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リスナープレゼンツ配信ライヴVol.8

2月には、月一企画「リスナープレゼンツ配信ライヴ」を再開。この回がVol.8になりまして、2月10日(土)に開催しました。今回は、50代女性Mさんに担当していただきました。

第1部は、バレンタインデー近しということで、「ハッピーバレンタイン特集💕」と銘打ち、俺の配信では希少な女性のハッピーラブソングを集めてみたとのこと。
以下はMさんの選曲とその理由に関するコメントです。

①🎵赤いスイートピー/松田聖子
出会ってからのもどかしい感じ。
どこまで本気なの?と聞けない。
でも溢れてくる気持ちはとまらないんですよね。

②🎵少しだけ優しく/薬師丸ひろ子
mickyさんの大好きな曲。
薬師丸ひろこさんが歌うと可愛らしい😆素直になれない女ゴコロ。
でもきっと、もう好きなんだろな。


③🎵裸の心
好きな人がいる時、自分の中に目を向けてみると不安だらけ。
自分ひとりのことは頑張れる。
でも相手の心はわからないから、
祈るしか無い。
せつないけどそれがまた良いんだな。

④🎵Will you still love me tomorrow
明日も私を愛してくれる?
なんて聞けたらな。
聞けないなぁ〜🤭

⑤🎵黄昏のビギン
男の人が歌っても女の人が歌っても、ステキ曲だなぁと思います😊
大好きな人とネオンの雨の中。
雨ってなぜかドラマチックでドラマのワンシーンのようです。

⑥🎵糸
大切な人と横に並んで聴きたい曲。
mickyさんの温かい声で聴けると、なお沁みます。


⑦🎵君はバラより美しい
女性ボーカルのハッピーソングが
足りませんでした😆
このちょいワルオヤジをも惚れさせちゃう女性。
小悪魔なのか?健康的なのか?
キラキラしてステキな女性、憧れます✨

という感じのラインナップでございました。

さて、休憩を挟んでの第2部は、このリスナープレゼンツ配信ライヴでは斬新なアイディアでございました、「ラジオ劇場」風仕立て!
「micky劇場」題して、様々な場面を切り取り、そのシチュエーションに合うBGMとしての選曲でした。
以下はMさんの書き込みですが、丸数字のシチュエーションタイトルに続き、セリフ入りのシナリオ仕立て。もちろん、俺が役柄を演じ分けたわけです😅


「micky劇場」
〜オトコゴコロはmickysongで!
二人のコテコテシチュエーションに
こんな曲が聴きた〜い!ベタでごめんなさい〜
笑ってくださいね😆🎵


①1月28日

「マスター、ごちそうさま!
帰りまーす」
外の空気が冷たい。
女友達にバイバーイと大きく手を振り 
一人帰り道を歩きだす。

トンっと心臓が鳴った。
前に見覚えのある大きな革ジャン。
ちょっと気になってるアイツだ。
歌までうたって。酔っ払ってるな?

🎵〜曲〜今宵の月のように🎵

酔った勢いだ、行っちゃえ!
「どーしたの!」と身体をぶつけてみる。

「なんだ、お前か」
驚いて振り返った顔が笑った。

「なんだって何よ、なんかあったの」
「なんもね〜よ」
「なんかあったんでしょ」
「うるせーよ」
「一杯つきあってあげようか?」

二人の背中を明るい月が照らしている。

②3月の朝

「おはよう、起きた?」
「おはよう」

朝は彼の電話で目が覚める。
「今日雨なんだ。夕方、迎えに行こうか」
「ほんとだ、降ってる。
大丈夫だよ、電車でいけるよ」
「いいよ、迎えに行くよ。
駅の横のマンションだよね」
「うん。じゃぁ、ありがとう」

優しい声。
ゆっくりゆっくり 
心の距離が近づいてる。

窓を開けると 
霧のような柔らかい雨。
3月の少し暖かくなった空気に優しく包まれた。

🎵〜曲 はじまりはいつも雨〜🎵



③白い月の夜

「話があんだ」

遅くに呼び出された線路沿いの小さなアパート。
カンカンカンと音を立てて階段をあがる。軋んだ音のするドアの鍵はいつも開いている。

タバコの匂い、ひんやりとしんとした部屋。
カーテンのない窓からは、白く月の明かりが差し込んでいる。
雑然としていた部屋は、もう片付いていた。
タバコをけす背中に近づく。
冷たい唇と肌を合わせる。

🎵〜曲〜月の明かり〜🎵

ただただ背中から抱きしめることしかできなかった。
言いたい一言は飲み込んで…。

④4月18日
誕生日はかろうじて覚えてくれていたらしい。
久しぶりに二人で海沿いを夕暮れドライブ。

「忙しい?」
「うんまあね」
「ちゃんと食べてる?」
「食べてるよ」

付き合ってもう何年?
空気みたいな存在?
好きとも言わなくなったけど
私達大丈夫?

DJが、今日の夕日は特別きれいだと話している。

窓を開ける。
海の匂い。
夕日にキラキラと光る波は穏やかだ。

ラジオから懐かしい曲が聴こえてきた

🎵〜曲〜いとしのエリー〜🎵

車が赤信号でゆっくりと停まる。
ハンドルをにぎる右手。
アームレストに左腕をもたれさせ視線を右に寄せる彼。

「この辺に住もうか?」

5秒の沈黙。
彼と目が合う。
思わず吹き出した。
「なに、何が面白いの」
「だって、あまりにもベタなんだもん」

左に見える 赤く染まった江ノ島。

「江の島、見えるとこがいいなぁ」
「それは贅沢だろお」

また車はゆっくりと走り出した。



ちょっと背中がムズムズしてきたので
1曲熱いラブソングを😆😆
🎵燃えろいい女🎵


⑥⑦23時のライブハウス

🎵〜曲〜5月の別れ🎵

何曲かのアンコールが終わり
なじみのお客さんに声を掛けている。
賑やかだったお店から一人、また一人と帰っていく。

消し忘れたステージライト。
テーブルには私一人。

いつものようにギターを片付ける彼。

「もう歌わないの?なんで?まだやれるよ。」

「もういいんだ。やりきった。
・・仕方ないんだ。」
小さく笑っている。

涙が出てきた。
こんなに好きだったんだ。
彼の歌が。ギターが。

手を止めた彼

「最後に…もう1曲やるかぁ」

ステージに
ライトの当たった 彼の姿が再び浮かび上がる。。

🎵〜曲〜君のために作った歌〜🎵


おしまい✨

お付き合いいただき、ありがとうございました😆😆😆


というわけで、場面の切り取りだけど、その場面が目に浮かんでくるし、その前後の物語も想像させる構成で、とても楽しく演じ、歌わせていただきました!
これ、ある意味クセになります。

機会を作ってまたやりたいとも…。
今回は、Mさんの新たな一面と言いますか、アイディア力などの高さを垣間見せた回でありました。

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