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音楽投稿、始めます。

 こんばんは、柳田です。どうもこんな辺鄙な所まで見に来てくださってありがとうございます。このnoteの主旨は僕が好きな音楽やアーティスト、曲を際限なく語り、後で僕が見て思い出すことです。なので音楽好きな奴の脳をチラッと覗き見るような感覚で見ていただけると幸いです。
 記念すべき第1回は何の投稿をしようか非常に悩ましかったのですが、僕自身がアカペラサークルに所属しているということもありアカペラアレンジで最も好きな曲について語ろうと思います。

まずは、こちらを。
https://youtu.be/FLB2iAEsCzQ

 The Filharmonicというフィリピンのアカペラグループによるカバーです。彼らは流行りの洋楽を中心にオシャレなアレンジを得意としており基本は5声+ボイスパーカッションなのですがこの演奏では6声で歌っています。(参考までにいつもの彼らはこんな感じ↓
https://youtu.be/AuMv5DJ6ZKo)

 原曲であるJohn LegendのAll of Meはピアノ+ボーカルのシンプルな構成で結構曲はスムーズに進むのですが彼らのアレンジはブレイク(リズムが止まる所)が多い印象です。テンポも原曲に比べると落とされていて6声の重厚さが活きていると感じます。(https://youtu.be/450p7goxZqg)
 個人的に1番この曲の好きな点はテンションノートとトライアドの使い分けが完璧な点です。m9やdimが効果的に使用されそれらが違和感なく感じられる彼らの演奏技術の高さには感服です。加えて後半の3連やラストのサビなどの最も曲が盛り上がる点では素直にトライアドを使用し引き込むアレンジは秀逸です。
 大前提としてこのアレンジは絶対的なリード力の上に成り立つものです。メインでリードを取るJoeの強いチェストボイス、間のサビを取るVJのエッジの効いたミドル、落ちサビのJulesの低音サビなどどこを切り取っても圧巻のリードです。味の違うリードを同時に楽しめるのもこの曲の魅力と言えると思います。

 最近の彼らはメンバーの脱退により5声で活動しています。生音に近い様子の動画も多く公開されているので是非とも皆さんチェックしてみてください。
 加えて、この曲に出会わせてくれ、また譜面をコピーしてくれたたおりんにこの場を借りて感謝を(1年生で耳コピしたすごい同期です)。

こんな感じの紹介を週1くらいのペースで続けていければと思います。
では、おやすみなさい。お付き合いいただきありがとうございます。

※今回出てきた言葉たち
①ボイスパーカッション…声でドラムを表現するパート。BeatBoxと近しいものです。
②テンションノート…7th以上に音を積む時にその音のことを指します。元々の和音の音色を変化させる力を持ち、例えば9thは元々より明るくなる、7thはオシャレになるなどとよく言われます。
③トライアド…1,3,5度が積まれた最も基本的な和音のことを指します。
④m9…テンションノートである9thを使ったコードでドミ♭ソというマイナーの和音にレの音を入れたものです。短3度のミ♭とレが半音でぶつかることで切迫感を与える印象を僕は持っています。
⑤dim…ドミソという3和音の主音(この場合はド)を半音上げた和音です。コード進行の間で使われることが多く切なさを生み出す音と個人的には認識しています。
⑥チェストボイス…地声成分が強く、伸びがあり太いことが特徴の声です。
⑦ミドルボイス…裏声成分と地声成分が混じった声を指します。

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