【全文無料】シティ優勝パルキアサーフゴーの備忘録
どうも初めまして、ナナリスと申します。
今回は初めてシティリーグで優勝出来ましたので、その備忘録を記そうと思います。
全文無料ですので、シティリーグがまだこれからで、サーフゴーを握ろうと思ってる方、デッキ選択を迷っていてサーフゴーが選択肢に入ってる方々の参考になれば幸いです。
デッキ選択の経緯
まず、何故サーフゴーを握ろうと思ったのかについて触れようと思います。
思ったより長くなってしまったので、もうサーフゴーを握ることに決めてるんだ、という方は次の見出しまで飛ばしてください。
私が最初にサーフゴーを握ったのは、シティで準優勝していたサーフゴー+ミュウツーV-UNIONのリストを真似した時になります。
サーフゴーの元々の縦引き性能に加えてリファインでいっぱい山札を掘ることが出来、サーフゴーが比較的苦手な小粒相手にはミュウツーV-UNIONで戦えるという補完も取れていて、握っててとても面白いデッキでした。
それと同時に以前より感じていたサーフゴーのポテンシャルによりはっきりと気づきました。自身がドロソになる絶妙なHPの青天井アタッカー、こいつかなりやれるぞと。
ただ、丁度同時期に海外でブジンエンテイというデッキが活躍したこともあり、弱点マッチだとかなりしんどいという現実も突きつけられました。
ポテンシャル溢れるサーフゴーでも単品では環境で戦うのに不安定過ぎる…
サーフゴーを諦めかけた時、Twitterでサーフゴーにパルキアを組み込んだリストが結果を残した(確か海外の大会だったはず)と流れて来ました。
これだ!!
この時に私のシティで握るデッキは決まりました。
・サーフゴーの弱点である炎に対し、逆に弱点を突ける水タイプ
・元々採用されているゲッコウガが起動できるようになる
・サーフゴーの苦手な対小粒をパルキアとゲッコウガが得意としている
サーフゴーとパルキアの相性が良すぎるんですよね
カードの採用理由
つぎにどのようにリストを作成したかをお話致します。
と言ってもパルキアサーフゴーのポテンシャルに気づいてちょくちょく結果を残してくれた先人たちがいらっしゃるので、その人たちのリストを自分なりに消化して作り上げたのがこのデッキのアウトラインになります。
ここでは各カードの採用理由を説明して最後にリストを載っけておきます。
サーフゴーex 4枚
…デッキの枠がカツカツ過ぎて3枚も試してみようかと思いましたが、少しでも上に乗れる確率が高い方が安定感に繋がると思い現物4枚を優先しました。
実際ハイパーボールでサーチするよりも素引きで進化することの方が多かったので、ピーキーなリストでない限りは4枚が推奨だと思います。
コレクレー(70)、コレクレー(50) 2枚ずつ
…なかまを呼べて逃げエネが1の時の方が強い場面もあるし、もちろんHPが70あった方が強い場面もある。つまり一長一短だと思い、どっちかに振り切って採用して後悔しないように2枚ずつ採用しました。序盤置くのは50にして、中盤以降は70を置けるように意識しました。
パルキアVSTAR 進化ライン 2枚ずつ
…パルキアサーフゴーのリストはこの進化ラインが1-1のリストもよく見られると思います。ただ、冒頭のデッキ選択の経緯でもお話したように、サーフゴー単品だと戦えない相手が存在する=パルキアを立てないと試合にならない相手が一定数存在します。1-1にして片方でもサイド落ちしてそれらの相手に負けてしまった場合、このデッキを握ってる意味が無くなってしまうので、最低でもパルキアは一体立てられるように2-2の採用としました。パルキアスタートは弱いことに間違いないのですが、進化前のスタジアムサーチはポケストップを持って来れるので地味に優秀です。
ゲッコウガ 1枚
…優秀なドロソ兼サブアタッカー。基本的にスターポータル前提になりますが、上振れると先2で技が撃てるので、相手のマナフィの準備が追いつかなければこのカードだけでゲームを早々に決めてしまえます。
ミロカロス進化ライン 1枚ずつ
…私はこのデッキのポテンシャルを大きく評価していたので、京都CL優勝はワンチャンパルキアサーフゴーなんじゃないかと予想していましたが、予想通りベスト4に輝く大活躍を見せてくれました。正直、注目外のデッキではあったと思うので自分のシティ前に有名になってしまうのは微妙な気持ちでしたが、それを差し置いてもその活躍は嬉しい贈り物をくれました。それがこのミロカロスの採用です。
サーフゴーの弱点である手札干渉をシンプルに解消してくれました。自分にこのアイデアは無かったのでBest4に入賞してくれた方に心より感謝しています。
