濃厚(JCS抽選がワンチャン…?)となりました。
S1-S3では毎回初戦負けから始まり、思うような結果を残すことができなかったため、今回のS4で自分なりに考えて本気で優勝を狙いに行きました。
当日使ったのは圧倒的に珍しいデッキタイプの、
クエスパトラex入りハイパーアロマ型サーナイトですがこれにも明確な理由があります。
結果優勝とはなりませんでしたが、準優勝とあと一歩というところの成績だったので、
①これからシティリーグS4・CL札幌・JCSを控える
②今後シティリーグで勝ちたい
ポケカプレイヤーに向けて、また今シーズンを終えた自分のアウトプットとして初Noteを書くことにしました。
実績
クエスパトラex入りのハイパーアロマ型サーナイトを使用した理由は後述します。
このNoteで伝えたいこと
過去のシティリーグや自主大会の実績から、客観的に今の自分の地力として考えているのは、少なくとも毎回決勝トーナメントに上がれるような安定的な実力はないということです。
ただ今回のシティリーグS4の目標はあくまで優勝(JCS優先権)であり、少しでもシティリーグ優勝の確率を上げられないか、と戦略的に考えた私の過程と結果を下記に記載していきます。
まずは当日のマッチアップから記載していくので気軽に読んでいただければと思います。
2. 【当日の対戦記録】
予選6-0 1位通過
1回戦:ロスギラ
じゃんけん負け後攻 ○
改めて、負ければ今シーズン終了が濃厚になるS4。
優勝のみを目指します。
過去シティリーグ初戦に勝ったことなかった私にとって、S4から確定6回戦になり初戦負けオポ落ちの可能性が少なくなったことはかなりの追い風ですが、それでも初戦は絶対に負けられない一戦。
初手事故だけはやめてくれ、と念を込めながら対戦スタート。
【後1】
相手はキュワワーではなえらび1回をして先攻終了。
こちらは初手を見るとなかよしポフィン・ボウルタウンとたねポケモンは展開できそうな手札ですが、サポートがない…。ベンチを並べクレッフィを前にして番を返します。
【先2】
お相手ははなえらびできないものの、アクロマの実験をプレイされボスの指令がロストに。かなり手札が良さそうです。
手札に次に繋がる札がなかったことから、早くも初戦負けがチラつき、今日は頼む…とトップドローに魂を込めました。
…結果はナンジャモ!
なんとか復帰しキルリア進化から盤面を整えます。
しかし相手はナンジャモ後も手札が良好のようで、【先3】
アクロマの実験⇒プライムキャッチャー、キルリアバトル場⇒はなえらび⇒ウッウおとぼけスピット(サイド0-1)
【先4】
ボスの指令⇒マナフィにおとぼけスピット
(サイド0-2)
【先5】
アクロマ⇒ロストスイーパーでロスト10枚⇒ヤミラミロストマイン⇒前の番にすごいつりざおで回収し出し直したマナフィを気絶(サイド0-3)
と早くも風前の灯火。
また今日も初戦負けからサブマリンを目指すのか…と考えつつも、ここからなんとか勝ち筋を探す動きをします。
【後5】
準備はできてきていたので、サーナイト進化⇒ナンジャモで手札干渉⇒ジラーチを置く⇒カウンターキャッチャーでギラティナV縛る⇒サケブシッポほえさけぶ⇒こちらがマナフィを置けていなかったため、手裏剣は絶対に避けるべくかがやくゲッコウガを狙撃、と反撃開始。(サイド1-3)
【先5】
しかし、再びアクロマの実験を引かれたのちギラティナVを入れ替えられ、前のサケブシッポにロストマイン。(サイド1-4)
【後5】
ギラティナVstarを完成される前に受けの番を作らないと勝てないと思い、ナンジャモで手札干渉をしつつサーナイトexで前のヤミラミを取ります。
(サイド2-4)
【先6】
ナンジャモが効いたのかおとぼけスピットでサーナイトexが相手の攻撃を受けることに成功。
【後6】
再三のナンジャモによる手札干渉からバトル場をサケブシッポに交代させてウッウを取ります。(サイド3-4)
【先7】
またもこのナンジャモが刺さり、相手の場にはキュワワー・ゲッコウガ・ギラティナVstarしかおらず攻撃されない番を作り出すことに成功!
