見出し画像

【人形】限定ドールお迎えチャレンジが大変だった話

こんにちは!
いつもながら気がつくと半年くらい経っているnoteですが、久々に……というか5年ぶりにキャストドールをお迎えしたのでお迎え記事を書こうと思いまして、やっぱりいつもの如く長々となりますが、暇つぶしにでも見ていただけると幸いです。
結論から申し上げますと、お迎えチャレンジは無事に成功!したのですが、その道のりが想像以上に険しかった……。

我が家にはキャストドールが、ボークスさんのSDと海外ドールの複数メーカーのドールが一緒に同居しております。その中でもやはり国内メーカーであるボークスさんのお人形が一番多いです。
SD(スーパードルフィー)はざっくりと、

  • ある程度いつでも購入できる「スタンダードモデル」

  • 店舗にいる子をそのまんまお迎え出来る「コーディネートモデル」

  • 自分でパーツやメイクを指定してセミオーダーする「フルチョイスモデル」

  • 特定のイベントでのみ数量限定で販売される「限定モデル」

  • アーティストが手がけた一点物を抽選で購入する「ワンオフモデル」

などがあります。
あとはオークションモデルとか夢チョとか夢天使とかもあるんですけど、まぁこの辺は今は置いといて……。で、今回はこの中でも特定のイベントでのみ販売される「限定モデル」をお迎えした話です。

ドールオーナー暦がそこそこ長くなって来た私ですが、この限定ドールをお迎えしたことが殆ど無い……。

一応0ではなくて「SD17男の子 Williams Romantic Glance Ver.」という、クルーズ船に乗ればお迎え100%保証されるドールは、クルーズ乗船の抽選に無事に当選したのであまり苦労はせずお迎えすることが出来ました。

逆に言うとクルーズ船に乗らないとドールをお迎え出来ないという、そこだけ抜き取るとよく分かんないシステムではありますが……。
ともかく、限定ドールとはいえこのタイプのイベントはそうそう開催されるものではないので、メインの勝負所は年に何回か開催されるドールズパーティ、通称ドルパでの販売という事になります。

で、このドルパでの限定ドールのお迎えチャレンジは本当に初挑戦!
大昔に友達のお迎えの支援として、整理券番号引く所を手伝った事はありますが、これはチャレンジとは言えないでしょう……。
というわけで、前置きが長くなりましたが、ここから先も長くなります……限定ドールこと「SD17男の子 レグルス 星間学寮Ver.」お迎えチャレンジのお話です。


久々に来た、お迎えしたいドール

そもそもキャストドールのお迎えが5年止まっていたのは、かなり創作人形の方にシフトしていた事と、「もうそろそろ打ち止めだろうな」と漠然と思っていたという事。
あと、その5年の間ずっと求めているヘッドの子が居て、ただあまりにも競争率が高く、再販も全く無いため「その子で終わりだな〜〜、でもあと何年かかるかな〜〜」と呑気に構えていたという状況。
(なんとその後そのヘッドのドールとご縁があったのですが、それはまた別の話)
そんな中、2022年春の東京ドルパで発表されたのが星間学寮シリーズの大きい男子たちのドールでした。

読んで字の通り、所謂ギムナジウムがテーマのこのシリーズがとても好きだったのですが、ついに上級生が来てしまった……!
萩尾望都先生の「トーマの心臓」や「ポーの一族」一部のストーリーを彷彿とさせますし、西洋ならばハリー・ポッター、東洋なら落第忍者乱太郎とか好きな人はグッと来るであろう学生寮モノ(大いなる偏見)

とはいえ、属性だけでお迎えしたくなるワケではありません、問題は造形です。
しかしまず、造形をよく見る前に走った衝撃。
ドールオーナー達をざわめかせた原因はやはり、久々にリリースされた褐色肌のSD17男子ドールと言う所!
そもそもSD17ボディの男の子は「限定ドール」か「ワンオフ」でしか手に入れる機会がありません。
それでいてブロンズ肌という特殊さとなると、ここを逃すと次は何年後か??となりかねません。
でも、やっぱりそれだけでは弱い。お顔を、お顔をよく見せておくれ……。

……久々に来た「お迎えしたい」顔でした……。

ドルパ47で撃沈するも、得たもの

感染症の影響で、まるっと2年以上参加できていなかったドルパに行こうと決めました。
でもまだこの時点では「ガイドブックの整理券番号が良ければチャレンジしよう」って程度の構え方だったと思います。
昔のドルパは確か当日入場順の整理券番号を引くスタイルだったかと思いますが、そこでXpassというちょっとお高めだけど早く入れる整理券のオプションが発売され、最近は先行販売のガイドブック(入場券)にランダムで整理券番号がつくのである程度自分がどれくらいの時間に入場できるか事前に知れるという感じ。

