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小石を河に投げるみたいに。

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小石を河に投げるみたいな感覚で書いている 800 文字の雑記
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#エッセイ

2023 を振り返る

いまさらだけど。 仕事フリーランスとしてのはじめての 1 年 フリーランスになってはじめの 1 年だった。 会社員時代に憧れていた、個人事業主で、フルリモートな環境での仕事は、結果として自分にあっていたと思う。はじめは自分のスキル感でフリーランスになっても大丈夫なのか不安で、現場に入ってからも自分のレベルの低さを痛感することがあったけど、なんとかやれている。できることもあれば、できないこともある。できないことは、そのつどできるようになったり、メンバに頼ったりする。そうやっ

自分が楽になるためにコミュニケーションをとる - 2023/12/19

なんのために日記を書くのかといえば、自分のことを好きになるためである。たしかそんなことが『さみにしい夜にはペンを持て』に書いてあったような、なかったような気がする。 自分はフリーランスのフロントエンドエンジニアなのだけれど、さいきん仕事でタスクが滞っていてしんどい時間を過ごしている。そもそもの原因は自分の見積もりが甘かったせい。ここでちゃんと自分のせいだと言えるのはえらい。 自分はフリーランスのフロントエンドエンジニアなのだけれど、さいきん仕事でタスクがキャパオーバーにな

日記を書くことで、気づいていなかった幸せに気づいたりもする - 2023/12/18

書くことは自分と対話することだ、みたいなことが『さみしい夜にはペンを持て』(読んでる途中)に書いてあった気がする。 だいたい読み終わった本についての感想を書く事が多いと思うけど、いまは読んでる途中の本について感想? を書いてる。そもそもなんで自分は本を全部読まないと本の感想を書いちゃいけないと思い込んでしまっていたのか謎だ。むしろ読んでる最中がいちばん熱量が大きいし、記憶も新鮮なのだから読んでる最中にこそ、その本の面白さについて語るべきなのではないだろうか。 本を最後まで

考えてるつもりを脱却するために、書きながら考える - 2023/12/16

たぶん子供の頃はできていたはずだけど、「自分の頭で考える」というのがいつの間にかできなくなっていた。 自分の意見はどこかで仕入れた誰かの意見を借りたものだらけで、自分の頭で作り出したものではないものばかり。自分の頭で考える方法を忘れてしまっていた。 そもそも考えるって何だっけ? ってところまで判らなくなってゲシュタルト崩壊し始めていた。 考えるってなんだっけ考えるというのは、答えを出そうとすることだ。 答えを出そうするという点で「考える」と「悩む」「思う」は明確に違う

どこにも所属せず、自分ひとりでお金を稼ぐ - 2023/12/11

自分が何をしたいのかいまいちよくわからないまま生きてきた。 大学生のころはただただ漠然と小説家になりたかった。ひとりでできる仕事で、部屋から出ないで良くて、パソコンさえあればよくて、すごく良いなと思った。別に書きたい物語があるとかではぜんぜんなくて、仕事のスタイルだけで小説家になりたいっておもってた。 でも書きたい物語があるわけじゃないので、小説を書くのはしんどかった。なんとか書き上げた短編小説は、新人賞で銅賞を獲って担当編集もついたけど、なんど打ち合わせをしてもアイデア

雑な情報の消費をやめる - 2023/12/10

ここ数年間ずっと、一日中なにかしらの情報を摂取している。インプットと呼ぶこともはばかられるような、雑な情報の消費をそろそろ辞めないといけないと思い始めた。 自分が情報から得ているものは知識ではなくて刺激で、どこか栄養のないジャンクフードをひたすら食べ続けているような不健康さがある。 インプットよりもアウトプットをしたいと思っていても、アウトプットの負荷から逃げるために「アウトプットのためには、まずインプットが必要」という言い訳を作って、日々をインプットに費やして、アウトプ

白紙の神話 - 2023/12/08

まいにち日記を書くと決めてから、書ける日と書けない日がある。 原因は明確で、その日の中で気づいたことや思ったことや印象的な出来事を notion や scrapbox にメモっているときは、すんなり日記を書くことができる。逆に何もメモを取っていない日は、日記が書けない。 今日もなにもメモを取らずに過ごした。だから本当は日記が書けない日なのだけど、だからこそなんで日記が書けないのかということだけは書けそうだなと思った。 ちょっと前に、zettelkasten という情報整