ちなみにヒンバスはすぐに技で進化できる方もいるんですが、進化後ミロカロスが逃げエネ2の都合上、そのターン攻撃するにはクロスイ要求になってしまうのでほぼほぼエネサーチの方の採用で決定だと思います。
ミミッキュ来たらこいつで殴ります。
パス 4枚
…このデッキは初動の展開力がそのままその試合のデッキパワーに直結してしまうので、最大数入れて2ターン目以降はコストになってもらいます。このカードが手札にあると簡単にコストを決められるのがいいですね。
ネストボール 3枚
…最初は2枚で回していたのですが、あまりに初動が安定しないのと、中盤以降もコレクレーを場に足す動きが必要になると思い、3枚にしました。
ハイパーボール 3枚
…序盤で使うにはコストが重く渋めのカードですが、中盤以降はコストが気にならないので好きなポケモンを呼べたり、山を圧縮したりと最強のグッズになります。試合中2回は使いたいけど、4枚だと序盤に引いてしまうということで3枚に落ち着いています。
ヘビボ 1枚
…主にサイドに落ちたゲッコウガを回収するために採用。このデッキはコストの要求が頻繁に発生するので、このカードを引いたからと言って雑に使ってしまうのではなく、サイド落ちを山からしっかり把握した上で必要性を判断し、不要ならコストに回すと言ったプレイングも重要。
大地の器 2枚
…序盤で大変なエネ掘りを大きく解決してくれるカード。序盤で引きたいカードではあるが、枠が無いのと、カイを使った時に持ってくるグッズが大体このカードかハイパーボールになること、2枚でも終盤にはエネを掘りきれることから2枚での採用とした。
スパエネ回収 4枚
…サーフゴーがワンパンし続けないといけない試合である場合は必ずこのカードが必要となる。エネを大量にトラッシュする都合上、このカードが4枚無いとエネ管理が破綻してしまう。
エネ回収 1枚
…小回りが利きすぎてめちゃくちゃ使い勝手の良いカード。エネを錬金しないといけないが手札がトラッシュ出来ない時に、このカードスタートで手札が増やしていけたりする。1を2にするのは簡単でも0を1にするのは難しいといった言葉がこのカードの強さをよく表していると思う。ただサーフゴーに必要な大量のエネを用意出来る訳では無いので、スパエネ回収の補填として1枚だけ採用。
すごいつりざお 1枚
…ポケストップの保険的役割が1番大きい。戻すのは基本ポケモンだけ。マナフィを採用していないので手裏剣で飛んだコレクレー2体をすぐに山札を戻してくれる活躍を見せた。
クロスイ 4枚
…自慢の縦引き性能、ポケストップ、カイのおかげでかなり集めやすくなっている。クロスイで自分のサーフゴーとサーフゴーを入れ替える時はどちらも前でボーナスコインを使うよう忘れずに。青天井のおかげでクロスイが揃った試合は相手の急所を確実に潰せるので勝率がぐっと高まる。
カイ 2枚
…このデッキにおいては好きなグッズを持ってこられるだけで破格の性能なのだが、ゲッコウガやパルキア、ミロカロスラインまでサーチ出来てしまう。枠があるならもっと積んでもいいかもしれないが、そんなに水ポケモンをサーチする必要もないので結局2枚が丁度いいのかもしれない。
さぎょういん 2枚
…サナと同じで雪道に弱く、縦引き性能が高いサーフゴーではとても相性の良いカード。よく見るサーフゴーでは3~4枚の採用が一般的だと思うが、雪道に弱いデッキが割る為のカードを強く採用するようになり、雪道採用デッキが減っていると判断し、ここを薄くして枠を捻出した。
引けるカードは3枚とそこまで多くないが、決勝では先2でお守り付きカイナを返さないといけない盤面になり、このカードからスタートしてエネを6枚用意出来たので3枚と言えども馬鹿にならない。
セイボリー 2枚
…さぎょういんと同じで縦引きが強いサーフゴーでは引けるカードが3枚でも問題なく採用できるパワーカード。1試合で1回、良くて2回使えればいいかなと思い2枚での採用。ベンチ狙撃のできるゲッコウガとの相性が抜群に良いがパルキアの打点を下げてしまうのでそこだけ注意。
ナンジャモ 1枚
…京都CLの結果により、サーフゴーが増えてミラーが多くなると予想し手札干渉要員で採用(ミラーではミロカロスは基本立てられないので大丈夫)。最初はツツジを採用していたが、序盤で腐ってしまうこと、このデッキなら引ける枚数が少なくても縦引き性能で解決出来てしまうこと、の2点でナンジャモに変更した。
ボスの指令 1枚
…クロスイを揃えられなくても裏のポケモンを潰さないといけない盤面は生じてしまうと思い気休めも兼ねて1枚での採用。実際決勝では先2で裏のライチュウを先に潰せたことで1ターン猶予が出来たので採用は大正解であった。
