見出し画像

複雑な手の形を書くコツ!手の描き方基本解説

Giaのプロモーター、ルミ(@Gia_029_nft)です。

前回投稿した「近未来的な銃の描き方を解説してみた」記事がとても反響が良かったので、解説シリーズ第二弾を作ってみました。

今回は絵を描く上で基礎の部分「手の描き方」についての解説です。
手を描くって基本中の基本とはいえ、描いてみると不自然な形になってしまったりと結構難しいですよね。
Giaは手の形に拘りを持っているとの話を聞いたので、その拘り含め手の基本的な描き方を聞いてみる事にしました。
手を描くのが苦手という方は是非参考にしてみてください。

手を描く手順

Giaが手を描く時、どのような流れで形を作っているのか、順を追って説明して貰いました。

描きたい手の形を決める

❶手の平のアタリをつける

まず初めに、手の平の角度と指の付け根を先に決めます。
指の根元の部分のみを描きます。この辺は自分の手を見ながら想像すると良いですね。
親指は他の指と違って根元の筋肉の範囲が広いので、親指を動かした時の肉付きまで描くようにしましょう。
また、手の平だけでなく、腕に繋がるアタリも付けておくと立体的な絵が描きやすくなります。

❷指先のアタリをつける

指先は根元から伸びる関節を意識しながら軽くアタリを付けます。
人の指は間接が指先の間に2つあるので、1関節ずつ伸び方を観察しながら描いて行きましょう。
コツは左から指先の位置を決めていくとバランスがと整えやすいそうです。

描きたい形のアタリは根元から指先の順で決めるとバランスが整う

Giaが図解しているようなシャープで色気のある形を描きたい場合は指先を尖らせ反るように描くとそれっぽくなりますよ。

肉付けをする

❸指先の形や向きを調整

先ほど描いてきたアタリから肉付けしていきます。
この時関節部分は根元に描いたアタリの円に円柱を2つ乗せるような感覚で描き込んでいきます。
この線をしっかり描き込むことで最後の工程で指の皺を描く時のアタリにもなります。

❹筋や爪を描き込んで完成

指の筋は❸の工程で描き込んだアタリを見ながら付けていきます。この時、アタリの筋を少し消すような感じだと肉付き感を出しやすいです。
またこれはお好みでですが、リアルよりなイラストを描く場合は爪を描くと良いです。爪は少しはみ出すような感じで描くとそれっぽくなります。

アタリを基に肉付けをして完成させていく工程

以上がGiaが手を描く時の流れになります。

人物の構図から手を描く時に意識している事

Giaが人物を描く時は次の2つの事を意識して手を描いているそうです。

❶手の位置を決めてから腕を描く

動きがあるイラストを描きたい時、手の位置を決めておくと腕の位置が自然と決まるので全体的にバランスよくまとまりやすくなります。

❷指を伸ばす時は反らす

手に動きを付けたい時は指の関節を反らすように描くと良いです。
現実の指より気持ちオーバーに反らせるとより躍動感が出ます。

Giaが人物を描く時は腕や手の動きに気を付けているそうです。

いかがでしたでしょうか?
役に立つようなヒントが見つかったら是非この記事にある❤を押して頂けると嬉しいです!

このnoteでは他にもGiaが描くイラストについてや描き方解説をしていく予定なので、興味がある方は是非フォローしてくださいね。

イラスト制作の原動力になります!