PLAY ON THE ARK行ってみたレポ
2024年4月28日、ひとつのイベントがあった。Yostar初の韓国イベント、"PLAY ON THE ARK"だ。
辛勝と惨敗
話は2024年の2月に戻る。その時自分は韓国のオールジャンルイベント、イラスターフェスに一般参加として行っていた。もちろん目的は同人グッズだがなんといっても大好きな作家さんが参加していたからだ。仮にその人をRさんとする。その人とは4～5年来の付き合いで、アークナイツを始めた当時からファンだった。いや今でも大ファンだ。そもそも同人グッズのためにわざわざ高い航空券を買って田舎から関西国際空港に向かうくらいなんだから相当なものだと自覚している。
そのイベントが佳境も過ぎて、とあるじゃんけん大会が始まった。垂れ幕（ヒョンスマク：현수막：懸垂幕）と呼ばれるものを賭けて仁義なき戦いだ。
현수막 시제품 두둥등장 pic.twitter.com/2FUMNJGsO2
— Runamonet (@Runamonet) January 27, 2024
もちろん自分も参加した。こちとら旦那の何年ファンやってると思ってるんだ。
「最初はグー！！！！」
気がついたら垂れ幕を受け取っている人に拍手を送っていた。垂れ幕は無し。なんとか思い出した記憶は「最初はグー」を考え付いたのは志村けんさんだったことだった。
流石に諦めきれないが社会性も捨てきれない人間は少し質問をしてみた。これってまた手に入れることはできますか？
「できるよ。オンリーイベントで」
天にも昇る思いとはこのことだろう。このとき自分がまた韓国に行くことが決定した。
スタートアップ試験（受験資格なし）
しかしこの時点で、韓国人でさえもいつ、どこでこのオンリーイベントが行われるのかわからなかった。
韓国では「市民の通報」によりイベントが中止に追い込まれることがあるらしい。だから開催の直前になってやっとこさ公開される。それまではすべて噂レベルになる。ましてや外国人の自分なんて情報が極端に少ない。
そうなるとやれることは決まっている。知り合いの韓国人から噂を集めて、職場で休暇を取る。それしかない。この時点での噂は
・2024年の4月末にあるらしい
・スウォン市のスウォンメッセで行われる
これのみだ。無に等しい。
もうあきらめて4/27,28に開催される前提で動くしかない。
あとはイベントのチケットだ。こればっかは待つしかない。
3月過ぎて詳細が公開された。4/28開催の4/7の19時チケット販売だ。ビンゴ。
チケット予約サイトは「チケットリンク」。韓国でよく使われるチケット予約サイトで自分もかつて使用した事がある。つまり外国人でも予約ができて自分も使い方を知っている。外国人用のグローバル版もある。
ようやくチケットを購入できるかと思えばグローバル版では購入できない問題が発生した。チケットリンク韓国版では韓国の電話番号が必要になってくるため実質外国人の購入はできない。
いろいろな韓国人のRさんのアドバイスを頼りにして運営に相談したらパスポート情報を伝えて現地購入の形ならOKと教えてもらった。持つべきは友だね。
思いもよらぬ贈り物
さて韓国に着き、Rさんとご飯に行くことにした。スウォンはカルビが有名なのでカルビの有名店に行ってみた。ら。
「はいこれ！」
マジで？
2月の垂れ幕やん。
Rさん「じゃあオンリーイベントで会おうね！」
まってまってまってまってまって
とりあえず自分の情緒は死亡した。
晴れのち人波
3%
これはアークナイツユーザ数のうち韓国人ユーザの割合である。だから彼らは自分たちのことを3%と自称する。
すなわち今回のイベントではあまり混雑はないと予想された。
しかし会場に着いた時、この目論見は途方もなく間違っていたことに気が付く。
朝7時前の時点でこれである。
開場すると、これ
コミケより人多いよ。この人ごみをかき分けて行くしかないんだから楽しくて仕方ねぇ。
そうしているうちにサークル参加のRさんを見つけた。
自分「こんにちは～グッズ買いに来ました！」
Rさん「よく来たね！じゃあこれグッズ、それと垂れ幕！」
自分「は？」
1枚目、前回のイベントの垂れ幕はあわよくばと思っていたが2枚目の、今回のオンリーイベのは全く予想していなかった。あんなにも「デュフフフ」としか言えなかったのは何年振りだろうか。ちょっと今でも信じられない。
この垂れ幕の真ん中のテキサスがさ、ちょうどTwitterでフォローし始めたときの絵柄にそっくりなんだよ。
あ～～～～～～～～～～～好きいぃぃ～～～～～～～～～～～～～....…
夜も0時になったので寝ます。好きな作家さんから直接、欲しかったものをくれたんだから自分は日本で一番幸せかもしれない。
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