ポケストップ 3枚
…雪道を割る。グッズを集める。エネをトラッシュに送る。このカードを場に置けてるだけでデッキの回転率が段違いになる。要らないグッズでもコストに使えるので普通に縦引き要員として使えてしまうのが扱いやすい。前述の通り雪道が減り、ミラーが増える読みで4枚では腐ることも多いと考え3枚での採用にした。
エネ 水6枚、鋼5枚
…ゴールドラッシュは最大で7枚必要になるので、総数10だと心もとない、かと言ってデッキに枠がある訳でもない。ということで一般的な水6、鋼5の採用。鋼はサーフゴーに手張り出来ればいいので、パルキアゲッコウガのためにすぐに集める必要のある水エネを1枚多めにしています。どっちかのエネが欲しい!って場面は一切無かったので割と理想的な配分だと思います。
不採用となったカードたちについては、マナフィとキャンセルコロンについてのみ、その理由を説明しておこうかと思います。
マナフィ…先2手裏剣を撃てるデッキが限られていること、先2で手裏剣を撃てる相手にマナフィを用意していたら結局展開で追いつけないと判断し、コレクレー2枚を差し出すのは割り切って3体目を頑張って置くことにしました。
キャンセルコロン…キャンコロスイッチャーを決める場面以外では腐ってしまうこと、キャンコロを決めないでもセイボリー+スイッチャーで相手の盤面を大きく崩せるので、安定に寄せるため採用しませんでした。
当日のマッチング
さて、最後に当日のマッチングを覚えている限りで書いていきます。
1回戦 VSアマージョ
2回マリガンしてしまうも初手にvipパスを2枚引き込めお互い問題なく初動を展開。
バニプッチが見えたので安易に進化しないようにしましたが、それでもエネがついたアタッカーにダメカンを乗せられて放置されるとエネが場に残ってしまうので、バイバニラを倒さないと殴り勝てないと判断してボスでバイバニラを倒しました。
次のターンヒスイウォーグルでサイド6枚取り切られる盤面で、クロスイを揃えることが出来ヒスイウォーグルを取れたことで命拾いしました。
練習不足故スターポータルを水ポケモン以外にも付けられると勘違いして致命的なプレミをしてしまったのですが、むしろ1試合目で気づけて良かったです。
2回戦 VSロストギラティナ
先攻でコレクレー前、初手は展開札がネストボール1枚のみで対面はキュワワー。後1おとぼけで前のコレクレーが飛ぶはずなのでコレクレーをもう一体置きたいが勇気のゲッコウガ選択。結局隠し札で展開札を引けなかったのでコレクレー前のゲッコウガ後ろで終了。お相手はなえらびとアクロマでロスト4枚溜まったので負けを覚悟しましたが、ウッウを呼ぶ手段に辿り着けなかった模様でそのまま番が返ってきて命拾いしました。
雪道も貼られなかったので次のターンは問題なく展開出来、相手の展開が渋かったこと、ミロカロスを立てられたこと、相手の進化前ギラティナを呼んでパルキアのあくうのうねりで倒せたことで勝ちきれました。
3回戦 VS悪リザ(ピジョット型)
リザ対面はサイドを2枚取ってもハチマキが付かなければサーフゴーもパルキアも1発耐えられるので有利です。先2で裏のポッポをクロスイで取ることが出来、相手の展開を遅延。中盤以降でそくせきじゅうでんを2回宣言してもらえるレベルには遅延出来たので、悪リザを殴るタイミングでしっかりエネを7枚用意出来て順調に勝利。
4回戦 VS悪リザ(エボ型)
先2で手裏剣撃って相手のヒトカゲを2枚取れる盤面で何故かあくうのうねりを撃ちに行く特大のプレミをしましたが、元々の対面相性と相手が初手の博士の研究で飴を2枚トラッシュしていたことに助けられて、勝ちきることが出来ました。あくうのうねりを撃った瞬間、あれ?手裏剣で終わってたんだけどなと言われて、さも深いプレイをしたんですよ的な感じで平静を装うのが大変でした笑
5回戦 VSフュージョンミュウ
ミュウが同時に2体立つことが無かったので、VMAXを倒した次のターンに進化前ミュウをクロスイで狩って、3-2-1のサイドプランで順調に勝ちました。
決勝トナメ 1回戦 VSロストバレット
ゲッコウガとパルキア上が2枚サイド落ちしており、しかもお相手先1ではなえらび3回のゲッコウガ着地済みで余裕の先2手裏剣の構えだったので、流石にトナメ1没を覚悟しました。
前述の通りマナフィ不採用で先2手裏剣はどうしようもないので、パスからコレクレーを3体並べて先2手裏剣被弾のビハインドでスタートです。
