ワールドカップとスパイク  

目次

•ワールドカップとスパイクのつながり
•日本代表のスパイク
•優勝候補国のスパイク
•まとめ

①ワールドカップとスパイクの
 つながり

2022年、FIFAサッカーワールドカップが開幕し非常に盛り上がりを見せている。
各国のユニフォームや応援スタイル、VARなど様々な視点から楽しむのことのできるこのサッカーの祭典だが、今回は選手の足元をささえるスパイクに着目していく。

まず初めにFIFAのパートナーだがこれはドイツのメーカーであるadidasが務めている。
そのため全試合アディダスのボールである
「アル•リフラ」が使用されている。

これにともなってアディダスから発売されているのがアル•リフラパックで3サイロ展開されている。

左上 Xスピードポータル
右上 プレデターエッジ
下 コパセンス

どのシューズも色鮮やかかつボールとの色合いがマッチしていて、ピッチ上でも目立つカラーリングとなっている。
各国のアディダス契約選手もこれらのシューズを履いており、広告塔として活躍している。
また、アルリフラという名称だがアラビア語で旅を意味しており各国のチームがカタール、本大会へと向かうまでの道のりを表している。
これらのデザインは国、チーム、選手そしてサポーターが大舞台において分け隔てなく同じスタートラインにたって自らの可能性を最大限サポートできるようにという思いを込めてデザインされた。


②日本代表のスパイク

日本代表のユニフォームはアディダスのものだが、選手が履くスパイクは様々なメーカーから提供されているものだ。今回のメンバーに選ばれた選手全てのシューズを独自で調べてみた。

※個人の調べのため実際と異なる場合あり

履かれているメーカーごとに分けると、
プーマ8人 ナイキ8人 ミズノ5人
アディダス3人 アシックス1人 アンブロ1人計26人

意外だったのがアディダスのシューズを履く選手が少ないことだった。3人全員が契約選手として活躍しているが他国と比べてもアディダスのシューズを着用している選手が少ないように感じる。一方で日本のメーカーであるミズノを着用する選手は海外にくらべて圧倒的に多い。日本人の足型に合わせて作られるミズノのシューズはさすがと言ったところだろうか。

これらの結果からやはりサッカーシューズとして最近はプーマが爆発的な人気が出ていることがわかる。これは国内外両方に言えることで、海外の選手の足元をみてもわかる。また、ナイキのシューズはやはり着用選手が多く根強い人気があることがわかる。


③優勝候補国のスパイク

ベスト4が決まり、ワールドカップも終盤に向かっていく。そんな中で優勝候補といわれる国々はどんなシューズをはく選手たちがいるのか。今回はその国で最も市場価値の高い選手のシューズに注目してみる。


第3位 フランス 1465億4200万
キリアンエムバペ(227億6300万)

前回優勝国のフランスは今大会も優勝候補筆頭となっている。そんな中点を取り続けている
キリアンエムバペが一位となった。

彼が着用するのはナイキのズームマーキュリアルスーパーフライ9。軽さと反発力だけでなく全ての素材にこだわって作られている、ナイキといえばの長い間続いているシリーズだ。一見すると彼の履いているものは他の選手と履いているものと同じようにみえるが、実はエムバペモデルで、刻まれている文字やソールの色が違うものとなっている。スピードとドリブルでピッチを切り裂き、脅威となるエムバペは得点王争いにも参加している。ベスト4が出揃った今
エムバペは2大会連続優勝また、得点王に輝けるのかますます目が離せない。


第2位 ブラジル 1621億9200万
ヴィニシウス•ジュニオール
(170億7200万円)

一番左20番がヴィニシウス

彼が着用するのはナイキのマーキュリアルヴェイパー14。先程のエムバペの一つ前のモデルだ。彼はこのスパイクのこのカラーを好んで履いており、所属するレアルマドリードでも着用している姿がよく見かけられる。黄色を基調とするこのシューズはブラジル代表のユニフォームと非常にマッチしておりピッチでも輝きを放ち注目される。シューズのコンセプトはやはり軽さと反発力だが独特の弾き感のあるアッパーが非常にドリブルしやすいものとなっている。ブラジル代表はベスト8で敗退してしまったものの迫力ある攻撃やゴール後のパフォーマンスで大会を盛り上げた。若い世代が成長を続けるブラジル代表には今後も注目していきたい。


第1位イングランド 1792億6500万

ジュード•ベリンガム(約293億)

画像左、22番がベリンガム

堂々の1位に輝いたのはサッカーの母国であるイングランドだ。イングランドのプレミアリーグは世界最高峰のリーグで各国のトップレベルの選手が集まる。そんな国で最も市場価値が高い選手がベリンガムだ。驚くべきなのはその年齢でなんと19歳という若さ。ワールドカップを見ている方なら分かると思うが、彼のプレーは19歳とは思えない賢くするどいプレーが多くすでにイングランド代表にとってなくてはならない存在となっている。
そんな彼が着用するのはアディダスのプレデターエッジシリーズだ。このモデルは一度廃盤になったものの、進化を遂げ2018年再び発売されたシリーズだ。このシューズのコンセプトはボールコントロールで、特徴的なのはシューズ全体に施されているラバーだ。このラバーによってボールとの接地面積、摩擦を増やしトラップ、ドリブル、シュート全てのプレーをサポートするものとなっている。またソール前足部に搭載されているおもりが遠心力を生み出し、
キックをサポートするものとなっている。
現在も様々なビッククラブへの移籍の噂が絶たないベリンガムには世界中が注目するだろう。

※なおgoal.comではイングランド代表の最も市場価値の高い選手はフィルフォーデンとなっている。(156億6000万)



④まとめ

今回は開催中のワールドカップとスパイクについて調べてみた。選手を足元から支えるスパイクは様々な種類がありそれぞれが違うコンセプト、特徴をもっていると改めて感じた。
全体としてやはりナイキ、アディダス、プーマが大半を占めている印象だがAbemaTVでよくCMが放送されているニューバランスなども台頭し始めている姿も見受けられる。
国ごとに履かれるシューズも偏りがあるかと思っていたが、そんなことはなく選手がこだわりをもって選び着用しているのだなとわかった。
先日ナイキからまた新しいシューズの発表もあり、ワールドカップでも着用している選手がちらほら見かけられる。今後どんなシューズが開発、発売されていくのか目が離せない。


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