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人口やGDPから見る国際野球

今ニュースなどで盛んにロシアについて報じられています。そんなロシアについて意外なデータがあります。大国のイメージが強いロシアですが
人口=1億4500万人ほど
実は面積では100倍以上も小さいバングラデシュより少ないのです。
GDP=1.5兆米ドルほど
実はあまり大国のイメージのない韓国と同じくらいです。
※GDP(国内総生産)は簡単に言うと国の経済規模を示しています。人口が多くかつ豊かな国ほど大きくなります。

このように、いろいろな国の人口やGDPって意外とイメージと異なったりするものです。

■スポーツと人口やGDPの関係
スポーツにおいては、人口やGDPは大きく影響します。人口が多い国の方が良い選手が生まれる確率も高いですし、スポーツを観戦する人も当然多くなります。
またスポーツを強化したり大会を開いたりするのには当然お金が掛かるので、経済面の影響も大きいです。

現在世界のGDPのランキング上位を見ると

2021年のデータ、単位は米ドル

そして昨年の東京オリンピックのメダル獲得数ランキング上位を見ると、GDPのランキングとかなり似ています。

やはり経済規模とスポーツの関連性は高いことが見て取れます。またオリンピックやサッカーのワールドカップもGDP上位の国は開催国となることも多いですね。

野球が盛んな国について見てみる
ここからは野球について。野球がある程度は盛んな国の人口やGDPを見てみましょう。

人口

2021年のデータ

GDP

2021年のデータ、単位は米ドル

人口もGDPも最も多いのはアメリカ。この国に野球界で最高峰のリーグであるメジャーリーグがあるのは必然なのかもしません。
そしてこの中で2番目に大国と言えるのは日本でしょう。そんな大国ですから、日本に世界で2番目のプロリーグがあり、いつもWBCやプレミア12の開催地となっているのも納得できます。こう見ると世界の野球界における日本の存在は思ってる以上に大きいのではないでしょうか。
そして中南米に多くある野球が盛んな国の中で最も大国と言えるのはメキシコでしょう。だからこそWBCやプレミア12を始め多くの国際大会で開催国となっていますし、メキシカンリーグは18チームで構成される大型リーグです。なんとなくドミニカ共和国やベネズエラほどは野球大国のイメージが強くないメキシコですが、野球界にとっては非常に重要な国だと言えます。

GDP上位国に目をつけるメジャーリーグ
そして世界進出し長期的な視点で収益を図りたいメジャーリーグは、GDP上位国にことごとく目をつけています。既に野球が盛んな経済大国である日本は当然注目の対象であり、開幕前にマリナーズなどがわざわざ遠征し試合を行っています。
そして現在では野球が人気とは言えないイギリスオーストラリアにも出向いて公式戦を行い、フランスでも首都パリにて今後数年内に試合を予定しています。またインドではアカデミーを作っており未来への投資を行っています。
これらの国でメジャーリーグに興味を持つ人が少しでも増えれば、経済的な効果も大きいという期待ではないでしょうか。

最後に
世界のスポーツについて知る上で、その国の人口や経済水準は前提知識としてあると、見え方も違ったりして面白いのではないでしょうか。スポーツを楽しむヒントがスポーツ以外の部分にあったりするかもしれません。



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