相手は裏呼び札を全て使っていたためサイドレースが逆転しつつあり希望が見えてきました。
【後7、先8】
サケブシッポとウッウでサイドを1枚づつ取り合います。
(サイド4-5)
【後8】
山を掘り切れていたため、ボスの指令でギラティナVstarを呼び出しおまもりフワンテのバルーンボムで勝ち。
初戦から時間含めてギリギリの試合でかなりの消耗…。
ただあまりにも大きすぎたシティ初戦初勝利でした。
2回戦:未来バレット
じゃんけん負け先攻 ○
お相手が少し迷いながらも後攻を選択。カビゴンではないことを祈りつつ対戦開始。
【後1】
お相手はミュウexスタート。ミライドンのアクセルピークでテツノカイナにエネ加速されますが、バトル場のHP50ヒラヒナが40ダメージで生存します。
【後2】
ヘビーバトン付きのテツノカイナを起動され、ごっつぁんプリファイ。相手の2-2-2のサイドプランは何としても阻止したいところ。(サイド0-2)
【先3】
先1でラルトスが置け、先2でキルリア2面進化できていたので、準備完了。
大地の器、暗号マニアの解読、リファインで回し要求を満たします。
サーナイトex進化⇒カウンターキャッチャーでテツノカシラ縛る⇒おまもり付き6エネサケブシッポ⇒ほえさけぶでベンチに引き下げたテツノカイナを処理。
エネが後続に付かずホッとします。(サイド2-2)
【後3】
お相手は苦しげにアクセルピークでサケブシッポを取りつつ、ベンチのテツノイバラにエネ加速。
(サイド2-3)
【先4】
サケブシッポをすごいつりざおで救出後、ボウルタウンでベンチに。再びおまもりサケブシッポほえさけぶでテツノイバラを狙撃。(サイド4-3)
【後4】
アクセルピークで前を倒されつつ、テツノカイナにエネ加速で番が帰ります。(サイド4-4)
【先5】
ベンチのミュウexを取れば勝ちの為、デッキに2枚あるボスを探しにリファインをしますが、デッキのキルリア2枚、ハイパーアロマにすら辿り着けず、ナンジャモ⇒サーナイトexバトル場⇒カウンターキャッチャーケアのためサイド取らず、で番を返します。
【後5】
相手はテツノカイナに手張り+ボスで勝ちですが、手札3枚の中にその2枚はなく、ナンジャモ⇒アクセルピークで救われます。
【先6】
お相手のナンジャモ後にハイパーアロマを引けたのでキルリア3面となり、リファインでボスの指令を引き当て勝利。
3回戦:ロストバレット
じゃんけん勝ち先攻 ○
【先1】
お相手テツノツツミスタートでこちらの手札は比較的良好。相手のデッキが不明な状況のため、対ロスバレのクレッフィを置くか考えます。
テツノツツミの採用デッキ、スリーブプレイマットを含めた相手盤面の様子、また対戦前の会話での玄人感から「はなえらびしそう」と判断。クレッフィを前にして返します。
【後1】
相手は頭を抱えていました。ネストでキュワワーを出すものの、何もできずロスト0枚でパス。
【先2以降】
そうなれば後はこちらのもの。ハイパーアロマで早急に盤面を完成させ、無情の永久ハバタクカミビート。
お相手はツツジまでサポを打てず、また技も1度も打てないほどのこちらの完勝でした。
4回戦:ルギア
(ツイートでは5戦目と逆ですがこちらが正)
じゃんけん勝ち先攻 ○
マリガン1枚を貰った時にACESPEC枠のマスターボールが見えました。
これが情報アドバンテージとして大きかったです。
【先1】
初手はなかよしポフィンにペパーと上々。山を確認するとハイパーアロマがあったため、少々強引にハイパーボールまで使いラルトス3面を展開して番を返します。
【後1】
ハイパーボールでアーケオス落とす⇒ナンジャモ⇒チラーミィ1体ベンチに置く⇒かぜよみでアーケオス落とす、としっかり準備して番を返してきます。
【先2】
ナンジャモ後に手札にあったキルリア2面くらいを進化。リファインで山を掘り進めます。ボウルタウンが手札にあり使うか少考しますが、チラーミィを出されることよりもアッセンブルスターの要求を上げることを優先し、ハバタクカミバトル場で番を返す。
この時たしか超エネが逃げに使った1枚しか落ちていなかったのが、逆にこの後の展開を楽にします。
【後2】
ハバタクカミが効いたのかルギアVSTARに進化されず、ボウルタウンでチラーミィを出し、かぜよみで番が帰ります。
【先3】
ハイパーアロマ型の良さが出ます。
キルリアをサーチし、4面フル展開(たしか)からリファインしまくり要求達成。サーナイトex進化、おまもり、トラッシュに4エネを揃え前のルギアVを取ることに成功。
