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【BAL】Legend紹介 Vol.1 - Jim Palmer -【short】

※ヘッダー画像はオリオールズ公式Xが上げた動画を切り抜いて使用。
※全ての商用的あるいは著作権侵害の意図を放棄して投稿します。


全盛期の姿で現在のチームに加えたいOB選手は?
野球ファンなら誰しもそんなことを想像し、往年の名選手に思いを馳せたことがあるでしょう。

そんな今回は、BALのある名選手を紹介します。
今一番BALに現役の姿に若返って出場して欲しいと思われるような選手です。いやマジで。


◾️Jim Palmerジム・パーマー

上記動画は野球殿堂入り時の会見

◼︎経歴

本名     :James Alvin Palmer
生年月日   :1945年10月15日
所属     :Baltimore Orioles (1965–1967, 1969–1984)
MLBデビュー :1965年4月17日
タイトル,表彰:6× All-Star (1970–1972, 1975, 1977, 1978)
        3× World Series champion (1966, 1970, 1983)
        3× ALサイ・ヤング賞 (1973, 1975, 1976)
        4× GG賞 (1976–1979)
        3× AL最多勝 (1975–1977)
        2× AL最優秀防御率 (1973, 1975)
        no-hitter 達成 (1969/08/13)
その他   :BAL球団殿堂入り、背番号『22』は同球団の永久欠番
       Hall of Flame (1990, 初年度92.6%)

◼︎人物

  • BALで19年プレーしたフランチャイズプレーヤーであり、通算勝利数268勝は球団記録。19年間のメジャー通算575試合(ポストシーズン17試合を含む)の登板中、満塁ホームランを許したことがなく、また連続本塁打を許したこともない。

  • 1966年のフランチャイズ史上初を含む3度のWorld Series制覇に貢献し、WSで完封勝利を挙げた最年少(20歳11ヶ月)の投手。またBALが進出した6度のWS全てで出場経験がある唯一の選手である。

  • アマチュア時代は外野手も兼任しており、MLBでも打席に立った際は通算で3HRを記録している。

  • 1969年7月に背筋の断裂で6週間入りしたが、同年8月13日、ILから復帰したわずか4日後にOAK戦でNo-Hitterを達成した。

  • 登板日の朝食にパンケーキを食べる習慣から、「Cakes」というニックネームで呼ばれていた。

  • ハンサムな顔立ちをしており、Jockey Internationalの男性用ブリーフのスポークスマン兼下着モデルを務めたことがある。モデルポスターの売上は全額が嚢胞性線維症財団に寄付された。

レギュラーシーズン成績:BBreference
ポストシーズン成績:BBreference

◾️感想

なんだこの鉄腕エース!?

時代や慣習を現代のものと比べるのは野暮ですが、調べれば調べるほどこんなの100年に一人の逸材だろとしか思えない投手でした。
1971年なんてチームメイト(David McNally, Mike Cuellar, Pat Dobson)とともに「20勝カルテット」を形成したなんてあるんですからもう大変ですよ。
ポストシーズンでも幾度となく好投しており、まさに1960年代後半〜1980年代前半の大黒柱と言える存在だったのでしょう。
マジでタイム風呂敷で若返って今からローテ入ってくれねえかな…

彼が引退してからもその名はチームに残り続け、BAL傘下最優秀投手の証として、”Jim Palmer Minor League Pitcher of the Year”が毎年送られることになっています。永久欠番となった背番号22番と共に、彼の栄光は次世代に引き継がれていきます。

いつの日か彼のよう投手がカムデンヤーズでのWS第7戦のマウンドに現れてくれることを祈るばかりです。


https://www.si.com/mlb/2015/10/15/classic-si-photos-jim-palmer


参考文献