でまぁ、この恐ろしく送料の高いガイドブックを購入し、届いた整理番号の銀隠しを意気揚々と削ったものの、結果はEだったかなFだったかな……。
整理番号はA〜アルファベット順にグループ分けされており、勿論Aが一番早く入れるグループであり、さらにその中で番号が若ければ若いほど先行して入れます。
要するに見事に外れ引いたと言う事です……。
一般的に限定ドールを狙うのであればA以内を目指す感じになり、そのドールの人気次第でどこまでチャンスがあるか……という感じ。
この辺のギリギリのラインが何処にあるのかはわかりませんが、私の持つアルファベットではまずもって戦えないのは明白でした。

それでもドルパに行きました。
ちょうど布花の対面レッスンも受講することになり、1泊2日の楽しい旅になりました^^
そして大変有り難いことに、自分のものよりずっと若番のガイドブックを、同じ布花の受講生さんから交換してもらうことになり、ワンチャン賭けて初めて「すみか列」に並んでみるという経験をしたわけです。

ドルパには「すみか列」と「一般列」があり、ざっくりとボークスさんの商品を買いたい人は「すみか列」へ、ディーラーさんの商品や卓を取りたい人は「一般列」に並びます。
で、私は今までずっと「一般列」にばかり並んでいたので「すみか列」に並ぶのは初めて……。
ドルパ当日のビッグサイト。
アルファベットのグループごとに集合する時間が決まっているので、先の人たちをぼんやり眺めながら、自分のグループの呼び出しがかかった段階でスタッフさんの誘導に従って列に並びました。
少し奥では一般列が民族大移動をしていたのも見えました。
Twitterでドルパの様子がTLで流れていくのをチラチラと見つつ、殆ど諦めているにも関わらずそわそわとしていたその時、TLに「レグルス完売」の文字を発見。
程なくして、スタッフさんの「SD17男の子、レグルス完売しました」のコールが聞こえてきました。

ああ、解っていたけど、やっぱりガッガリするなぁ……。と。
その後少ししてマクシミリアンも完売となりました。
どっちもギリギリBグループまではあったのかな?
ともかく、レグルス完売の時点でそっと列を抜けて、すぐに一般入場の方に移動しました。
一般入場は既に先に並んでいた人たちは入場しきっていたので、普通にスルっと入れました^^
もうディーラーさんのお洋服も殆ど無くなっちゃったかな〜と思ってはいたものの、お目当のドレスがラスト一着で購入出来たり、ずっとお会いしたかったディーラーさんにもご挨拶出来たのでとっても嬉しかったです^^

今回のドルパはワンオフにも挑戦し、ビンゴもきっちりやって帰ろうと思っていたので、時間つぶしにふらふらと見て回っていると、スタッフさんが星間学寮の展示ブースのポールを開けようとしているのが目に入りました。
すぐに駆け寄って、持って来ていたNikon Dfを取り出し、構える。
少し距離がありましたが、ここで初め実物の「レグルス」「マクシミリアン」を自分の目で確かめることが出来ました。

レグルスとマクシミリアン。衣装もかわいい!
このSD17男の子のつらっと立ってる姿凄く好きですね〜^^
横顔
レグルス、ほんのりアップめに。ズームレンズ持ってくれば良かったとこの時は思った……
しっかりした眉毛のメイクも良き!
優等生感のあるマクシミリアン。同造形だけど全然雰囲気が違うのが流石です

自分の目で見て、撮影してみて思ったのは「もっと撮りたい!」でした。
正直、実物見ていまいちピンと来なかったら、これ以上お迎えチャレンジに参加するのはやめようと考えていましたが、逆に確信してしまった。
これはうちに居るタイプの顔……!と。
この時点で、はっきりと「アフターとWEB抽選参加コース」の道を選びました。
本当にここでちゃんと実物を観れたのは大きかったです。

ホビーとはいえ高い買い物ですが、昨今のお人形は実物を見ずにお迎えするというパターンが本当に多い。
でもやっぱり実物見てから決めた方が圧倒的に良いのです。
それに、これはちょっとオカルトチックかもしれないけれど、私の中で「実物と(またはそれに近しいものと)逢った方が縁が繋がりやすい」というジンクスが定着してきています。
だからここで得たものは「確信と縁」だったんじゃないかなと思っています。
あと気合いと根性ね(これは確信がなければ自分から湧かないものではある)


