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伊予灘剛腕物語第12話『砂浜の女王』





2023年7月17日。海の日。
海の日と名付けられている祝日ですので、
やはり海に行かなければ勿体ないですよね。
そう、思うのは剛腕だけでしょうか。
泳ぐ事があまり得意ではない剛腕は、
海に行く=釣り になります。

朝4時半頃、釣具屋さんで日本ゴカイ(砂虫、ジャリメ、石ゴカイの事)を300円分購入し、近所の釣り場へ。1人釣行です。
今回はシロギス釣り。引き釣りで狙います。
剛腕はキスの引き釣りがあまり得意ではありません。キスを食べたいが為にやるだけです。
今年初めてのキス釣りです。
何度も計画を立てましたが、その日の度に雨で海に濁りが入り、断念。
(雨男 発揮してて草)
潮を選んでいるのが凶と出ているのか?
どうせピンギスしか釣れないのでどんな潮で行こうがさほど変わらないんですがね。

剛腕は、あまりシロギスの型にも数にも興味がありません。まあ、晩御飯のおかずになればいいなぁぐらいの気持ちです。
近況として、近郊ではピンギスばかりで良いサイズはあまり釣れないそうです。
成長が遅い魚なので小型が多いのは仕方がない事でしょうね。
忽那諸島やしまなみへ行けばもう少しまともなサイズが釣れるようです。
キスにそこまでお金をかけたくないので、近所でふらっと引き釣りをします。

第一釣り場へ到着。空はHigh pressure
♪~カラダが夏にナル カゲキで最高  ためらうことに慣れ過ぎた 素肌を上で事件を起こせ~♪


キス釣りのタックル紹介

竿はDAIWA プロキャスター35-405
リールはDAIWA '14サーフベーシア45 
スプールのみ'16Tサーフ45のスプールを装着
道糸はPE0.4号
PEのテーパーラインをFGノットで接続
フジワラのサーフスナップを結び、
天秤はトップガン35号。固定式
フロロ5号を1ヒロ取り、10号のNTスイベルを結んだ先に50本連結仕掛け(針は7号)を結びます。
3本針からスタートします。

剛腕は、シマノ派 いわゆるシマラーですが、唯一キスタックルのみDAIWAを使用しています。
不本意ですが致し方ありません。
年に数回しか出番が無いタックルにそんなお金は掛けれず、キスにそこまで資金投資していません。
(本心はキススペが欲しい。)
リールが壊れたらシマノにしよかな♪

頭の先から足先までシマノのアパレルで染めている釣師がDAIWAタックルを振り回している姿はあべこべで滑稽です。←自分の事です


第1投。剛腕は、回転投法やV字投法を習得していませんので普通のオーバースローで投擲します。
1色25mで色分けしてあるPEがラインスラッグを取った状態で6色出ましたので約150m沖に着水。水深は3mぐらい。
まずはアタリが欲しいのでゆっくりゆっくりリールを巻きます。ハンドル1周に15秒ぐらいかけて巻きます。この釣り場はメゴチやフグ等の外道が少ないので仕掛けのスピードが遅くても影響はそこまでありません。

キススペ欲しいな~とか、美女のキスが欲しいな~とか、ヨコシマな事を考えながら50m近く引っ張りましたがアタリがありません。
とりあえず回収してみます。
すると、5㎝程のピンギスが3連で付いていました。

剛「ついとんかーい」

針を飲み込んだキスは死んでしまいますので責任持って食べます。上手く口に浅く針掛かりしているキスはリリースします。
リリースしたは良いものの、ちゃんと生きているかは不明。(人間のエゴイズム発動)

日本ゴカイを付け直し、第2投。
同じく約150m沖に着水。少し左に振り、トレースコースを変更。
巻きスピードもハンドル1周10秒にします。
何の魚信も無く、50m仕掛けを引っ張った後、回収するとピンギス3連。

剛「あれれ。」

1投目と同じ展開。
アタリを取れない剛腕が未熟なのか、
天秤が不感症なのか。
とりあえず、天秤を変更します。
デルナー天秤33号に。仕掛け側のアームを直径0.6㎜のステンレス硬線(スペシウム光線ではありません)に自作改良している天秤です。

小さいながらもキスを釣ると"夏"が来たと実感します。
♪~夏が始まった合図がした~♪
なんつって

第3投。若干、飛距離が落ちて、5色ぐらい。
約120m。少しコントロールが定まらず、右へ逸れました。
10m程、サビいた所でアタリ。
はっきりとしたアタリが伝わってきました。
リールを止めず、追い食いを狙いますが音沙汰無し。回収します。

良いサイズですよね~(右)
かわいいサイズですよね~(左)

メジャーの類いを忘れました (;^_^Aアセアセ
手尺で20㎝足らず。18㎝ぐらいでしょうか。
左も今日のピンギスたちの中では最大サイズ。針を呑んでいましたので持ち帰ります。

ホストB「キスちゃん 飲んでない 飲んでるとこ見たこと無い!今夜はパーリナイ ときめきメモリアル✨」
ホストC「行けんのかって!やれんのかって!ほい! ほっほい!」

天秤の交換が功を奏したのか、たまたまなのか。剛腕には分かりません。気にしません。
ちっちゃい事は気にすんな それ! ワカチコ ワカチコ~

アタリがあったコースを丹念に探りましたが、ピンギスしか釣れず。
立ち位置を変えて、しばらく引き摺りましたが、追加は無し。
移動します。


第二釣り場に到着。
車を横付け出来る護岸です。
カケアガリと平行に仕掛けが引ける点が魅力の釣り場。
手早く準備し第1投。
約120m沖に着水。水深は2m位。
アタリは全くありませんが、4、5㎝のピンギスが必ず掛かってきます。
アタリが取れなきゃ面白くないなあ、と思いつつも投げ返します。

2投目でプルプルと小さいアタリをキャッチ。気持ち大きいピンギスか?と、追い食いを待つもアタリ無し。
みんな単独行動なの?群れが小さいの?
頭の上にハテナいっぱい。
回収すると、、、

なんでやねーん

もはやキスですらなくなりました。
剛腕はいつからサビキ釣りをしていたのでしょうか。
5㎝にも満たない豆アジをリリースしようにも海面まで高さがあるので恐らく海面に打ち付けられて絶命するでしょう。
たまたま隣にサギが佇んで居ましたのであげました。
また移動。

第三釣り場へ。
今度は砂浜です。釣り人が数人おられました。邪魔にならないようにかなり離れた所に釣り座を構えます。
皆さんキス釣りと思われます。
クーラーに座り、引き釣りをされていました。

剛腕は準備を開始。
天秤を固定式のL型天秤20号に変更。
近いポイントから探っていきます。
着水音に気を配り、50mラインから投入。
一切アタリ無し。
徐々に飛距離を伸ばしていき広範囲を探りましたがアタリ無し。
最後は、天秤をトップガン35号に戻し、フル遠投。
150m沖をじわじわ引き摺りましたが、ピンギス1匹のみ。もちろんアタリ取れず。
ここで剛腕の集中力が切れた為、納竿。

2時間足らずで切れる集中力もどうかと思いますが、アタリが取れない程小さいキスでは弱い者いじめをしている気分です。
今年のキスの引き釣りはこれで終了ですね。

4㎝~18㎝までのシロギスが11匹でした。
その日の晩御飯に刺身にしました。
ピンギスは片身で刺身1切れ。小骨も気にならないので意外と簡単。小さいキスにも抱卵個体が居た点が心痛でした。







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