2021WBCの1次R組み合わせを予想

予定では2021年3月に開催される第五回WBC。今年3月に予選が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期になり、本大会の開催についても不透明です。

ただ2020年時点でも多くの超一流メジャーリーガーたちが参加を希望しており、開催されれば盛り上がりを見せることは想像できます。そこで今回、第五回大会の組み合わせを予想したいと思います。

第五回大会に関しては、これまでの大会から形式が大きく変わります。
①出場国がこれまでの16から20に増加します(前回大会出場の16か国+予選突破4か国)。
②これまでは1次ラウンド、2次ラウンド、決勝ラウンドという形式でしたが、次回大会より2次ラウンドが廃止され、1次ラウンド+決勝トーナメントとなります。
1次ラウンドを5か国×4グループで行い、各グループ上位2か国が決勝トーナメントへ、そして8チームで決勝トーナメントとなります。これは昨年行われたラグビーワールドカップと同じ形式です。

そして開催地は1次ラウンドが東京、台中、アリゾナ、マイアミ、決勝トーナメントが準々決勝2試合のみ東京、その他がマイアミとなります。

まずは東京と台中の組み合わせから予想していきます。これまでの大会でも東京、福岡、台中、ソウルと毎回アジアので一部のラウンド開催されてきました。そしてこれまでアジアのラウンドに割り当てられてきた国は全てメジャーリーガーが少ない国です。なぜならアジアのラウンドは時差がある上に、移動の関係上1週間ほど早く試合が始まるため、選手も調整を早める必要があります。そのため高年棒で試合数の多いMLBの選手(特に投手)が負荷の大きいアジアのラウンドで試合をすることはMLBとしても極力避けたいのです。(その結果アジアのラウンドは強豪国が少なく、ラウンドによるレベル差が大きいのが現在のWBCの課題です)

これまでアジアラウンドに割り当てられた国は以下9か国になります。
日本
韓国
台湾
中国
オーストラリア
オランダ
イスラエル
キューバ
ブラジル
アジアやオセアニアの国がアジアのラウンドなのは妥当。キューバは国のルール上、代表チームにメジャーリーガーがいないためアジアのラウンドに割り当てられていると考えられます。そしてブラジルは日本でプレーしている選手も多く、他の中南米諸国よりはアジアのラウンドに来やすいのです。オランダはこの中ではメジャーリーガーが多い国ですが、それでも中南米の国々に比べたら少ないです。

そのため第五回大会でもアジアのラウンドに割り当てられる国は上記の国々か、オランダ同様にメジャーリーガーが比較的少ないカナダやイタリアあたりが考えられます。

次にアリゾナとマイアミのラウンドについて考えます。アリゾナもマイアミもこれまでのWBCでも開催地となっていました。なぜなら両都市とも中南米からの移民が多く、中南米の国の試合での観客動員が見込めるからです。下の動画はマイアミで行われた第四回WBCのアメリカ対ドミニカ共和国で、ドミニカ共和国が3ランで逆転したシーン。盛り上がる様子から観客の大半がドミニカ共和国ファンであることがわかります。(ちなみにこの試合はマーリンズパーク史上最多の観客動員を記録しています)

そのため、第五回大会でも、移民による観客動員を期待した割り当てがされるものと思われます。アリゾナはメキシコ移民が多いため、メキシコが割り当てられることが予想されます。またマイアミはドミニカやプエルトリコの移民が多いので、そちらが割り当てられると予想されます。

またこれまでの大会では、予選を突破した国は必ず別々の国に割り当てられてきました。そのため今大会も、予選を突破した4チームはそれぞれ別のラウンドになると予想されます。

というわけで、組み合わせを私なりに予想してみました。
予選からはドイツ、ブラジル、パナマ、スペインが突破してきたという仮定で予想してみます。

A組(台中)
🇹🇼台湾
🇰🇷韓国
🇮🇱イスラエル
🇦🇺オーストラリア
🇪🇸スペイン
※A組の組み合わせは、こちらの台湾の記事を参考にしています。(真偽は不明)
https://sports.ettoday.net/news/1653978#ixzz6EyFN6vWZ

B組(東京)
🇯🇵日本
🇳🇱オランダ
🇨🇺キューバ
🇨🇦カナダ
🇧🇷ブラジル

C組(アリゾナ)
🇺🇸アメリカ
🇲🇽メキシコ
🇻🇪ベネズエラ
🇨🇴コロンビア
🇩🇪ドイツ

D組(マイアミ)
🇩🇴ドミニカ共和国
🇵🇷プエルトリコ
🇮🇹イタリア
🇨🇳中国
🇵🇦パナマ

これはあくまで予想にすぎません。NPBもMLBの開幕延期で野球ロスになってる人間の暇つぶしだと思ってみてください。野球のある日々を取り戻すためにも、皆さんも不要不急の外出を控え健康に気をつけていきましょう。