天使の里でアフターに参加し、手ぶらで帰宅……

もう見出し以上でも以下でも無いんですけど(身もふたもない)まぁ聞いてほしい……アフター編。
レグルスお迎えを最後まで諦めずに頑張ろうと決めた直後、アフターの情報を収集し、公式から販売方法の情報が出た段階ですぐさま京都行きの切符を確保しました。
一番最寄りが天使の里ですし、一応SDが専門の大きな店舗なので準備数も多いはず……。
集合時間に遅れると悲惨なので、ちょっと早めに嵯峨嵐山に入れるように時間を調整し、当日はドールもカメラも何も持たず、ただただ熱中症と感染症を避けるためだけの装備で臨みました。
ドールを肩に担いで帰る前提でいたっていうのもあります。

かなり早めに嵯峨嵐山に到着したので、天使の里とは反対側の出口から出て少し歩いたところにある野宮神社さんで願掛けにお参りをして来ました。

祈りを込めて撫でると願いが叶う神石を、勿論しっかり撫でて来ました
野宮神社さん周辺の有名な竹林。休日だったけど、たくさんの修学旅行生がいました

竹林で少し涼んで、いい時間になったのでお里へと向かう。
もう既に緊張して、心臓がどきどきしていました……、こういうの初めてなので余計にそうだったのかもしれないけれど、限定ドールを狙う方々は毎回毎回こんなリバースしそうな緊張を耐えているのかって思うと本当に尊敬する。。
ワンオフを狙う時のような「外れて当然」が根底にあるものとも違う、ドルパの整理券のように「既にだいたい狙えるか否かの目安が事前に解る」ものとも違う。
正に、これから、自分の運次第で決まるっていうのはスリリングさが違います……。

駅の逆サイドの出口を抜け、いつも通る小道とは違う道路沿いの道を歩き、お里に到着すると既にアフター参加のお客さんがぽつぽつといらっしゃいました。
そして、時間が経つにつれてどんどんどんどん増えていく。
お里の周りは日陰になるような場所が非常に少なく、まだ真夏でもないのに既に炎天下と言える中、日傘なしでは生き延びれなかったでしょう()
50人前後並んでいたのかな?もっといたのかもしれないけど、あんまり定かではなく。
時間が来るとお里には少しずつ少しずつ、会員番号などを確認しながら入場します。
受付を終わってすぐに運命の整理券番号の抽選……。

私が引いたのは結果的にほぼケツの方の番号でした。。
それでも2桁だったので、最初は「イケるんかな?」と思ったんですが、早々に「完売!」のコールが聞こえてきました……。
聞いた話によると各25くらい?かすりもしなかったです。。
ズラっと前に並んでいる半分にも、多分到達していなかったんじゃないかなぁ……。

流石に呆然としました。こんなに厳しいのか、と。
いや、これが普通なんだろうな〜というのも解るんですけど、限定ドール初心者にはなかなかキツい結果です。
改めて限定ドールを狙うことの大変さを知りました。
ここでボディーブローのように効いてくる手ぶら感。
その後も特に目的などなかったため、本当にさっさと帰りました。
帰路の電車の中は一番きつい時間だったかもしれない、でも諦めずその場ですぐに最後の望みであるWEB抽選の申し込みをしました。
これでダメならもうダメです。
既にオークションサイト等で転売されているのを見ましたが、これに釣られてはいかんとすぐに見るのをやめました。


WEB抽選と神々から助け

なんだこのオカルトチックな見出しはという感じですが、私にとってはそうなので仕方あるまい。。
それに、野宮神社での願掛けも即効性こそありませんでしたが、遅れてもの凄いパワーを発揮したので、私は野宮さん信者にもなりそうです()

Twitterで、これまでのレグルスお迎えチャレンジにおける、あまりの私の悲惨すぎる運を見かねてか、様々な方からお言葉を頂いたり、抽選のご協力の申し出をいただきました。
本当に有難く、抽選のご協力は全部おねがいしたい!……と思いましたが、億が一全部当選したら(無いだろとは思いつつも)、一旦全部自分で引き取ってお家を探す覚悟でおりましたので、己のキャパシティ範囲内でご協力を頼みました。
本当にその節はありがとうございました神々……主に東の方に足向けて寝れない。。

抽選の発表までは、ドルパやアフターでお迎えした方のお写真を検索で拝見させていただきながらモキモキ待っていました。モキモキ。
その間に、北海道SRだけ少し遅れてのアフターだったため、現地の情報を貰ったのですが、なんとレグマク一桁ずつしか居なかったという……。
あまりの数の少なさに、もうガクブルです。厳しすぎる。。
勿論企業さんも余らせるわけにはいかないと思いますので、数の見極めって難しいとは思いますが……限定ドールがもう怖い。。
この後にある京都ドルパのピンクハウスコラボ、ゆめぴ&まぁちゃでも思い知らされる事になるのですが、限定ドールは本当に修羅の道だなと……。