不連続でも 2023/12/5

三日坊主になるかもしれないと思って始めた日記は、1 日坊主で終わった。実に自分らしいなと思う。 2 日連続で日記を書くことすらできないのかという自己嫌悪が芽生えた。毎日書かないといけない、1 日でも途切れてしまったら日記をやめなければいけない、そういう完璧主義的な自分の固定観念のせいでこれまで苦しんできた。でもまずは 1 日でも日記を書いた自分を褒めようとおもったし、べつに 2 日目書かなくても 3 日目に書けばいいし、一週間後に書いても良い。 不連続であることで自分を責

たとえ三日坊主でも、その三日間でなにかひとつでも得るものがあればいいよ 2023/11/28

日々のことをぜんぜん覚えていないので、これから日記を書いていこうと思った。たぶん三日坊主になると思うけど、それでいいと思っている。出家して三日間修行して「やっぱ無理〜」ってなって俗人に戻った坊主も、修行した三日間でなにかひとつくらいは得るものがあったと思うのだ。 日記を書こうと思った理由は他にもあって、最近『雑に作る』という本を読んで藤原麻里菜さんという人を知って(x のタイムラインで見たことはあった)、ゆるい感じがいいな〜って思って、他の著作の『無駄なことを続けるために

いつも読書したあとの感想が「面白かった」だけしかない人間だったので『アトミック・リーディング: 読むことと書くことから考える読書術』を読んだ

きっかけいつも読書するときは「この本を読み終わったら読書記事書くぞ〜」って意気込んでいるんだけど、実際に本を読み終わって記事を書こうとすると「面白かった」以外のアウトプットがないことがコンプレックスだった。 自分は本を読んで何か得ることができたのか? 他の読書記事を書いている人となにが違うんだ? なにをすれば読書記事を書けるようになるんだ? 自分には感情がないのか? みたいなことを考えていた。 そんなことを悶々と考えながら amaozn を徘徊していると『アトミック・リ

フリーランスエンジニアになって 2 ヶ月が過ぎて視えているもの

イントロフリーランスのフロントエンドエンジニアになって 2 ヶ月が過ぎた。 前職で残業と人付き合いに疲れて、もう会社員は嫌だなって思って、3 年間でだいぶプログラマとしての技術も身についたのでフリーランスになった。 フリーランスのフロントエンドエンジニアになって 2 ヶ月が過ぎて、いろいろ思うところが出てきたのでいま視えているものを書いておく。 良い変化フルリモート 前職をやめるとき、自分が次の仕事では絶対に欲しいと思っていた条件がフルリモートだった。 フルリモート

はじめて読書感想の記事を書いたら、1000 円の売上が発生したので分析してみた

読書感想の記事で紹介した本が売れて 1000 円の売上が発生した先日、初めて読書感想の記事というものを書いてみた。 『わかったつもり』という書籍の読書感想記事なのだけど、この記事に『わかったつもり』のアフィリエイトリンクを貼っていたら売上が 1000 円出た。 『わかってるつもり』が電子と紙で合わせて 20 冊も売れてた。その他にも、関連書籍として紹介していた『勉強の哲学』と『具体と抽象』も数冊売れていた。 なぜ 1000 円の売上が発生したのかを考えるこれは自分からし

はじめて読書日記を書いてみて思ったこと

今日はじめて読書日記を書いた ずっと読書日記を書きたかったけど書いてこなかった。読後の感想が「面白かった」くらいしかないから書けなかったし、インターネット上にはすでに自分より頭のいい人の感想が溢れていて、自分の浅い理解の感想なんて何の意味もないんじゃないかって思ってずっと書けずじまいだった。 それでも心のどこかでずっと読書日記を書きたいというしこりだけはあって、なんどかエディタで下書きをしてみたけど、やっぱりうまく書けなくて途中でやめるのを繰り返していた。それでもまたしば

仕事で文章の理解力が不足していると思ったので『わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~』を読んだ

どんな本なのか文章を読むとき、わかったつもりになっているだけで、正確に文章を読めていない時がある。知っている言語と知っている単語だけで構成されているはずの文章を、一語漏らさず読んでいるはずなのになぜそんなことが起きるのか。また何を意識して文章に向き合えば文章をより深く読むことができるのかが書かれている。 読もうと思った理由自分はプログラマをしているのだけれど、仕事中は基本的にチャットでやりとりをする。そのとき相手からのメッセージを読んで理解できなくて「ここってどういうことで