私の過去のブログについて(美山みどり)

美山みどりです。私は、今、特例法の手術要件がなくなり「男性器ある戸籍上の女性」は止めないといけないと考え、「性同一性障害者特例法を守る会」の代表として身を晒して活動しています。

この間、最高裁に「違憲としないで」という1点で共闘する女性らから、これまで意識していなかった女性の感覚を更に教えられることが、幾つかありました。また、私が性別適合手術の前に女子トイレを使っていたことも批判され、またブログの中の過去の記載につき女性を傷つけるものが複数あると指摘もされました。

女子トイレは、2021年末頃、あいまいなところもあった日本にあって、商業施設の女子トイレへのトランス女性の突撃騒ぎがあり、確実に線引きの必要性が出たと思います。私は、女子トイレを利用できる線引きも、もはや「性自認」とか「パス度」ではなく、女湯同様に「身体的特徴」によって区分されるべきだと思います。この点は特例法手術要件の違憲・効力停止から出現する「男性器ある戸籍上の女性は困る」人の中でも違いがありますが、ご理解ください。

私は、身を晒して活動するにあたって、赤裸々に記載してきたブログの方はどうするかを迷いました。やはり長い年月の間書いてきた(2005年から...)ものであり、まだ昭和の時期の頃の体験譚も数多く書いています。その間に社会状況に応じて私の考え方も変化しています。そのような「変遷のリアル」を記録したものですから、一部なりとも削除したり隠すことは、かえって性自認至上主義の考えの人から、私や会の活動への批判に利用されると考えて、あえて修正や削除などしないできました。

ですが女性として生きてきた人間にとっては到底受け入れ難いところもあると指摘され、確かに今の私としても恥ずかしく、反省するところもありますので、いったんすべて閉鎖しました。

ただ、一人の当事者のドキュメントとしての意味があろうと思いますので、ご指摘のあるところの削除などをした上でいずれ公開したいと考えておりますことをお許しください。

2023年9月7日
性同一性障害特例法を守る会 美山 みどり

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