お相手も想定外だったのかかなり厳しそうにしていました。(サイド2-0)
【後3】
ベンチに再度ルギアVを置き、手張りで育てたチラチーノでフワンテを取られる。(サイド2-1)
【先4】
手札が潤沢すぎました。
おまもりフワンテからボスの指令でルギアVを取り、アーケオスを立たせずゲームセット。(サイド4-1)
以下は省略します。
5回戦:パオジアン
じゃんけん負け後攻 ○
【先1】
お相手ハイパーボールで少考からテツノカイナ、パオジアンを捨てビッパを持ってきて手張りせずエンド。
相手の手札にはビーダル(に繋がる札)とサポートはありそう、エネはないと推察します。
【後1】
ペパーしか手札になくマナフィを置くか悩みますが、げっこうしゅりけんを打たれる可能性は低いと考え、なかよしポフィンエヴォリューションでキルリア2面を立てて終了。
【先2】
予想通りハイパーボール⇒ビーダル進化からカイでゲッコウガ、ふしぎなあめを持ってきてセグレイブに進化。手札を0枚からはたらくまえばで強引にげっこうしゅりけんを狙ってきて相当肝が冷えました。
ただはたらくまえばで何もなかったようで、相手は渋そうにそのままパス。ツキもありました。
【後2】
無事マナフィを着地させ、リファインで盤面形成を急ぐ。
【先3】
はたらくまえば後の手札が良くなかったようで、バトル場ヒラヒナだけのげっこうしゅりけんで番が返ります。(サイド0-1)
【後3以降】
その後は相手のトラッシュの状況からセグレイブを狩るプランで、ナンジャモカウンターキャッチャーでビーダルを縛りつつサケブシッポでほえさけび続けますが、なかなかサイドを取られない番を作れずサイド1-1交換が続きます。
相手は最後のすごいつりざおでテツノカイナを山に戻さなかったので
①プライムキャッチャーパオジアンでサーナイトexを取る
②プライムキャッチャーキャンコロしゅりけん
のどちらかでサイド2を取るターンを作りだすプランだと考え、かがやくゲッコウガを優先的に取り、さらに相手サイド2のタイミングでフトゥー博士のシナリオでサーナイトexを救出。
完全に相手の2プランが崩れたのかお相手は勝ち切れず、時間ギリギリのところでパオジアンを出してサイド1を取って番を返してくれたので最後の最後でサイドレースが逆転して勝ち。
6回戦:テツノイバラ単
じゃんけん勝ち後攻 ○
予選最終戦の相手は初戦で隣にいた方でした。サーフゴーexを早々に破壊していたのを横目で見ていたので恐れを抱きつつ、じゃんけん勝って後攻を選択。 お互い予選抜けがほぼ確定しているため気楽にやりましょうと緩く会話しバトルスタート。
まさかこの後決勝で再戦するとは…
お相手がマリガン6回をくれたため、試合内容はこちらの圧勝でした。
後1でペパー⇒ヒスイのヘビーボールでサイド落ちのクレッフィまで救出する余裕すらあったため、ハバタクカミ・ラルトスも含めた完璧なベンチ展開が叶い、後2以降はハイパーアロマでぶん回しつつクレッフィ前でテツノイバラの特性を回避しつつ順当に攻撃して勝ち。
総じて運が良かった感が否めないですが、初戦勝ちの勢いのまま絶好調で初トナメに進みました。
準々決勝:パオジアン(再戦)
じゃんけん負け後攻 ○
会場に再集合し対戦準備を進めると、その場に選手6人しかいないことに気付きます。デッキチェックでなんと2人が脱落する事故が発生。
無条件ベスト4の2人に入りたかったですが願いは叶わず私の卓含めた2卓で準々決勝開始。
緊張していてあまり記憶にないので詳細は割愛しますが、予選で対戦した時にセゴールが入っていることがわかっていたのでサケブシッポで優先的にビーダルを取っていくプランを立てました。
サイド先行こそされますが、お相手カイ3落ちにも助けられ相手が回らず、サイドを取られないターンが生じたため、サイドレースが早々に逆転して勝ち。
準決勝:ルギア(再戦)
じゃんけん負け後攻 ○
こちらも記憶が薄く詳細な説明は割愛しますが、今度は順当にアッセンブルスターからルギアVstarで先殴りをされます。
ただ、こちらもハイパーアロマを強く打てキルリア4面が早々に完成していたため反撃開始。
ナンジャモ⇒サケブシッポほえさけぶでアーケオス(サイド1)、おまもりフワンテでルギアVstar(サイド2)、ほえさけぶでアーケオス(サイド1)と進め、相手のサイド2枚取るターンのケアをしつつサイドレースを逆転させます。
最後はフトゥー博士のシナリオでサーナイトexを盤面から消し、危なげなく勝利。
決勝:テツノイバラ単(再戦)
じゃんけん負け先攻 ×
