トラ夫

現役施設警備員です。 警備員の日常、警備業界に関する私感をただひたすら垂れ流しておりま…

トラ夫

現役施設警備員です。 警備員の日常、警備業界に関する私感をただひたすら垂れ流しております。 文章力も語彙力も貧弱なので読みづらいところも多々あるかとは思いますが、読んで貰えるのは嬉しいですね!

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僕の略歴みたいなもの

僕は大学を出てからずっと警備員をやっています。 大卒といっても人様に胸を張って大威張りできるような大学ではなく とはいえFランと呼ばれる大学でもなく 日東駒専の下くらいの大学の理系学部の出身です。 新卒で入社したのは一応大手(?)と呼ばれるけど ツートップ(セコムやアルソック)どころか 当時業界3位と言われていた、大手警備会社の全日警 そのちょい下のセントラル警備保障あたりの足元には遠く及ばない会社の警務職として社会人生活をスタートしました。 (現在ではセコム>アルソック>

    • 「仕事があるだけで有難い」←こんな考えの人

      タイトルのような考え方や他にも 「雇ってくれるだけで有難い」 「働かせてもらっている」 などという考え方をしてる人で、尚且つ低賃金の長時間労働など、いわゆるブラックと呼ばれる様な就労条件の仕事をしてる人に謹んで申し上げたいです。 ブラック労働者の皆さん、 1秒でも早く、その考え方を改めないと、 一生低賃金でボロ雑巾の様になるまでこき使われて 搾りカスみたいな状態になっても尚まだ、千切れるまでギリギリに搾られて 完全にズタズタになっても まだまだ使えそうだったら、跡形も無

      • 女性が警備員という仕事を避ける(嫌がる)本当の理由

        先日辞めた女性警備員の真紀子さん(仮名)が、退職間際に強烈な言葉を残していきました。 真紀子さんに関しては上記のリンク先の記事を参考にして頂けますと幸甚です。 隊長に退職の申し出をしてもあっさり拒否された日の退勤後、最寄り駅まで同じ道だった事もあり、彼女の悩みを聞きながら帰りました。 「やっぱり私には警備員は無理だなーって思ったんですよね」 ぼくの会社は女性でも夜勤に従事しないといけないので、日勤と夜勤の混合シフトになるから、慣れない内はかなり肉体的にキツいと思います

        • その経歴、バレてますよ

          最近は採用面接をやる事が多くなりました。 実は警備会社、応募は結構あるもんなんです。 応募だけなら、ね。 しかし、実際に書類選考や採用面接をして 「この人を雇ったら後々何かと問題を起こしそうだ」 「最低限の一般常識や社会性もないのか…」 と思う人が圧倒的多数だから、結局採用には至らず、警備会社は慢性的な人手不足なんですよ。 まぁでも「経歴不問」とか「職歴不問」みたいな事を書いて間口を広げてとりあえず面接だけは受けてもらうやり方を変える気はなさそうです。 とはいえ、そ

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        僕の略歴みたいなもの

          底辺職はカレンダー通りに休めない(盆も正月も関係ない)

          あけましておめでとうございます。 いつも読んで頂きましてありがとうございます。 本年もよろしくお願い致します。 ぼくの警備会社ですが、内勤の業務(総務など)は一応、12月の29日が仕事納めでした。 形ばかりの仕事納めです。 警備会社は365日、不眠不休ですから、30日から3日まできっちり休めるのは天下りの爺さん達と総務課と経理課の社員だけです。 人事課はいつも通りに管制担当の社員は当直勤務をしていますし、人事課の課長だけが年末年始休暇があるだけで ぼくは休みの日でも

          底辺職はカレンダー通りに休めない(盆も正月も関係ない)

          万年募集中の「激レア求人」

          ぼくの会社はいつも求人案件を山ほど打ちまくっています。 毎月、相当な求人掲載費用が発生していますが まぁ結果はあまり芳しくないというのが実情です。 ぼくは現在、現場を掛け持ちしながらの内勤ですが 内勤のポンコツジジイ・ババア…おっとすみません、心の声が文字になってしまいました アホロートル(老害?)な内勤のメンツにうんざりしながら憂鬱な毎日を過ごしています(笑) まず内勤の面々なんですが、 警備会社あるあるなんですけど 平均年齢が55歳オーバーという、ロートル天国です

          万年募集中の「激レア求人」

          求人に「◯◯不問」と書いてある仕事は色んな意味でガチでヤバい

          警備員に限らず、薄給激務で労働条件や労働環境が悪い…ついでに言うなら人間関係も良くない仕事って、だいたい求人に「学歴・経歴・スキル不問」とか 「未経験者歓迎」などと記載されている事が多いと思いますね。 あとは「やる気さえあればOK!」っていうのもありますね。 要するに業務に支障がないレベルの必要最低限の日本語が話せるなら誰でも雇いますよ、って意味なんです。 人手不足だから、厳選なる選考とかやってる場合じゃないんで、とりあえず誰でもいいから働きに来て下さい!って職場なんですよ

          求人に「◯◯不問」と書いてある仕事は色んな意味でガチでヤバい

          また女性警備員が辞めてしまいました…

          僕が今、働いている警備会社は 前職の某大手警備会社と比べると、かなり頻繁に人が辞めて行きます。 そして、前職の会社と比べると女性警備員の比率が圧倒的に少ないんです。 けれど、現場の多くは 「最低でも1人は女性警備員を配置して欲しい」 という要望があるんです。 特に商業施設は女子トイレや授乳室などの巡回をする必要もあり、そのような場所には男性警備員は原則巡回できないんです。 オフィスビルや工場・倉庫でも女子トイレや更衣室に男性警備員が入ることはできないので、そういった施