とはいえ、やるだけの事はやりました。
もうこれ以上自分のできる手は思いつかない程度にはフルセットで参加した。
ここまでやってダメなら、もう全く縁がなかったという事で、あるのか分からん再販を待つしかないと思っていました。
そうやって迎えた抽選発表の日。当落は申し込みの全員にメールで通知が来ます。
丁度正午頃だったかな。
見事、当選のメールが届きました!
この所、ドールもドール以外も、あらゆる抽選に外れまくってたため、久々に見た「当選」の文字が本当に眩しかったです。
その後WEBサイト上でも、発送準備中の表記が見て取れて、私の5年ぶりのキャストドールのお迎えが決まりました。


合歓の木が咲く季節に来たドール

その後、お家に来てからしばらくは、検品後にクローゼットで眠らせていました。
ご協力者様の当選分のレグルスも全て引き取り、全てお家を決めてあげるまでは、私のこのお迎えチャレンジは終わりません。
オークションや匿名配送の出来るフリマサイトで探しても良かったのですが、やはり手数料分新しいオーナーさんに負担をかけてしまうので、不慣れですがTwitter上でお家を探しました。
すぐに良いオーナーさんの元へお家が決まり、そうしてようやく私の限定ドールお迎えの全てが終了。
実に長かったです……春だったのが、夏になってた程度には。。

お天気の良い日に、お披露目用に写真を撮りに行って来ました。
お洋服は違いますが、なるべくデフォルトの「レグルス」に近い姿で。
アイもウィッグもデフォルトのまま。
メイクがとっても綺麗で「限定ドールのメイクも綺麗だな〜」と関心しきり。
もともとメイクを変えるつもりがなかったので、我が家では限定ドールのメイクのまま愛でていく所存です。
(先に紹介したウィリアムズRGは割とすぐにメイクを変更しました)
というわけで以下ずらずらと只管写真が並びます。
最初なので、仲良くなるために一杯撮るという感じ^^

持っている百合の布花は自作です
横顔、こっち側もなかなか
座り
はっきり言って顎割れてます。結構攻めてる造形だな〜と
一番上のアイキャッチに使った写真
ドヤ顏とほんの少しのアンニュイさが内包されてて、そこが好き
なんかこの角度好きで、やたらいっぱいありました

かなり男らしい顔立ちだと思います。それに肌の色も褐色。
それでいて割とフェミニンなセーラー服も着こなせる、耽美な雰囲気がとても気に入りました。こういうお耽美な褐色の男子が欲しかった!
海の方にドライブするとハッとするようなピンク色の、少し南国の雰囲気もするような合歓の木(ネムノキ)が沢山咲いています。
ので、彼の名前はそこから合歓と名付けました。ネムくんです。

我が家での姿と、最後に

アイとウィッグ変えただけで、なんだか随分雰囲気変わりました

その後、レグルスことネムくんは速攻でアイを別のものにチェンジ。
お譲りに出そうかと思って、でも勿体なくて出せなかった紫色のアイがぴったりとはまりました。
相変わらずグルー外すの苦手なんだけど、今回は冷凍庫で2時間くらいキンキンに冷やして挑んだら、溶剤使わずにパキパキ取れました^^
ウィッグは家にあったものを取り敢えず被せたのですが、存外しっくり来てるかも。
なんとなく濃いブラウンの癖っ毛のイメージがあるので、これからピンとくるものをあんまり焦らずにゆっくり探していこうかと思います。

こうして書き出してみると「最初のドルパとアフター行かずに、抽選だけやっとけば良かったんじゃ?」と思われそうなんですが、私はあんまりそうは思わないんですよね。
勿論それが結果的には一番楽な手法だったと思うのですが、そのルートだと多分お迎え出来なかったんじゃないかなぁと。
ある意味、それだけ気合が入らないのなら、お迎えをするべきではないのかもしれない。
そんだけ、割と全力で頑張ったと思います。
久々で、一喜一憂しましたが、やっぱりなんだかんだとても楽しかったです^^

私のキャストドールのお迎え遍歴は、おそらく今年で終わります。
その締めのドールも、大変有り難い事にもうすぐやって来てくれます。
でもお人形者の「もうお迎えやめる」ほど信じられん言葉は無いと思いますので、別に信じなくて良いです()
まぁ、創作さんとかはまだまだこれから!とか思っているので、その、楽しく趣味生活を今後も謳歌したいなぁと、そのために頑張って働きます!
まだまだくたばってられないのだ……欲望には先立つ物が必要よ〜〜

特になんの参考にもならない、noteと言うよりチラシの裏な記事でしたが……。
ここまで見ていただき、誠にありがとうございました^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?