準決勝もう1卓はテツノイバラex単対サーナイトex。
決勝はサーナイトexミラーを想定してましたが、予選最終戦で対戦したテツノイバラex単の方が勝利し、こちらとしてはありがたいマッチに。
お相手はまたも種ポケモンが引けず、マリガン3枚を貰います。予選最終戦の完勝プランを思い出しながら、気合い十分でJCSを賭けた運命の決勝がスタート。
【先1】
いきなりの試練。
こちらクレッフィスタートで、初手はサポート多めの状況。ボール類がハイパーボール1枚のみで持ってくるポケモンに悩みます。さらに山を確認するとハバタクカミもサイド落ち…。
バトル場のクレッフィを最初に取られた場合(サイド0-1)、すごいつりざおでクレッフィ救出⇒ボール等でベンチに置く⇒前が倒された時(サイド0-2)にバトル場に出す⇒エネ5枚とおまもり付きフワンテを用意⇒サイコエンブレイスを使いテツノイバラを倒す
というかなり要求の高い展開が濃厚になります。
そこで緊急プランを発動させるべく、ハイパーボールでヒラヒナを持ってきてエンド。
【後1】
お相手はダブルターボエネルギーを手張りして、ペパーからワザマシンエナジーターボでベンチのテツノイバラexにエネ加速する上々の立ち上がり。
【先2】
ペパーからなかよしポフィン⇒ラルトス×2とワザマシンエヴォリューションをプレイ。
ベンチをクエスパトラex、キルリアに進化します。
【後2】
テツノイバラにエネ手張りからボスの指令でベンチのキルリアを取られる。(サイド0-1)
【先3】
手札のキルリア進化からクエスパトラexに手張りし攻撃でテツノイバラexに120ダメージを与えます。
【後3】
お相手はペパーからプライムキャッチャーを持ってきたのち、無傷のテツノイバラexでベンチのキルリアを集中砲火。また3体目のテツノイバラexも準備。(サイド0-2)
【先4】
再びラルトスをキルリアにベンチ進化して盤面形成を急ぎつつ、クエスパトラexで120ダメージを与えます。
【後4】
お相手の盤面はほぼ完成し、基本的にあとは攻撃するだけ。
前のクエスパトラexがダブルターボ付きイニシャライズ120点を受け番が返ります。
【先5】
クエスパトラexでテツノイバラ1体を倒しつつベンチもサーナイトexに進化する良い感じに。
この時サイドのハバタクカミも救出でき、流れが来つつあるのを感じていました。(サイド2-2)
【後5】
前が倒されない可能性も期待しますがブーストエナジー未来が付き、テツノイバラexイニシャライズで140ダメージ。クエスパトラexが気絶します。(サイド2-4)
【先6】
ベンチのクレッフィをバトル場に出し、ようやくサイコエンブレイスが可能に。
ロストスイーパーをケアした3エネのフワンテ180ダメージでベンチのダメージが乗っていたテツノイバラを呼び出して倒し、次の番もベンチにも構えたおまもりフワンテで勝ち!!
………
完全にサイドレース逆転が見え、勝ちに近づいた状況でこのように考えていました。
絶対にミスはしないと念が入り時間をかけすぎていたこと(多分)、時間の経過を忘れていたことが最大のミスでした・・・
ベンチが縛られることをケアするため、暗号マニアの解読でフトゥー博士のシナリオをセットしようとした頃、ジャッジから残り1分のコールが。
完全に焦る私。
暗号マニアの解読でデッキトップに固定した2枚を引ける番が回ってくることを祈りながらこの番はフワンテで攻撃するしかないと思い、山に固定する2枚を決め、慌ててボウルタウン対象なしを使って最後のデッキ確認をします。
そこでお相手が一言。
「・・・ボウルタウンで山混ぜますよね?」
すぐには意味が理解できませんでした。
ボウルタウン後のカットによって、暗号マニアの解読でデッキトップに固定したフトゥー博士のシナリオは山のどこかに消え去り、
ジャッジ介入とデッキシャッフルにかかる時間が刻々と過ぎていきました…
負けを悟り、フワンテでテツノイバラexを倒して番が返ります。(サイド4-4)
【後6】
エネくじ使用対象なしの時に時間が切れました。
バトル場のテツノイバラexは前の番のイニシャライズでエネが1個足りない状況のため、攻撃されない可能性に賭けますが…
手札にエネがあったようでフワンテを取られサイド差で負け。(サイド4-5)
こんな感じの対戦レポートです。
また、この場を借りて当日対戦した方やジャッジの方に感謝します。
ありがとうございました。
決勝は時間管理の未熟さを含めた完全な実力不足が出た一戦だと思います。
来年は一回り強くなってWCSを狙います!
