『金星ロケット発進す』の感想
Amazon primeで古典SF映画を観ました
『金星ロケット発信す』
原作はスタニスワフ・レム氏の『金星応答せず』です
あいにくと原作は未読で、同氏の作品は『ソラリス』しか読めてないのですが
何だか凄く、レムさんらしい! と感じてしまった映画でした
地球へ墜落した隕石から地球外の文明の証拠が見つかり、それは金星からの飛来物であることが判明し、地球側は通信を試みるものの応答がない…
ならば、金星に赴くしかあるまい!
と、各国からスペシャリストが集い、金星へ向けてスペースシャトルが飛ぶこととなった…という、
宇宙飛行士ものであり、ファーストコンタクトものでもある作品です
古い時代のSFらしいコテコテした雰囲気がとても楽しい一方、宇宙ステーションスタッフの男女比率や人種が凄くフラットで、2023年時点で観てそこに違和感がない事に驚きました
この作品は1960年の作品です…60年以上前!
しかし『ソラリス』の発表も同じくらいの時期だったのを考えると、しみじみスタニスワフ・レム氏はすごい…もっと読まねばと感動しました
映画のストーリーの展開には、ちょっとツッコミどころが無くもなかったのですが、金星行きメンバーのキャラ立ちも良いし、何より女優さんがすごく綺麗で目の保養でした
あと、作中登場するロボットがめちゃくちゃ可愛かったのも見逃せないポイントです!
80分ほどの短めの映画ですが、色んな要素が詰まっていて、とても大好きな作品になりました
アマプラで長く観続けられるといいなあと思います
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