広島・長崎への原爆投下を正当化するアメリカ人

日本人としては、心穏やかではいられない。

アメリカの上院議員が公聴会で
「広島、長崎へ原爆を投下したことにより第二次世界大戦を終わらせた」
と、原爆投下を正当化する発言があった。

原爆投下を引き合いに出して
”イスラエルへの武器の供与を続ける”ように主張する流れの中で
出てきたやりとりだ。
本人として言いたかったのは、
「アメリカはイスラエルへの武器供与を止めてはいけない」。

しかし、日本の上川外務大臣は、これに抗議。

「中東情勢の文脈の中で、
 広島と長崎の原爆投下を引用した議論を提起したことは、
 到底受け入れることはできない。
 核兵器の使用は人道精神に合致しないもので、
 発言は適切でなかったと考えている」

戦争は、それぞれの立場によってとらえ方は違う。

自分はアメリカに対して好意を抱いている。
良きアメリカの友人もいる。
だけど、第二次世界大戦の捉え方は違うんだなと改めて考えさせられた。

タイムリーにも、ちょうど映画「パール・ハーバー」を見た。
ハワイ・真珠湾にあるアメリカ軍基地や艦隊などを日本が奇襲攻撃し、
壊滅的な被害を与えた。
アメリカ人にとって、忘れがたき黒歴史だという。

「Remember Pearl Harbor!(パール・ハーバーを忘れるな!)」
第二次大戦中、反日感情を高めるためのスローガンだ。
アメリカに住んでいた日本人が、
「今でもアメリカ人は、真珠湾攻撃のことを根に持っている」と
言っていたのを思い出した。

映画をみて納得した。
アメリカの戦艦8隻を破壊。
死者は2000人を超え、その中には民間人も含まれている。
映画では、その惨たらしさが描かれていた。
アメリカ人に恨まれても仕方ないなと思った。

しかし一方で、こちらは長崎、広島を忘れることはできない・・・

ということで、
非常にシンプルだけど、結論としては、
戦争をやってはいけないということ。ただそれだけ。
戦争をやって喜ぶのは、ほんの一部の人たちだけだ。

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