教師にならなかった理由と実現したいこと

小学校教員になりたかった理由

『話が面白かった先生』
小学校6年生の時、「担任の先生が経験したこと」を聞くのが好きだった。いつも、楽しくて帰ってからその先生の話を親に話していた。そして、学校に行くことがより一層楽しみになった。また、この先生は話をよく聞いてくれて、休み時間も遊んでくれて、楽しませてくれた。憧れの存在でこの先生みたいに子ども達を楽しませる教師になりたいと思って小学校教員を目指し始めた。
『一緒に喜びを共感してくださった先生』
私は、体育の授業で出来ないことが多くあった。嫌いではないけど出来ない。その中で先生達が力になってくれて、出来ないことが出来た時に一緒に喜んでくれることが嬉しかった。例えば、高校生で倒立が出来なかった。周りが壁なしで倒立が出来ている中で私は出来なかった。その時に高校教師が私ができるようなるプランを作ってくれた。そして、出来た時には一緒に喜んで下さって嬉しく感じた。この経験から私もそんな風に子ども達の苦手な事に対して力を尽くし、出来た時には一緒に喜びを共感できる教師になりたいと考えた。

教師になることへの不安

私は、学生時代に人と話すことが苦手だった。子どもでさえ、嫌われることを恐れていて教育実習では子どもたちに自分から話しかけに行けなかった。また、「子どもは、大人が好きなはずだから子どもたちの方から話しかけてくれるだろう」という傲慢な気持ちがあった。今思えば恥ずかしい。そして、最後の授業も子どもが発表するだけの形式で逃げた。その中で今のままで教師になって担任として働いても「子どもたちの大切な1年間を無駄にしてしまうかも」という不安で教師をやめた。

学校教育を変えたいという気持ち

同級生達、スクールサポーターで出会った先生達、大学でのボランティア活動(子どもと楽しむ活動)を見ていると感じたことがある。遊びでも授業でも子ども達のやる気を引き出し、楽しませる言葉掛けをしているということである。常に緊張をしていた私は司会のような「~しましょう」や「ゲームの説明」といった決まった言葉しか言えなかった。しかし、周りの人たちは子ども達一人一人を見てる。しかも、褒めるのも子供の言葉への返しも叱りも上手い。その姿を見たときに先生達が辞めない環境を作りたいと思った。子ども達が楽しそうだったからである。私にはできないことで尊敬の気持ちである。また、大学の先生が作る小学校授業も楽しくて、授業の作り方一つで子ども達の勉強に対する興味は変わるのではないかと感じた。しかし、授業作りには多くの時間が必要だと感じた。だから、学校教育を変えたい。



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