父親

諏訪部順一さんが演じる父親。
最近では『マイホームヒーロー』の哲雄さんが印象的だけど、わたしが頻繁に思い出すのは『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』のマーカス、『静かなる海』のハン・ユンジェ、『地球最後のバス』のモンクハウス博士、『コタローは1人暮らし』の田丸さん。
それぞれまったくタイプの違う父親たち。
でもね、どの父も魅力的なの。
決して理想の父親ではないんだけど、漏れ出る父性、欠乏した父性を絶妙に演じ分けられてて、わたしこの人の子どもなのかなと酷い勘違いをするほど惹き込まれる。

ヒトが皆持っている原初的な生ぬるい情というのかな。
諏訪部さんのお声はそれを刺激する。
他人の子でも愛らしいその頬に胸の奥底をきゅっと掴まれたりするあの感じ。
諏訪部さん演じる物語の中の父親たちを追っていると、自分が子どもになったり親になったり心が忙しい。

奇しくも今日は父の日。
実の父からのお礼のLINEが面映い。

#諏訪部順一

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