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ドラマ感想「作りたい女と食べたい女」その2

ドラマ『作りたい女と食べたい女』の視聴を続けているのですが、漫画版とドラマ版とでの春日さんの印象のギャップに苦しみます。これは漫画ばっかり読んでいる人間の習性なので、(私自身を含め)誰も悪くないのですが、やっぱり気になるので考えてしまうのです。

ざっくり言うと、漫画版の春日さんはクールで少し怖い感じ。これに対して、ドラマ版の春日さんはやや臆病な印象。この違いが気になり過ぎて、いろいろ検索したりしてしまったので、今日はそれについて書きたいと思います。

漫画やドラマに詳しい人なら色々な理由を語れると思いますが、素人の私が気づけたのは、春日さんの目線だけです。漫画版の春日さんは相手を見下ろす視線になることが多いのに対して、ドラマ版は上目遣いが多い。

漫画版でそうなるのは、ひとえに”作りたい女”である野本さんと、”食べたい女”である春日さんの身長差でしょう。調度よい twitter の画像があったのでリンクを貼っておきますと、二人の身長差は頭一つ分もあります。

(改めてよく見ると、これ“來”が繁体字なので、台湾版の「つくたべ」ですね)

なので、小柄な野本さんの視点で描かれる春日さんは、より大きく、強くてカッコいい印象になるのだと思います。

一方、ドラマ版の二人には、そこまで大きな身長差はありません。不思議に思っていろいろ調べてみると、野本さんを演じる比嘉愛未さんの身長が169cmという情報(wikipedia)に行き当たりました。つまり、ドラマ版では野本さんも高身長だったのです。

さらに、こまごまと検索を繰り返してみると、小柄な女性は150cmくらいで、大柄な女性は170cmくらい、平均的な女性の顔の縦のサイズは22cmくらいであるそうなので、二人の身長差を強調する役者さんを起用する道もあったのか?いや、実際に探してみて難しかったのか?答えは出そうにありません。

実を言うと、この話題を書こうと思ったときは、「漫画版の春日さんのような大柄でがっしりした感じの女性の役者さんがいないのは、一種の性別役割分業の反映では?」というオチに持って行きたかったのですが、これでは根拠不足です。なかなか上手くいかないですね(苦笑)。

こんなことを書いておきながら、これとか

これ

を見ると、原作の再現度が凄いなぁと思ったりして、自分でも何が言いたいのか分からなくなっている次第です。

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