3. 【デッキ選択】
・なぜサーナイトexか?
基本的に私のデッキ選択の方針は、社会人として限られた時間リソースでポケカをしていることから、その時デッキパワーの最も高いTier1層のデッキを握るようにしています。
その中で、S3(3/20)では堂々Tier1のリザードンexを使用していた私がS4(4/7。仕事の都合上早めの日程で出る必要があった)でサーナイトexへと選択を変えたのは以下3つの理由があったからです。
①クリムゾンヘイズ発売(3/22)後の環境推移
それまでのリザードンexトップシェア環境が変遷することを眺めていました。
クリムゾンヘイズ発売直後に注目を浴びたカビゴンLOや環境トップリザードンexに強いルギアVstarが徐々にトップメタからトップシェアになると予想。
自ずとルギアVstarに有利なサーナイトexの環境立ち位置が良くなってきていることをデータ上感じ取りました。
いつも参考にさせて頂いているお二人のツイートから引用します。
また、これまでの体感で、多種多様なプレイヤーが出場しているシティリーグの予選は一般的な環境シェア率の構成とは少し異なっていると感じていました。
やるべきことが明快なデッキ(例えば、アルセウス系などの上記Tier3帯のデッキ。またリザードン、パオジアン、ルギアなどのエネ加速が容易で高火力のデッキ)の使用割合が比較的高く、互いに同じ程度デッキが回っていたとした時、手札干渉も含めサイドレースで有利に持ち込めるサーナイトexは取りこぼしの起こさない上で強力な選択となると考えました。
②リザードンexの弱み
技「バーニングダーク」をメインで戦っていくデッキでありパワーが高い分、一定数勝てないデッキタイプが存在します。
カビゴンLOはもちろんのこと、クリムゾンヘイズで登場したテツノイバラexなどがその際たる例です。
また、ルギアやロストギラティナなど不利と言われている対面も増えつつありました。
これらデッキタイプとの対戦する可能性を考慮し、自分の地力も鑑みつつ、シティリーグ予選で5-1以上の成績を残し、優勝できるかと考えた時、その期待値は低いと思いました。
実際に、S4当日のマッチアップや会場のデッキタイプからS3後もリザードンexを握り続けていたら…と思うと、思い切ったデッキ選択の変更は成功したのではないかと考えます。
③サーナイトexはプレイが難しい?
一般的にサーナイトexはプレイが難しく、ポケカ玄人が使用するという印象を持たれています。
(巷ではサーナイトマスターという言葉もあるようです)
私もそのうちの1人であり、E-Gレギュ時のサーナイトexは決して触れないようにしていました。「分岐が多すぎてプレイが難しいし、ミラーとかまず時間内に終わる…?」と当時思っていました。
ただ、F-Hレギュへと移行したことにより、サーナイトexの構築やプレイ方針にも変化が生じています。
ふしぎなあめの採用は限定的となり、ラルトス⇒キルリア⇒サーナイトexの着実な展開・進化から、フワンテやサケブシッポといった高火力非exポケモンをメインアタッカーに、手札干渉を絡めつつサイドレースを優位に持ち込むという明確な順序を持ったデッキタイプとなりました。
他のデッキタイプよりも手順がかかることは確かですが、以前より分岐が少なくなったことによりサーナイトexは自分でも使えるデッキタイプの範囲内と考えました。
以上3つがシティリーグS4でサーナイトexへと使用デッキを変えた理由です。
サーナイトexは明確な不利対面が少なく、環境的立ち位置が非常に良いデッキだと思うので、これからCLやS4を控えている方にもぜひオススメします!
構築より先は有料とさせていただきます。
ここから先を読むと以下のことが理解できるように具体的に書きました。
・シティリーグで勝つための考え方
・サーナイトexデッキの基本理解
・アンフェアスタンプというカードの言語化
・クエスパトラexの強み、使い方
・各対面含むサーナイトの苦手対面へのあらがい方
・次環境サーナイトの暫定評価
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