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僕の略歴みたいなもの

僕は大学を出てからずっと警備員をやっています。
大卒といっても人様に胸を張って大威張りできるような大学ではなく
とはいえFランと呼ばれる大学でもなく
日東駒専の下くらいの大学の理系学部の出身です。

新卒で入社したのは一応大手(?)と呼ばれるけど
ツートップ(セコムやアルソック)どころか
当時業界3位と言われていた、大手警備会社の全日警
そのちょい下のセントラル警備保障あたりの足元には遠く及ばない会社の警務職として社会人生活をスタートしました。
(現在ではセコム>アルソック>セントラル警備保障>アサヒセキュリティ>全日警、が大手5社と言われていると思います)

入社して研修期間を終えたら、現場の警備員として配属となりました。

某大型商業施設の施設警備員として働く事になりましたが

入社して1ヶ月も経った頃には、夜勤明けにそのまま日勤
その後少し仮眠をしてからまた夜勤、と今でいうところの社畜生活が始まりました。

当時は今と違って、13連勤とか当たり前にありましたし

週休二日制じゃなく
月休二日制が当たり前でした。

それでも何とか続いていたのは若かったからだと思います。

大学までずっと運動部にいて、体力だけは自信があります!なんて余計なアピールをしたせいか
物件担当の主任が隊長に
「体力だけは有り余ってるから、とにかくガンガン仕事させてやってよ」
なんて吹き込んだせいで

ここぞとばかりにこき使われました(笑)

月の残業時間は余裕の100時間越え。


でも、その割に思ったほど給料が貰えてなかったんです。

休日なんてほとんどないから、学生時代の友達とは自然に疎遠になり
それどころか恋人もできずにただひたすら職場と家の往復。


あーあ、オレ何やってんだろ、って
ある日突然虚しくなって
退職しました。

退職の意志が固まって、主任に相談した時ですが
かなり強く引き留められました。

別に僕が有能だからとかそういうことではなく

単に人手不足だから。それだけ。

離職率もものすごく高くて

同期入社の同僚の半数以上が半年以内に退職

それでも僕はその会社に2年ほどいましたが
その頃には8割方が退職していました。

肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいで
退職できた時は本当に心の底から安堵したのを今でも覚えています。

その後は3ヶ月ほど実家で休養したあとに
中小の警備会社、数社を転々として
32歳で今の大手警備会社に就職しました。

そこから10年ほどが経ち、今に至ります。


今の警備会社はお陰様で長く続いています。

僕個人の意見ですが
警備員として働くなら、やはり、先述の大手5社の警備会社が良いかなと思います。

大手は給料が比較的安定している会社がほとんどだと思います。
それと福利厚生もしっかりしていて
法定福利厚生以外の福利厚生も良い方です。

それから、少ないながらも賞与は年2回、夏と冬にちゃんと支給されますし
少ないながらも退職金もあります。

また、仕事に必要な備品や消耗品も原則として会社が支給してくれます。
白手袋や鍵を携行する為のコイルチェーン、冬場ならカイロなども
夏場ならシャツ用のクールミストや虫よけスプレー
水分補給用のペットボトルの水や塩分タブレット
それから、制汗スプレーやボディーシート
女性警備員用の休憩室にはヘアケア用品など

今のご時世ならばマスクに至るまで

その他、諸々の備品や消耗品は細部に至るまですべて会社に用意してもらえるので、自腹で用意する事はないです。

僕はそれまで中堅〜中小の警備会社でしか働いた事がなかったので
そこまで至れり尽くせりにしてくれる警備会社がある事に衝撃を受けました。

だって、警備会社のほとんどはどブラックですからね。







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