こうやって人がいなくなっていくんだ・・・人口減少
宮城県・石巻市「田代島」。
「猫島」の愛称で有名だ。
猫が好きなので行ってみたら、猫以上に衝撃だったこと。
それは、島が「廃墟化」していることだった。
あっちもこっちもボロボロの空き家だらけ。
家の中にまで木や雑草が入りこんでいるのが
割れた窓ガラスや壁の隙間から見える。
面積約2.9平方キロメートル、外周11.5キロメートルほどの小さな島。
かつてカキ、ウニなどの漁が盛んで
島には1000人ほどの住人がいたそうだ。
それが、今では40人ほどに激減したという。
私が話したのは島民3人ほど。
10年ほど前に別の場所から引っ越してきたそうだ。
なぜ島に人がいなくなったか?
住民の一人、70代ぐらいの女性に話をきくと
やはり「高齢化」が理由だそうだ。
「この島には診療所はあるが、病院がない。
うちの前のおばあちゃん、一人暮らしだったんだけど認知症になって
息子が本土の施設に連れていったのよね」
人間がいなくなった代わりに、猫が大繁殖した。
今では200匹ほどいるという。
もともと、豊漁を招くとして、島では大切にされていたという。
その猫が、今では名物となっている。
1日3便、石巻本土と島を結ぶ船が出る。
猫ブームも相まって観光客は意外と多い。外人の姿も見かけるほどだ。
ただ今のところ、島は「猫資源」を活用できていない。
猫グッズなどを売り出せば、
少しはお小遣いが入ってくるだろうにと思った。
一方で気になったのが、
猫の衛生状態はあまりよくないこと。
痩せている子や目が病気になっている子もいるのが気になった。
観光客から金を取り、
猫の身の回りの整備に力を入れてもいいのではと思った。
島の「空き家」、「猫」、
もっとうまく活用する方法があるんじゃないかなと思った。
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