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命日

今日は大好きだった父の8回目の命日。
8年前も今日のように、入道雲がでて
暑い夏の日だった。
最期まで自宅でと希望して父。
訪問看護や在宅診療を利用して
なんとか頑張ってたけど。
体十分の痛みと幻覚がでて、
結局入院してしまった。
起こせ、起こせ。あーきつい❗
殺せー!と叫びはじめて
最終的には
鎮静で眠らせてしまい。
話ができなくなって
食べれなくなり、家族の顔もわからない。
亡くなる直前は
私たち家族がちょっと退室した隙に
息を引き取った。
弱っていく自分の姿を鏡で見ては
俺は死ぬとかよ?
とポツリと聞いたことがある。
なんと言えばいいかわからず、
聞こえないふりをした。
歩けなくなり、一日中部屋からでれず。
それでも、なんとかなると信じてたのか
腕の運動や手すりを捕まり、足踏みを弱々しくしていた父。
最期まで諦めなかった父の背中は小さくなっていたけれど。
私はその背中に沢山の勇気と元気をもらった。
あの頃は私が病気で正気でなかったから
反発ばかりで。後悔している。
私を一番心配してくれていたのに。
ごめんなさい。
おとうちゃん、私は遅いながらも
いま、ようやく健康のありがたさ
当たり前に食べれること、働けることの幸せを実感してます。
まだまだだけど、もう一度、私らしい人生を私のペースで歩いていくからね。
いつも傍で見守っていてください。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました🐣🐣🐣


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