幸いつりざおを引けていたので、手裏剣撃たれた返しのターンですぐにコレクレーを2枚回収出来、ゲッコウガもサーフゴーで倒せたので致命傷で済みました。
パルキア上で殴りたい対面なので、いつパルキア上を回収出来てもいいようにパルキア下を置いておきましたが、相手がポケストップを回してカイリューが落ちたことにより、パルキアを狩られなかったことでサイドレースに遅れを取らなかったのが大きく勝ちに繋がったと思います。
ミロカロスと後続のサーフゴーを立てなければいけない状況でしたが、ロストマインで2面取られないようにヒンバスとコレクレーを同時に出すことはせず、ターンをずらして置いたのも偉かったと思います。
結局、パルキア上は残りサイド3枚まで回収出来なかったので殴ることは無かったのですが、2ターン連続のセイボリーも刺さり、サーフゴーの高耐久を押し付けながら、最後はクロスイでマナフィを取ってからの手裏剣で勝ちました。
準決勝 VS悪リザ(エボ)
WCS2023のday2権利を持っていた方との対戦。相手がビーダルで悪リザをなかなか引けないという幸運に恵まれ、猶予を貰えたのがかなり大きかったです。ただ、縛られるのを嫌い過ぎて前のサーフゴーで殴れるターンに裏のミロカロスに手張りして殴れなくなる、山にスイッチャーが2枚残ってるか把握し忘れる、等のジムバトルやってんじゃねぇぞという酷いプレイ内容のせいでなかなかの泥仕合になってしまいました。しかもマフォクシー採用型のリザだったので、相手の事故り具合に甘えて酷いプレイをしていたところ急に捲られそうになってかなり肝を冷やしました。
CL等の終盤の配信卓でたまに信じられないプレミをする方がいらっしゃいますが、長丁場だと集中力が落ちることを身をもって経験出来ました。
最終的に時間切れでこちらの残りサイドが1枚だったので辛勝といった形になりました。
決勝 VSピオニー型ミライドン
実は予選が終わった後、卓が隣だったこともあり5回戦のミュウの方とこのミライドンの方とお話していた流れで仲良くなって一緒にお昼ご飯を食べに行ってました。
もう1個の準決勝はそのミュウの方とミライドンの方での試合だったので、どっちが上がって来てもデッキタイプはお互いに知った上での試合になっていたのですが、ミライドンの方がサーフゴーは明確に有利が取れるので内心ガッツポーズしてました笑
ところが、いざ試合が始まってみるとやはりそう簡単には優勝させてくれません。
ミライドン対面はサーフゴーのHP260を押し付ければ有利なので、パルキアは出さずにコレクレーとゲッコウガだけを展開。
お相手が後1でお守りを付けた状態でごっつぁんプリファイを決めて来たので、それを返せないと普通に負ける状況になりました。
サーフゴーの2ドローで何も引けなかったので、藁にもすがる思いでさぎょういんを使いましたが、その3ドローでポケストップを引き込み、ポケストップでエネが落ちてくれたことでスーエネ回収でなんとかワンパン要求値の6枚を用意することが出来ました。
その後は先3でボスで裏のライチュウを狩り、先4カイでクロスイを揃えて裏のミュウexを狩って2-2-2のサイドプランで勝ちきれました。
元々相性有利とは言え、先2で300点出せるこのデッキだからこそ勝てたと言える試合だったと思います。
振り返ってみると、雪道を1回も貼られなかったこと、相性有利なリザを多く引いたことの2点がとても大きかったですね。
私は社会人で普段はなかなかポケカをする時間が作れず練習不足で、実際プレミも多かったので、優勝出来たのは対面に恵まれたり相手の動きが渋かったりでほんとに運が良かったと思います。
しかし、このパルキアサーフゴーというデッキは間違いなく優勝に値する完成度の高いデッキだと考えています。
プレミ頻発した身でこんなこと言うのもなんですが、プレイ難度もそこまで高くないデッキだと思うので、まだシティでのデッキ選択に迷ってるという方は是非この記事を参考に回してみてください!
初のnoteで大分つらつらと長くなってしまいましたが、少しでも多くの方の参考にしていただければ幸いです。ありがとうございました!
全文無料としましたが、私の知り合いの方にちょっと大きめのアクシデントがあり、お金に困っている方がいるので少しでも助けになれたらと思ってこのnoteを書きました。
めちゃくちゃ参考になったのでお礼したい!って方や参考にはならんかったけど、助けてあげてほしいという心優しい方は有料部分を購入していただけると泣いて喜びます。
有料部分ではうちの飼い猫の写真を載っけておきます。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?