「動線」を整えれば家は綺麗になる
現在週1回3時間のお掃除に入らせていただいているO様のお宅が、掃除のしがいがないほど綺麗になってきました。
最初に入った時には手が付けられない程乱雑でモノが多く、途方に暮れてご依頼をされてきたのですが、モノを減らし、動線を整えれば、週1回2時間のお掃除でほぼ全てのお部屋の掃除が可能になるようです。
一緒に片づけさせていただいた時には、モノにこだわりがない方なので、ぱっぱと処分されていました。
その後はコツをつかまれたようで、ご自分で不用品を選別されて、モノが劇的に減りました。元々は綺麗好きな方のようで、むしろ綺麗になってしまって、お掃除のし甲斐がないというか…いえいえ、良いことです。
お子様を保育園に預けてお母さんが働いている家庭は家の滞在時間が短いのでさほど散らからないんですよね。
私が最も大事だなと思うのは「動線」です。
人が無意識に動く道というのが家の中にはあって、
人の動線上で、手の届く位置にモノは自然と置かれています。
だから毎日触るものは手の届く位置に置くと無理なくモノが元の場所に戻ります。
こういうのって、文章読んでるだけでは意識出来ないので、やはりお宅に伺って「こう動きますよね?」と提案させていただくと
お客様が「はっ!」とする瞬間があるんですよね。
ことに「ここに置くもの」と、無意識で思い込んでいるものの配置を動線上に提案させていただくと「あ!そうか」と思われるようです。
こういうポイントを一つ一つ改善してしまえば、実のところ家の管理はそんなに大変なことではないんです。
モノを置く前に、「誰がどう使うんだろう、どう動くんだろう?」と考えてみてください。