          また女性警備員が辞めてしまいました…

          警備業界(ブラック業界)から脱出する為に暗中模索

          時代は今や、働き方改革やら、サステナビリティやらコンプライアンス意識の改革やら、健康経営企業へ向けての努力…などなど、労働環境改善へ向けて、各業界・各企業が一丸となって努力しているというところも多いと思います。 しかし警備業界にとってそれは、どこか遠い世界のおとぎ話のようなものです。 とは言ったものの超絶どブラックな警備業界の実情を正直に書いたら、本当にお金に困っていて、明日食べるご飯すらヤバくて、仕事なんて選んでられないという状況の人くらいしか応募して来ません。 だか

          警備業界(ブラック業界)から脱出する為に暗中模索

          警備員の仕事=ブラック労働である理由を僕なりに考えてみた・その2

          前回の続きです。 まだまだブラック要素が盛りだくさんの警備員のお仕事です。 今回はニオイ問題についてお話しします。 警備員は… 不潔な奴がなんかやたらと多い!! そして現場は基本的に臭い!! というか警備員はくさい奴が多い!! 残念な事に警備員は汚ならしい身なりでも平気でいられる人がやたら多いんです。 職場はだいたい、不潔チャンピオン選手権会場かと勘違いするくらい、ヤバいんです。 夏場でも1週間シャワーを浴びないなんてのはまだまだ初級クラスです。 ワキガ臭と

          警備員の仕事=ブラック労働である理由を僕なりに考えてみた・その2

          警備員の仕事=ブラック労働である理由を僕なりに考えてみた

          警備員…その実情を知らない人から見たら 「呑気そう」 「気楽そう」 「仕事がゆるそう」 と思われていると思いますが、実際に働いてみると、勤務中は常に緊張感でピリピリした雰囲気で 肉体的にも精神的にも負担がかなり大きいんです。 しかしその割に驚くほど給料が安く、非常に割に合わない仕事なんです。 (警備員の平均年収は200〜250万円が相場) まず、警備員(施設警備)の勤務時間は短くても10時間(実働9時間)くらいで、それより短い現場は極めて少ないです。 施設警備は概ね、日勤

          警備員の仕事=ブラック労働である理由を僕なりに考えてみた

          なぜ警備員はダサくてカッコ悪いのか

          前回のトピックでもお話ししたように、警備員から転職しようと思うと、茨の道どころじゃないレベルの困難な道を歩むことになります。 警備員になるという選択をした時点で、もう今後は他の業種への転職は考えないと覚悟を決めた方が無難です。 とは言ったものの、実際に警備員になってみたら、思いのほかハード過ぎたと感じて 「あー失敗した!警備員なんてやるんじゃなかった!!」 と後悔する人はやはり多いのです。 ただ立ってるだけだから楽なんじゃん? と思われていますが、実際にやってみるとわか

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          警備員になったら確実に底なしのヘドロ沼にハマります

          世の中、色んな仕事が「あの仕事は底辺だ」と言われていますが、その大多数は 「え?そうかな?意外とそうでもないよ?」と思えるものがほとんどです。 例えば、飲食業とかドライバー職とか作業員、その他もろもろ… ハッキリ言って、それらは全然底辺じゃありませんから!!! ですが、警備員だけは違う。 確実に底辺です。 底辺の中でも別格の、レジェンド級の底辺です。 一度でも警備会社に就職したら最後、そこで人生終了のゴングが鳴って、あとは消化試合みたいな、生ける屍みたいな余生を送るの

          警備員になったら確実に底なしのヘドロ沼にハマります

          新卒で警備会社に就職してしまった!

          悪いことは言いません。 なるべく早く警備会社から抜け出す事をお勧めします。 でないと、僕のように身も心も擦り減らしてズタボロになりながらも それと引き換えに得られる対価はそれに全く見合わない僅かなもので、かつかつの暮らしをして行くような、負け組人生を歩むしかなくなります。 僕も新卒で警備会社に就職してしまいました。 今思えば、23、4歳の頃に公務員を目指す人たちと一緒に公務員への道を選んでいたら、もしかしたら僕の人生はまた違ったものになっていたのかもしれません。 です

          新卒で警備会社に就職してしまった!

          一度でも警備員になったらその後は底辺街道まっしぐら!

          タイトルは大袈裟でも誇張でも何でもありません。 コレ、紛れもない事実なんです。 どんなに優秀で、有能で、人柄も良くて、それまでのキャリアがピカイチでも… 一度でも警備会社で働いてしまったら最後です。 完全に人生終了となります。 その後は社会の最底辺を這いつくばる、地獄の人生しか残されません。 これは本当なんです。 僕はこれまでそんな人を何人も見てきました。 僕が前に働いていた大手警備会社に、伊藤さん(仮名)という男性が中途で入社してきました。 伊藤さんは有名私

          一度でも警備員になったらその後は底辺街道まっしぐら!

          本当に無能な警備員の特徴

          本当に無能な警備員の特徴は、いたってシンプル。 「仕事ができない同僚に優しくできない(辛く当たる)警備員」 ↑これガチで当たってると思います。 もう少し詳しく説明しますね。 この手のタイプの警備員は、実は仕事はそこそこできるタイプが多い。 それと、仕事を覚えるペースも早かったり。 中には、 ちょっと英語が得意、とか パソコンに強い、みたいに ビジネスシーンで活きる特技を持っている人も結構います。 いわゆる 「そんな優秀なスキルがあるのにどうして警備員なんてやってん

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