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電動車いすで八丈島の旅 2

八丈島に行くには羽田からANAの飛行機で1時間と
竹芝のターミナルから船で10時間かけて行く方法があります。

今回はボーイスカウトの一環で、子供達が費用も予算を立てて計画しているのでもちろん船の一択。それも一番エコノミーな2等和室です。

帯同する私たちも同じ2等和室を予約し、ホテルも予約しました。
スカウトたちは底土野営場でテント泊ですが、息子はみんながテントに入って寝る頃に私達が迎えに行ってホテルで寝るという流れです。
テントで寝るには車いすから降りなければならなく、息子は一人でできないので友達かリーダーにやってもらうのでしょうが、抱っこで介助されるのをまだ見られたくないと思っていて…
車いすを降りると途端に障害者という感じになってしまいます。
それとマットや寝袋があったとしても、胸から下の感覚のない息子は寝返りもあまりうたないので褥創床ずれの危険もありホテルで寝ることを想定しています。

海に入ったり、ホテルで入浴するために濡れてもいい車いす、フリーキーも持参しました。

何度も登場フリーキー


当日は22:30に竹芝を出発です。
ターミナルには納涼船から降りて来る浴衣姿のお客さんでいっぱい。
船に乗る釣り客やサーフボードを持ったお客さんも三連休なので多かったです。
チケットはネットで買ってあっても窓口で発券してもらう必要があり並びます。
発券後に住所氏名など記載する必要もあるのでお早めに。
(これをしていないお客さんが八丈島から帰る便の時に乗船寸前でターミナルまで戻され発券する羽目になり出発でゴタゴタしていましたよ。)

八丈島に行く船は黄色い橘丸です。

橘丸


船に乗るまでは長いスロープもあり、乗船もスロープで問題なしです。
ただ手動の人は傾斜きつめなので介助が必要かもです。

夜の出港にワクワク

船内はエレベーターがあるのですが全ての階に行けるわけではなく、私たちの2等和室は大丈夫なのですがなんとスカウトたちの2等和室の階には行けませんでした。

しかし 

バリアフリールームというものがあって特に予約もしていなかったけれど、そちらに移ってくださいといわれました。
そのかわりうちが予約していた席を他のお客さんに回したいとのこと。
三連休なので満席ですとアナウンスもしていましたしね。

このバリアフリールームが快適で!
場所は乗船口からすぐの係の人がいるブースの横に何室かあります。
このエリアには関係者しか入れないので安心。
ドアは自動ドアでベッドが一つあり奥にカーペット敷きのスペース。
テレビ、エアコンがあります。
脊髄損傷だと体温調節ができなくて暑い寒いが激しい人もいると思うので、これは嬉しい。
テレビはBSが見れるくらいです。
丸い窓もあります。
初めに取っていた2等和室は、中程の部屋なので窓はなし、カーペット敷きは同じです。
カーペットといえど堅いのでキャンプ時に使うマットを敷くと快適に眠れそうです。
毛布はどの部屋も有料で借りれます。

バリアフリールーム
ベットありがたい!

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