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保護猫を探せ!

サンタクロース遅延騒動の合間にも、ネコに関する家族会議は続いていた。
ペットショップに行ってみたいと言っていたが、長女の好みと合わない&夫がペットショップで買うことに拒否感がある&サンタ事件により涙に暮れる次女。
やっぱりもう少し保護猫を探そうという事になった。

再度ネットを検索し保護団体を漁った。
今回は里親待ちの猫の画像は見なかった。
気に入っても1度も合わせてもらえないかもしれないなら意味がない。
譲渡の条件と譲渡の流れのみを舐めるように確認。
その中で目に留まったのは、とても大きな規模で運営されている保護団体だった。

ただ、ネット上の評判がすこぶる悪い。

しかしながら、規模が大きい分システムがわかりやすく譲渡の流れも簡潔。
他の保護団体が個人商店なら、ここは大手チェーン店のような画一的な安心感がある。
裏の意味を探らなくても済みそうという安心感だ。
弁当1個買いに行くわけじゃなく、これから20年近く共に過ごす仲間との仲介をしてもらうのだ。
本当ならその場限りの関係で簡単に済ますチェーン店ではなく、個人商店と信頼関係を築きたい。
だが『一見さんお断り』的な対応や、店頭に書いてない裏ルールを示してお断りされるくらいなら、コンビニエンスでいいよ。
猫に変わりはない。

ネット上での評判は悪いけど、行ってみたら意外と普通なんて事はよくある。
逆も然り。
とにかく接触を試みん事には何もわからん!

応募フォームを上から順に記入していく。
最後の方に、保護猫を迎えようと思った理由と検討している飼育方法を書くフリー欄があった。
どうやら文字数に制限は無さそうだ。

なるほど、これでこちらの覚悟のほどを試そうというわけだな?
では、書いてやるよ!全部書いてやる!
面談の時には話す事なぞ何一つないくらいにな!

応募フォームの小さなスペースをスクロールしながら書くのはとても大変だった。
使い魔と過ごした年月、使い魔がどんな猫で、どんな関係を築き、どう看取ったのか。
亡くなったいまの気持ち。
新しい猫とどう向き合いたいのか。
猫を飼うにあたっての心構え。
新しい猫の条件は、こうであって欲しいというだけでなく、気にしない事はそう書いた。
部屋の間取りと、いつどの部屋でどのように過ごすのか。
猫を迎える室内の設備について出来ていること、これからする予定の事、猫の性格など様子を見て今後判断する事。
家族が何時に出かけて、何時に帰るのか。
家族1人が猫とどう関わるのか。
ケージの中に設置するもの。
トイレの砂の種類。
フードのあげ方と種類の選定方法。
ベッドの種類と落ち着いて寝られるようにする工夫。
温度や湿度を保つ方法。
検討してるペット保険に、かかりつけの動物病院に、最寄りの夜間診療所。

文字数2000を超える大作だ。

何度も何度も読み返して、意を決して送信。
数時間後、面談決定のメールが届いた。
ぃぃよっしゃあーーっ!!!!!

これでようやく一歩進んだ。
あとは面談をしくじらなければ猫に会える!
ちなみに面談は年明けになる。
結果はその頃にまた報告したい。


あ、前回の投稿の後日談。
26日の午前中に間違いなくAmazon様がいらっしゃった。
用意していたラッピング袋があまりにも大きすぎて不恰好だったため、商店街の文房具屋にて売れ残りを購入。
手紙と同じ場所にプレゼントをセットすると、次女は通りがけすぐに発見。
無事にクリスマスは終了した。
文房具屋のお兄さんが麒麟の川島さんを彷彿とさせる超絶イケボだった事を追記しておく。

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