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皐月が終わる

いくらなんでも早すぎる。
まだ一月の半分も終わってないような感覚だが、時間の流れと言うのは残酷なもので、早くも梅雨の気配を漂わせていた。

5月上旬。
GW真っ只中の土曜日に虹ヶ咲のファンミに参加するため東京は渋谷原宿に訪れていた。
分かりきっていたことだが、あまりにも人が多い。
多すぎてまるで日本中の人間がこの場所に凝縮されているのではないかと疑わざるを得なかった。

オタクとは無縁、陽キャの街。
というのが今までの原宿という街に対する認識だった。
だから自分が何度も原宿を訪れるようになるとは夢にも思っていなかった。
全てはラブライブスーパースターのおかげである。
聖地という理由がなければ何度も来ることはなかっただろう。
いつだってラブライブは新しい景色を見せてくれるんだ。

アニメの聖地を巡り、アニメと現実世界が重なり合っていく。それと同時にキャラの実在性も高まっていく。
平安名すみれは確かにこの世界で、そして原宿で暮らしている。

虹ヶ咲のファンミはもちろん最高だったが、それをここで語るには尺が足りないのでまた別途書くこととする。
ただ1つ言えるのは林鼓子さんに心からの感謝を伝えたいということ。

フットワークだけは軽いので、ライブ翌日に秋葉原巡りをした後京都に向かう意味不明ムーブをかました。
連休明けの平日という普段激混みの京都を巡るには最高の機会だったので。

予想通り、連休明けの京都は昨日までの喧騒が嘘のように静かだった。
八坂神社の境内も人はまばらで、歩いているのは海外の観光客のみ。

これだ。これなんだよ。
これこそが自分の求めていた京都像そのものだ。
観光客が多いのは 大変喜ばしいことだが、一方で寺社仏閣に静かで荘厳な雰囲気を求めている自分にとっては、正直なところベストコンディションとは言えない。
だからこそ、有休を取ってまで平日の京都を訪れたのだ。

八坂神社、知恩院、平安神宮、京都御苑と1日かけてたっぷりと京都成分を体内に取り込み満足しきったところでそそくさと帰路に着いた。
やはり京都は一日では足りない。
1ヶ月ほど使ってゆっくりじっくり巡りたいものだ。宵山にもいつか必ず。

楽しかったGWはあっという間に過ぎ去り、次の祝日が7月までないという現実に打ち震えた。
どちらにせよ8.9月はイベントラッシュなので、それまではどこも出かけず貯金月間にしよう。

と思っていたのだが、5月は毎週どこか山に登った。
まあせっかく日本有数の名峰に囲まれた長野に住んでいるので、今の内に登らないと勿体ないだろう。

梅雨に入ることだし、6月は流石に引きこもって貯金に徹しよう。そうしよう。

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